日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 2014年も後半がスタート・・・ *

2014年07月01日 | 雑感

 
一年の半分が過ぎて、今日は後半のスタートである。
早い、あと半分でお正月がくるねんなぁ。
昨夜、(半月後には神戸の夫人が退院、施設がなくとりあえず在宅介護となる電話をもらい)また別に一つの問題を抱え込むことになった。
無理やわ・・今でさえ歩行器でおトイレ行ってるのに。 四か月の入院生活で悪い足がいっそう細く弱くなったのに、今度はベッドから落ちたら骨折するわ。

本当なら今日は朝から家中のカレンダーをめくり、(よっしゃ!がんばろう!)と勢いつけて動く月初めの私なのだけれど。
悶々とした思いでいると、ピンポ~ン! お役所のバイトをしている友人が仕事が一段落したのよと寄ってくれた。

「あがってあがって、冷たいものでも飲んで行ってよ」
今日の大阪三十度超え、最近少し痩せてきた友人の姿を見ると玄関で立ち話と言う訳にはいかなかった。
朝からのどうしようもない思いと、でもたらたら時間を過ごすのはいや・・大切な下半期のスタートの日なのにと思いながらも、
動くことにいまいち気合が入らずにいた私は(友達がいらしてね・・だから休憩!休憩!)
自分にそんな言い訳をしていた。 誰が見ていて、誰が咎める訳でもないのに。

微糖のアイスコーヒーを飲みながら彼女の仕事の苦労話を聞き・・そうね、そうねと相槌をうつ。
もうご主人様が亡くなられて十年以上は経つ。 今は娘さんと二人暮らしだが、昔から話が良く合うのだ。
私が仕事する彼女の家を訪問することはないが、時に触れ折に触れ変わらず顔を見せてくれる五つ年上の人。
彼女の話もいっぱい聞かせてもらったが、最後は失敗談やお互いのボケた楽しい話になって笑い転げた。 
話の中にはいつも、反省があって新しい方向づけがあって、最後はがんばろうねと誓い合う。

二時間分の家の用事をささっとやりあげながら、彼女は私を笑顔にさせるための使者やったんやと、そう思った。

一段一段階段を上がると言うもどかしさ、痛み、自転車に乗れない今だけど、
彼女との二時間が、銀行や買い物にもショッピングカートを引きながら日傘をさして、よっこらよっこら歩きながらかかる時間も
難なく笑顔のままで感謝で歩け、そして過ごせた午後だった。

夕方来た長女が「今週あたり『新幹線の陸送』があるみたいよ」と情報を持ってきた。
いつもより遅く散髪したてで帰宅した夫を嘘でも「うんうん、いいね~」褒めるでもなく、なみはや大橋を渡り大正の千歳橋渡し場へ。
(夫画像) 




渡し場で夫だけ降りたが、新幹線の車両はどこにも見えないようだった。
陸送は金曜あたりらしいから、まだやねと言う事でUターン。 




南港大橋にかかる夕日。 
(夫画像)

まだ七時にはなっていない。 (写真では見たままの色合いではないが)
閉園七時の舞洲百合園、「夕日を待っていた人、今日はいい写真撮れてるよね」と言いながら車で話した。
夕日を狙って行った私たち、夕日は雲に隠れて見られなかったから。


一年の後半に入る最初の写真が夕日になった
『感謝』なのだと思った。 
目先の大変な事がらに憂えるよりも、今できることに感謝、生きていることさえ感謝なのだから思いを変えないと、とそう思った。

今、出来れば母に会いたい、母にあれもこれも話したい、聞いてもらいたい・・そんな気持ちになっていた。
もう九十一歳、高齢な母にはもう喜んでもらえることは伝えても、それ以外は話せないと分かってはいるのに。
実家の兄嫁さんとたとえば心配事などを話すとき
「みくさん、お母さんは強い人ですよ、大丈夫。 何があっても決して折れない人ですから」
今でもそう言ってくれるに違いないかも知れない。
しかし何か月もすれば私も六十五歳になる。 自分で、あるいは夫とで消化しないとね。

夕日を見た、娘のお蔭で。 
朝からの出会いは必然だったと思った。

【魂が震えるブログ】魂が震える一歩 こんなサイトの記事も、私を前向きにしてくれた。

一月一日の
「初日の出」を拝む人はいるけれど
十二月三十一日の
「最後の夕日」に手を合わせる人はいない。
いやな事も多かった一年かもしれないけど
多くの出会いが今の自分を創ってくれた。

わかりもしない明日をただ待つことより
感謝の心で
すべてを観ることができ
受け取ることができたらすばらしい。

同じ祈るなら自分のことより
多くの人の幸福を祈ることができる人間でありたい。

やさしさにも大きさが必要だ。

(林覚乗和尚のお話より)

それに添えられた筆者の言葉
初日の出や初詣で願い事をするのもいいけど、
もっと大切なのは、今あるもの、今あること、
支えて下さっている周りの人たちに感謝をすることなんですね♪