日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* まるで子供のように *

2014年07月11日 | 雑感


仲の良い台風の一家が通り過ぎた・・ではない、台風一過、まさに、まさに。

goo辞書さんによると、台風一過(台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡り良い天気になること)

久しぶりに、八幡屋公園へ行ってみた。


もうジャカランダの木には、花のひとつもなかった。 
今年のジャカランダ開花状況、尻切れトンボになったようで、見てくださった方には申し訳なさでいっぱい。

公園はすっかり夏バージョン。 


先月から広島の呉へ、釣りの予定をたてていた夫とその仲間たち。
常日頃の卓球仲間、夫婦や総勢七人。 
その中に広島県出身で身内が呉で民宿をやっていると言う方がいるらしい。 (今まで知らなかったけど)
車に乗らないご夫婦は新幹線で帰省しては釣りをし、良く釣りの途中に釣果の電話が入ったりする。 
そしてキャリーで発砲スチロールに目いっぱいの海の幸を入れ新幹線で持ち帰りお土産におすそ分けしてもらっている。 

金曜の夕方出発し到着後仮眠、土曜早朝から一日釣り、日曜の釣りはさだかでないが、大和ミュージアムに行く予定をしている。
予定は未定、勢力の遅い台風八号の影響でこのところずっと気をもんでいて、何度も電話をかけあっていた。 
何もこんなときに行かなくても・・と言ったら、最初はそりゃそうだと言っていたが、民宿がたまたま土曜の予約がなくて、
釣り船が空いていると言うし、広島の方は台風もそれるから大丈夫だと言う。

案じる私が一昨夜「いつでも行けるじゃん」と言うと「黙っとけ、様子の分からんもんが」とまじで怒った。
身内が民宿をしている友達への恩義、民宿の方の厚意に対して、そしてお客がたまたまいない好都合な土曜日、夫には様々な思いがあるのだ。

台風は進路を変え去って行った。
昨日から行くと決めていたので、影響がないのが分かり内心ほっとした。 

昨日から用意をしながらうきうき、気の合う仲間同士でいくのだから楽しくない訳がない。
万が一に釣れなくても、飲みながらわいわいと賑やかな時を過ごすだけでも楽しいであろう。
あちこちへ準備や打ち合わせの電話をする声が、いえ顔も嬉しさいっぱいなのが分かる。
まるで子供が遠足に行く前の夜のように。
それと釣りごろとかの番組を見るが、小さい魚でも釣ったときの男の人のあの嬉しそうな顔、あんな顔家庭では絶対見せてないと思う位。
あの嬉しそうな顔はまるで子供みたいだ・・、TVを見ながらいつも思う。
もちろん夫が釣りに行ったときの、「釣ったどー」の写真の笑顔も。

気持ちよく送ろう、無理はしないだろう、大人が七人もいるのだから。

以前、私の友人のご主人がスナックで、夫とその仲間が飲んでいる所へ遭遇したらしい。
卓球の後仲間で飲んでいたんだと思う。 みんなと楽しそうに語らい飲む姿を目にしたのである。
私たちもご主人とは知り合いだった。
「みくさんの旦那さんがすごい羨ましかった。 ええなぁいい友達がいっぱいおって」ご主人が言った。
以前は電気やさんをしていたが、個人のお店でありながらサービス精神に少し欠けていて、親しい友だちはいなかった気がする。
釣りに行く夫のことを書きながら、この事を思い出したのである。

若い時は卓球、ゴルフ、スキーや海水浴や色々、集まれば飲み会がつく、バブルの頃だ午前さまとかあって、私はあまり嬉しくなかった。
母子家庭みたいと思ったこともあって、遊び仲間を敬遠したことがあった。
夜中に夫が連れてきて今から飲もうと言うお隣へ丸聞こえと言う環境の中の非常識、夫がお風呂に入っている間友人に不足な思いを話したのだ。
「小さな子供三人もいるのにいつも遅くまで飲んで帰って。 今から・・もう夜中やのに両隣に迷惑ですよ」と。
そしたら「お母さん、ごめんなさい」と言い、帰って行った。 酔いはすっかり醒めたであろう、お酒のみの彼は。
「あれ? あいつは?」「帰ったよ」「なんや」
我が家でゴルフの後飲み会したとき、その彼は思い出して話すときがある。 忘れられないのだろう。 苦い私の思い出である。
その友人も今回車で行く三人のうちの一人。

今では多趣味な夫で良かったと思っている。 (勝手だけど)
リタイヤ後、なんの趣味もなく毎日家でTVを見るしかないと言う友人が良くこぼしている。
昼「間どこかへ出て行ってくれたらいいのに、掃除もできない、一日家にいるのよ」と言う。
私もそんなんだったら、いやだ。
だから私は、万が一にも夫が後に残っても、夫と遊んでくれる人はいる、何かあれば走ってきてくれる友人が何人もいる。
それは夫が積んだ、財産かも知れないと思っている。
それと私一人ではと、夫をブログに引き込んだが今では自分でアップ出来るし、死ぬまでできる趣味で大成功。 

夕刻七時半、二台の車で出発。
長女にカーナビをセットしてもらって、メガシャキを飲んで最高の笑顔で出かけた、まるで子供のように。

(魚は釣れんでいいよ、楽しんで無事に帰ってきてくれさえすればね)
心の中でつぶやきながら見送った。