日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 七夕 *

2014年07月07日 | 行事


木曜、孫たちが晩御飯に来ると言うので、関スパへ買い物に行ったら・・

「本日に限り、お買い物のレシートを見せて頂きますと笹の葉をプレゼントします」とのアナウンス。
毎年お花屋さんで、二百円で買っているのでラッキー!
帰りの自転車置き場で、笑顔のおじいちゃんが
「みんな笹持ってるけど、今日なんかあんの?」
「七日が七夕なので笹飾りをするんですが、お買い物をすると無料でいただけるんです」
「そうなんか」七夕なんぞ無関係って感じだった。

なつめとかんたは、輪っか作り。 かんたは保育園で作っているので得意げに作る。 

結婚した翌年の七月、長女が生まれた。
その翌年から七夕飾りを作り始めた。  
くしくも長女二十二日、長男と次女は二十四日。三人が七月生まれである。
経済的に産んだ。 バースデーケーキは二十二日、ろうそく・・長女がふーっ! 二本とって長男がふーっ! 三本とって次女がふーっ!
だから我が家にとって七月の七夕飾りは、子供たちの誕生日を前にしたお祝い月の、格別な行事だった。

一人、二人、三人・と子供たちが家から離れ自活するようになって、夫と二人になったときも飾りは欠かさなかった。
節分のヒイラギにイワシを・・と同じで、毎年していたことをやめるのは後で後悔しそうな気がして欠かせない。
七夕を前にして娘たちは家に帰ってきて、短冊に願い事を書いて飾って帰った。
こんな夢ある遊び心・・出来ればずっと楽しみたいと思う。

いつしか年月は経ち、今は孫たちとも飾りつけるようになった。
そんな自分の存在を、歳とったと言うか歴史と言うか・・なんだか不思議な気もする。
鹿児島の息子一家の軒下にも、ゆいちゃんが持って帰った笹飾りの短冊が揺れていることだろう。 

なつめが書いた短冊を見たら・・
「家ぞくや友だちを大切にして、みんな仲よくけんこうにくらせますように」
一年生のときはひらがなばかりだったけれど、今年は習った漢字まじりの短冊だった。 
なつめのもう二枚
「ひろととゆいちゃんに 会えますように」
「たなばた おりひめひこぼしが 天の川をのるのにせいこうしますように」

夫は昨年「ゴルフ今年中、85が切れますように」だった。
土曜のゴルフ、85だった。

昨日お昼夫と出かけるとき、玄関に笹飾りを飾ったが、すぐに雨が降りだした。 
ずっと降った雨で、今日は飾りがびっしょり濡れていたが
午後はぱらぱら降ったくらいで、雨はあがった。 
十一時過ぎ屋上へ上がったら、夜空は青く白い雲も見えた。
良かった・・七夕の夜のロマンチックな物語を思うと、晴れているとほっとする。

星・・少しぴか・・ 
田舎で見る夜空に天の川、集まった小さな星たちの川はきれいに見えるが、大阪の明るさでは、はっきり見えない。 
なつめの願い、届いただろうか。