EL-P - Cancer 4 Cure

洋楽レビュー/感想。
凝りに凝りまくってる曲構成の、
マニアックだけどキャッチーなHip hop作品。


◆EL-P - Cancer 4 Cure
いろんなジャンルを詰め込んだ、
カラフルで遊び心溢れる音の構成の曲に、
El-Pによる変態的なリズムのテクニカルなラップと、
いろんなゲストの個性が上手く化学反応を起こしていて、
曲がさらに個性的&魅力的になってますし、
実験的な要素があって曲構成も複雑で、
アングラ臭漂う曲もありますが、
ポップと形容出来る要素もあり、
どこか変なんだけど魅力に溢れてる感じで、
いつにも増して変な日本語かもですが、
「キャッチーでマニアック」と言えるような作品で、
実に個性的で実に素晴らしい！

曲の構成の面白さも然ることながら、
音の使い方や鳴らし方も素晴らしいですし、
アレンジもフックに溢れまくり、
ライムの構成も言葉遊び的な部分も多くて実に面白く、
ラップが苦手でなければ、何かしらの興味を持てると思うし、
「Fantastic Damage」には劣るかもですが、
Hip Hop作品の一つの最高峰の形であり音楽作品としても高水準な作品だと思う。
…サイケでマニアックだけどw