2022年の秋アニメ(10月開始アニメ)で最後まで見た作品の雑感/感想+a

2022年の秋アニメ(10月開始アニメ)で最後まで見た作品と、
「シャインポスト」と「アニサマ2022のStylipS(TV放送)」を見た雑感/感想。



◆アキバ冥途戦争
いろんな意味で「面白い」作品なのは間違いないけど
任侠映画中心にパロディー要素が多くあって、
メイドという名のヤクザばかりで殺伐としてるのに、
アキバ＆メイド文化が入ってるのもあり、
「萌え」要素も多分に入っていたりと「カオス」な部分あるので、
どこまでがギャグでどこまでがシリアスか分からないシーンや、
笑っていいのか笑ったらダメなシーンか分からない部分が多くあり、
北野武監督作品の「龍三と七人の子分たち」的な、
殺しのシーンを笑える感じにするセンスや、
タランティーノ的なセンスも随所で見られたし、
最終回のライブシーンなど筆頭に、
悪趣味＆悪ノリしてる部分が多くあったので、
実に評価し辛いんだよね～w
良い作品かと聞かれると凄く答えにくいｗ
作画はかなり気合入ってて綺麗で良かったし、
間の使い方や構図や演出なんかも素晴らしかったし、
「因果応報」や「抗争の行きつく先」なんかを
ヤクザ映画ばりに描き切ったのは実に見事だった。
所々で挟まれるギャグシーンなんかも良かったし、
（最終回で言うとラーメンを喰ってかない所や、
店長が店に来たけど雰囲気察して帰る所など）
最終回後半の良い意味で狂った展開と、
本編のヤクザ映画的な終わり方と、
エビローグの「ちゃんちゃん！」感も絶妙だったように、
纏め方なんかは最高レベルで良かった！
登場人物はみんな個性的で魅力的で、
特に店長のブレないクズな感じとか大好きでしたしw
声優さんは個人的に好きな芝居をする人ばかりで、
皆さん見事に役に成りきって演じていたのもあり、
演技の面なんかも最高に楽しめた！
特に和平なごみを演じた、
れいれいこと「近藤玲奈」さんの芝居は最高に良かった！
普通の女の子感を見事に出してましたし、
感情出すシーンなんかも実に上手かったし
最終回の黒豚になった時の感じの芝居も見事だったし、
最終回のエピローグ部分の声色の変え方などなど、
実に魅力的で最高だった！！GJ!!
最終回の富田美憂さんの芝居も実に良かったし、
田中美海さんと黒沢ともよさんも、
相変わらず魅力的で巧くて良かった！GJ!
かなり特殊な作品ですし、
沢山の人が死ぬ作品なんで、
人を選ぶでしょうが、
「アキバ」と「メイド」と「ヤクザ」を
巧みに組み合わせた発想は実にユニークで秀逸でしたし、
纏め方なんかも秀逸なんで、
個人的には迷作で名作だとは思うし、
好きか嫌いかで言うなら好きかなw
なお深堀りも出来るけど、
深堀したら負けな気がするのであえてしませんw



◆ヒューマンバグ大学 -不死学部不幸学科-
最後までダレる事無く興味深く楽しく見れたー！
アニメはお金掛ければ良いというものでは無いという典型的な作品で、
作画はFlashアニメみたいな感じだったので、
目を見張るものは無かったとはいえ、
作品に合った作風のアニメーションで
不満らしい不満は無いですし、
ニッチでダークな内容ながら、
解説や補足説明なんか入れて、
分かり易く＆巧く描いていたので、
個人的には色々と勉強にもなったし、
最後も良い＆らしい終わり方で良かったー！
声優さんは皆さん好演していて、
杉田智和さんに子安武人さんに
高橋広樹さんに宇垣秀成さんなど、
メインキャラ中心に
キャラにがっちりと声が嵌っていたし、
各々が個性的で魅力的な芝居をしていて
実に良かった！
その中でも小倉唯ちゃんの芝居が、
声色や芝居が新鮮だったのもありますが、
特に印象的だったし芝居自体も良かったー！
あの個性的で濃い面子の中で、
遊びも入れつつ魅力的で自然な上手い芝居をしており、
ロリ系や可愛い系も良いけど、
こういう大人の女性キャラ（低い声）も良いですね～！
最終回で多分唯ちゃんが演じたであろう、
シュークリームの声も可愛くて良かったw



◆チェンソーマン(※原作未読です)
毎回唸る部分があったように、
作画や構図や演出なんかは、
かなりハイレベルだったし、
ストーリーは予定調和じゃない展開多めで、
良くも悪くも容赦が無い作品で、
仲間含めて多くのキャラが死んだよねーw
映画のパロディーも色々と見られたし、
B級ホラー的な感じや、
タランティーノ的な演出なんかも良かった！
個人的には不安視してた毎回変わるED曲は想像以上に素晴らしく、
個人的には作品見た人には別の意味にもなる歌詞だったりする、
あのちゃんの曲が特に良かったというか、
聞いてて「ニヤリ」としたし面白いなとw

という事で、
原作未読という事もあるのか個人的には良い部分が多めなんですが、
一部の声優さんは明らかに力不足だったよね…
ディレクションだったのかもですが、
もう少し魅力のある芝居や臨場感のある芝居して欲しかったわ…
でもそれを差し引いても毎回楽しく見れたし、
凄くて素晴らしい作品だったなと。
続編期待してる！
なお個人的にベストOP曲は映像含めて今作です。





◆SPY×FAMILY 第2クール
普通に楽しく見れた―！
作画は綺麗で過不足ない感じで相変わらず良かったし
ボンドとフィオナ・フロストという、
魅力的なキャラが入った事で、
作品に良いスパイスが加わった感があったし、
アーニャ役の種崎敦美と、
ヨル役の早見沙織さんの芝居は、
更に魅力的で素敵で面白くなってましたし、
新キャラのフィオナ役の
佐倉綾音さんの芝居も素晴らしかったように、
声優さんの芝居面も実に素晴らしかったので、
個人的には第1クールより面白かったかなと。
良作！
なおOPとEDは第1クールの方が好きです。



◆転生したら剣でした
想像以上に面白かったー！
序盤はネタ色が強いと思われた内容は、
フランの成長を中心に描きつつ、
フランの過去の辛い出来事や、
アマンダの過去など、
重くて暗い部分も見せていたように、
意外なまでに深みがあったし、
師匠とフランの日常のやり取りは
見ててほのぼのしたし、
全体的に丁寧に作られていて、
可愛い＆コミカルな部分と、
シリアスな部分とのコントラストの付け方や、
熱くて深みがあるストーリーなどなど、
脚本や構成なんかはしっかりしており、
特に最後に分かったアマンダさんとフランの関係なんか、
実にエモくて良かったー！
声優さんの芝居は、
剣(師匠)役の三木眞一郎さんと、
フラン役の加隈亜衣さんの芝居最高だったー！
この二人が演じてなければ、
今作の魅力は半減していたと思うね。
それくらい二人の芝居は秀逸だった！GJ!!
アマンダ役の小清水亜美さんも流石の芝居！GJ！



◆恋愛フロップス
中盤に全てが空想と分かる展開は「おおっ！」となったし、
作画は最後まで綺麗で良かったし、
シリアス要素とギャグ&パロディー要素のバランス感や、
適度なエロ要素や意味深なタイトルなんかも良かったし、
最終回もエモくて中々に面白かったー！
声優さんは特別凄い人は居なかったけど、
皆さん好演してましたし、
最終回の伊藤未来ちゃんの芝居なんかは中々に良かった！GJ!!
個人的には第6話は声優さんの起用法含めてパロディー多めで好きでしたw



◆ヤマノススメ Next Summit
内容自体は丁寧に作られていたし、
背景の作画は綺麗で拘りまくりで素晴らしかったけど
時々人物の作画がかなり粗くなってたし、
作画枚数少な目で演出などもフックに欠けていて、
背景の作画や構図などがいくら凝っていたとしても、
流石に中弛み感あったし、
新キャラ筆頭に声優さんの芝居が微妙な人が多かったりと、
全体的に惜しさを感じたかな…
もっと時間と予算があればもっと良く出来たのは明白。
深みのあるストーリーや良い話多かったし、
拘りが感じられる部分多かっただけに勿体無いわ～
まあ芝居に関しては、
ディレクションかもなので一概に言えないですし、
短所を補って余りあるとまでは言わないまでも、
長所も多い作品だったんで、
最後まで十分楽しんで見れたんですけどね。



◆シャインポスト
よく出来た良い作品だったー！
課題や問題を一つ一つ解決していき、
時に仲間とぶつかり合いつつも、
どんどん結束が深まって
強く＆大きくなっていくという、
アイドル物でありながら
少年漫画的な胸熱な王道展開多めの内容は
実にエモくて良かったし、
アイドルのキラキラした部分も見事に描いてましたし、
シリアスとギャグのバランス感や、
緩急の効いた構成なんかも実に見事で、
周りと自分を比べて落ち込んで、
悩んで葛藤して克服して成長していく姿や、
各キャラの掘り下げをしっかりしていたので、
キャラへの愛着が沸いて、
どんどん好きになる＆応援したくなりますし、
伏線の回収も見事で、
春とマネージャー二人とも
本気でやると周りに迷惑を掛けるという、
共通点を持たせたのも絶妙だった！
マネージャーの考え方が
ドルオタが考えるような事多めで
理詰めで成長していく過程が描かれていたのもあり、
内容に説得力がありましたし、
ライブの見せ方も最高で、
ライブシーンが話のピークになるように、
スト―リーが組み立てられていたし、
ライブ見た時に感じる
「一瞬のキラメキ」的な物や、
「ゾワゾワするような感覚」も巧く描いてましたし
ダンスシーンの力の入れ方も特筆もので、
一人一人ダンスに違いを持たせていたもんな～
キャラクターは各々で明確に違う魅力がありますし、
個性がちゃんと確立してるのも見事！
声優さんの芝居面は、
気にならないと言ったら嘘になりますが、
及第点には届いてますし、
自分のキャラが主役の回の時なんか、
皆さん凄く気合が入っていて素晴らしかったし、
キャラにちゃんと成りきってる感あるので、
特に大きな問題では無いかなと。
ぶっちゃけ今作の「キーキャラ」である
「蛍」に最後まで説得力を感じなかったけど、
そんなマイナス面を差し引いても、
魅力的な作品なのに変わりはなく、
作画は最後まで綺麗で、
最終回は少し物足りなさはあったものの、
綺麗にまとめたとは思うし、
アイドル好きなら何か感じる物がある良作で名作だと思う！



◆アニサマ2022「StylipS」
正月にTVで放送していた「アニサマ2022」で「StylipS」のライブを見たのですが、
予想していたより何倍も良いパフォーマンスで実に良かったー！
結成時のメンバーの、
唯ちゃんこと「小倉唯」と、
キャリさんこと「石原夏織」の「ゆいかおり」の2人と、
現メンバーの
もえしこと「豊田萌絵」と、
みっくこと「伊藤美来」の「Pyxis」の2人という、
実際は一緒に活動した事は無い4人による「StylipS」で、
アニサマという「お祭り」の場という事もあり、
ダンスはあまり期待してはいけないかなと思っていたのですが、
最初の「STUDY×STUDY」から、
みんなダンスがキレキレで、
角度から速度や高さまで綺麗に揃っていたし、
各々がソロなどで現役でしっかり活動してるのもあり、
以前より全てに置いて成長が感じられ、
余裕というか自信も感じられましたし、
キラキラオーラも強くなり、
昔活動していた時より、
進化してるようにすら見えた！

2曲目の「Choose me ダーリン」は
基本花道を移動しながらのパフォーマンスながら、
出来るだけ振り付けをこなしていたのは良かったし、
「STUDY×STUDY」ほど綺麗には揃っていないように見えましたが、
ダンスなんかも十分良かったし
もえし筆頭に楽しんでる感出てたのも良かった！
MCでの自己紹介とか超懐かしかったし、
唯ちゃんとキャリさんのやりとりも良かったw
キャリさんは弄られてなんぼデスヨネーww
繰り返し見れば見るほど、
限定復活というのが実に勿体無いわ～
復活するといいな～




PS
新作アニメの感想も後日上げます。
予定だと来週末くらいに。