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100 Gecs - 10,000 Gecs (アルバムレビュー/感想)

2023-03-27 19:55:05 | 洋楽レビュー/感想 2023
洋楽レビュー/感想 2023


「ハイパーポップ」の旗手的存在である
Dylan BradyとLaura Lesのデュオからなる「100 Gecs」による、
おもちゃ箱をひっくり返したような雑多さと
テーマパークのようなエンタメ性とスリリングさがある
エクスペリメンタルでパンキッシュでハードでありながら、
ポップでキャッチーで若さとパーティー感に溢れてる、
ハイパーポップ/オルタナメタル/エレクトロポップ/エクスペリメンタルポップ作品。




◆100 Gecs - 10,000 Gecs
前作のポップでカラフルでカオスな感じや勢いそのままに、
かなりオルタナメタル/ロック色が強くなっているので、
以前よりハードでヘヴィになってる印象なんですが、
ポップさやキャッチーさやお馬鹿さは健在ですし、
いろんなタイプの音楽が入っていながら、
前作に比べたら実験的要素が薄れていて、
焦点が絞れている感じなのもあり、
分かり易く&聞き易くなった感じありますね。


前作にもあった「Skrillex」や「Sleigh Bells」に通じる感じやヒップホップ要素を残しつつ、
「Sum41」に「KoRn」に「Reel Big Fish」に「3OH!3」に「Papa Roach」などなど、
いろんなバンドや音楽の要素がパロディorオマージュ的に入っており、
90~00年代のUSオルタナロック/パンク/ラップメタル等の音楽に嵌った事がある人なら、
聞いててニヤニヤする事間違いないですし、
「POLYSICS」や「Devo」に通じる曲まであるように、
入っている音楽要素はかなり多種多様でバラエティに富んでるんですが、
組み合わせ方が絶妙で、
ハードでゴチャゴチャしつつもセンスに溢れているので、
良いフックになってる&ポップでキャッチーにまとまってますし、
ヒットチャートに入るような音楽を壊して
パンクでロックに自由に再構築&ヒップホップで解釈したような感じもあるし、
どこまでが本気でどこまでが遊びか分からない感じや、
良い意味で元気と若さと勢いとパワーがあるし、
全体的にパーティーピーポー感が漂ってるのもあり、
今の時代の「Andrew W.K」な雰囲気もあるかなとw


似たような感じの音楽はいくつかありますが、
これだけ自由奔放にやりつつ、
ポップでキャッチーでロックでパーティーな感じに仕上がってるのは中々無いと思いますし、
実験的でバラエティ豊かで興味深くて面白い作品なのは間違いないかと。
これからも要注目やわ~!

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