↑ 2010/08/26 撮影…カマキリ 2010/08/26 撮影…名は? (似た色のツマグロショウモンがよく来ています)
女郎花は盛りを迎え、
8月の日差しを受けて、花の少ない草庭に輝いています。
このところ、いつ見ても
蟷螂(かまきり)が女郎花の中に
じっと潜むようにしています。 2010/08/29 撮影…ツマグロショウモン
↑ 2010/08/12 撮影
[ キキョウ科ミゾカクシ属の多年草、毒 ]
日本では、
北海道~九州にかけて、
平地や山地の湿地に自生し、しばしば群生します。
草丈は、50~100cm。
花を除いて全体に毛がありません。
根茎は太く短く横に這って伸びます。
茎は中空で枝分かれせず直立します。
葉は、柄が無く、披針形で長さ4~7㎝、幅5~15㎜、先は鋭く、
縁に細かい鋸歯があり、多数の葉が互生します。
上部へいくほど小型となり、そのまま苞葉になります。
花期は、8~9月。
茎の上部に総状花序を出し、
短い花柄のある濃紫色の長さ2.5~3㎝の唇形花を多数付けます。
花冠は上唇は2深裂し、下唇は3浅裂します。
雄しべの葯と花糸は合体して筒状となり、
花柱がこれを貫いています。
萼は鐘形で、萼片は線状披針形です。
果実は、蒴果で長さ8~10㎜の球形、種子は卵形で光沢があります。
名は、沢筋に生えていて、
葉や花の色がどこかキキョウに似ていることから
付いたそうです。
濃い紫色の独特な形の花で
真っすぐに立つ姿には、
静かな中にも強さが感じられます。 2010/08/12 撮影…つぼみ
2010/08/17 撮影