↑ 2010/07/09 撮影
[ ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木 ]
関東南部・伊豆半島・紀伊半島・四国南部の、
海岸に近い山地渓流沿いなどに自生します。
樹高は、約2m。
枝を叢生して大きな株になり、
半円状の樹形を整えます。
葉は柄を持ち、倒卵円形で先が尖り、基部がくさび形で、
質が厚く無毛、縁に鋭い鋸歯があって対生します。
花期は、6~7月。
枝先に大きな散房花序を付け、
花序の中心には淡青紫色のガク片・花弁とも5枚の小さな両性花が集まり、
その周りに紫色を帯びたガク片4枚の装飾花(中性花)が少数付きます。
雄しべは約10本、花柱は3~4個で、
果実はさく果です。
紫陽花の母種とされ、
庭木としても用いられています。
有毒植物で、過呼吸・興奮・ふらつき歩行・痙攣・麻痺などの
中毒症状を起こすことがあります。
名は、装飾花が両性花を額縁のように囲むのを見立てて「額」、
藍色の小花が集まって咲くことから「あづさあい(集真藍)」が変化して付いたそうです。
別名 : ガク(額)
一枝いただいて、挿したものです。
下さるときに、
「このお花を絵描きさんが気に入られ所望なさった」とおっしゃっていました。
美しい色の大きな花を見ごとに付け、楽しませてくれています。 2010/07/03 撮影…つぼみ
2010/07/03 撮影
2010/07/06 撮影
2010/07/09 撮影