↑ 2017/09/23 撮影
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2019/09/12 撮影
[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]
北海道西南部~九州にかけて、
山地・丘陵の林縁や明るい林床に自生します。
草丈は、30~70cm。
茎に下向きの毛が生えているものとほとんど生えていないものがあります。
茎は直立し、いくらか屈曲します。
葉は、長さ10~15cmの楕円形で、
先が尖り、基部は心形で茎を抱きます。
質はやや薄く、両面とも細かい毛があり、互生します。
芽生えの頃の葉と基部ちかくの葉には、油点状斑紋があります。
花期は、7~9月。
茎頂や葉腋に散房花序を出し、
数個の花を上向きに付けます。
花被片は6枚、白地に紅紫色で大きめな斑点があり、
上半部が強く反り返ります。
雄しべは6個で、
花糸の先が曲がり、下向きに葯を付けます。
雌しべの花柱は上部で3裂し、更に先が2裂して,
腺毛状突起があります。
果実はさく果、長さ約3㎝の披針状三稜形です。
名は、山地に生えるホトトギスという意味から付いたそうです。
(ホトトギスは花被片の模様を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたもの)
初めて山杜鵑草の花の実物を見ました。
花被片が反り返っていて蕊が目立つ姿は、
図鑑から想像していた花とはイメージが違い、
個性的で奔放な花、という印象を受けました。
2017/04/21 撮影
2017/09/10 撮影
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2017/09/20
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2017/09/22 撮影
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2017/09/25 撮影
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2017/10/02 撮影
2017/10/04 撮影
2017/10/05 撮影
2017/10/12 撮影