しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ユウバリクモマグサ ( 夕張雲間草 )

2021-05-25 |  4月 の花たち

                      ↑ 2021/03/17 撮影

 〃

[ ユキノシタ科の多年草 ]

園芸店の名札には「シコタンソウ」と記してありましたが、
図鑑で調べますと、
花の姿から「ユウバリクモマグサ」のように思われます。

日本固有、基準標本は夕張岳です。
北海道の夕張岳、
高山帯の岩礫地に少数がまとまって自生します。
草丈は、2~12cm。
細い根生葉が枝分かれして広がり、そこから短い地上茎が立ち上がり、その先に葉を密生します。
葉は、柄が無く、3裂するものがまじります。
茎葉は互生します。
花期は、7~8月。
花茎は高さ 約10cm で短い腺毛をもち、
上部には数個の披針形から線形の葉があります。
頂に 径約1㎝の白い花を1~3 個付けます。
花弁の斑点はほとんどが黄色です。
シコタンソウとエゾノクモマグサの性質をあわせ持っています。
・絶滅危惧種・

初めて園芸店で出会い、シコタンソウと思って求めました。
シコタンソウは白い花びらに黄斑と赤斑があるそうです。
改めて図鑑を見てユウバリクモマグサは、赤斑が無いと知りました。
いたわりたくなるような楚々とした小さな花です。


2022/03/13 撮影


<  2021 年  >
2021/03/10 撮影


2021/03/17 撮影

 〃

 〃


2021/03/19 撮影


2021/03/25 撮影

 〃

2021/03/31 撮影


2021/05/25 撮影

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする