↑ 2014/04/12 撮影…花
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[ ユリ科ハラン属の常緑多年草 ]
九州鹿児島県薩摩半島の沖に位置する
宇治群島・黒島などに自生します。
草丈は、40~70cm。
根茎が地下を横に這い、
その所々から長い柄をもった1枚葉を出して、
群落を作ります。
若い葉は巻いた形で出てきます。
葉は、長楕円形で長さ30~45cm・幅8~15cm、
基部がせまく先が尖ります。
質は薄く硬く、光沢があり、両面とも深緑色、
主脈は隆起し左右の幅が異なります。
花期は、4~5月。
11月頃に短い柄の蕾を根茎の鱗片の腋に付け、
春になって開花します。
花は、筒状釣鐘形の径2~3cmで、緑色から褐紫色にかわり、
地面に沈むように接して上向きに開きます。
花被は短筒状又は盤状となり、上部は8裂し、
内側は褐紫色、外側には同じ色の斑点があり、
やや肉質で雄しべは8個です。
果実は液果、緑色の球状で、次第に黄色を帯びて裂開し、
数個の種を散布します。
古典園芸植物で、斑入りなどの品種があります。
古くから親しまれ、
花材や料理の敷物・飾りにも利用され、
日陰によく育つので、庭園の下草などにも植えられます。
根茎は利尿や強壮剤などに用いられます。
名は、美しい緑葉の姿から付いたそうです。
別称 ; バラン(馬蘭)
今日、葉蘭の古葉を整理しました。
花は目立たないので見過ごしがちですが、
外側に付いていたので、気付きました。
2014/04/12 撮影
…青い蕾
…色付いた蕾 …色付いた蕾
…開花
・
…果実 …種
2014/04/13 撮影…神代植物公園
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