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↑ 2010/09/14 撮影…アオジソ 2010/09/14 撮影…アオジソの花と若い実
[ シソ科シソ属 の一年草・中国南部原産 ]
牧野博士はアカジソの品種を標準型に分類しています。
古くに渡来し、畑に栽培されて多くの栽培品種があります。
草丈は、50~100cm。
全体に芳香があります。
茎は四角形で直立し、分枝します。
葉は、長い柄を持ち、広卵形で長さ6~10㎝、先は尖り、基部は広いくさび形または円形、
質はうすく軟らかく紫色となり、縁には粗い鋸歯があって、対生します。
花期は、7月~9月。
花は、枝先と上部の葉腋に総状花序を出し、
淡紫色の小さな唇形花を多数密に付けます。
花冠は筒部が短く5裂し長さ6㎜、下唇は上唇よりやや長めです。
雄しべは4本です。
花の下には小形の苞葉があります。
萼は5裂し唇形で、筒部には立った長い毛があり、上唇は3裂、下唇は2裂します。
果実は、4個の分果(種子)で球形~短卵形、宿存性の萼の底にあります。
葉は梅漬に用いられ、果実は塩漬けにして食用にします。
また香辛料・薬用とします。
アオジソ(青紫蘇)は葉が緑色で花が白色の品種です。
アントシアン系の色素の有無によって、赤ジソ系と青ジソ系に分けられ、
利用の形によって、芽ジソ・葉ジソ・穂ジソ・実ジソに区別されます。
梅干しや芽ジソには赤ジソ系が、葉ジソには主に青ジソ系が用いられます。
名は、漢名を蘇または紫蘇と言ったことから付いたそうです。
古名は、イヌエ(以奴衣)・ノラエ(乃良衣)
毎年、アオジソが零れ落ちた種から自然と生えてきます。
若葉を摘んで薬味や天ぷらに重宝しています。
友人から手作りの美味しいゆかりを戴きます。 2010/10/05 撮影…実