◉ 名の木落葉 (なのきおちば)・落葉の雨 (おちばのあめ)・落葉の時雨 (おちばのしぐれ)・落葉 (らくよう)・落葉時 (おちばどき)・落葉期 (らくようき)・落葉風 (おちばかぜ)・落葉山 (おちばやま)・落葉掃く (おちばはく)・落葉掻く (おちばかく)・落葉籠 (おちばかご)・落葉焚く (おちばたく)・落葉焼く (おちばやく)・桜落葉 (さくらおちば)・朴落葉 (ほおおちば)・槶落葉 (くぬぎおちば)・柿落葉 (かきおちば)・栗落葉 (くりおちば)・榎落葉 (えのきおちば)
皂角子(さいかし)の実は其のままの落葉かな ・・・・・ 芭蕉 [続寒菊]
焚くほどは風がくれたるおち葉哉 ・・・・・ 一茶 [七番日記]
拾得は焚き寒山は掃く落葉 ・・・・・・ 芥川龍之介 [我鬼句抄補遺]
むさしのの空真青なる落葉かな ・・・・・ 水原秋櫻子 [葛飾]
ごうごうと楡の落葉の降るといふ ・・・・・ 高野素十 [野花集]
冬になるとあらゆる落葉樹は葉を落とします。
枝を離れて落ちる葉やすでに落ちた葉を落葉といいます。
桜落葉、柿落葉のように特定の木の名をつけて季語として用います。
音もなく静かにおちる落葉や風に舞いながらおちる落葉、
風に転がる落葉の音や地に散り敷いた落葉の香など、趣のある冬の景色です。
その美しさに哀れを重ねた落葉は詩情をそそります。
落葉を誘う風を「落葉風」、
落葉が雨のようにしきりに降るさまを「落葉雨」「落葉時雨」といいます。
落葉を掻き寄せて落葉籠にいれたり、焚火にしたります。
あたたかき音の立ちくる落葉踏む ・・・・・ みなみ
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音もいろいろ、冬から早春の山道を歩くと積もった落葉がサクサク、ザクザク。
花後ちょっと大きい桜の葉はパラパラと、寒さが厳しくなるとモミジの葉がハラハラ。風が吹くと笹の葉がさわさわ。
昨今の季節感薄れる気候変動に、このような言葉や言い回しが少しずつ消えてゆく危機感を感じます。
こんばんは。
本当にそうですね。
季語は日本人の美意識や季節感、暮らしの感覚や心情を表現ている言葉で、日本語の中の宝石と言われていますね。
その時出会った季語によって、自句にその時の映像や声、匂いまで甦ります。
コメントありがとうございました。
落ち葉踏みしめ
急く家路
寒くなりました。
風情も何もありませんが、兎に角早く帰って炬燵に入りたい。(^_^;)
急ぐ家路に
踏む落ち葉?
こんばんは。
寒い日は早く帰って温まりたいですね。
帰路の道、乾いた落葉の音を立てて、足早に歩く様子などが感じられて、いいと思いました。
楽しみにしております。