久我山ホタル祭り(玉川上水)
◉ 蛍火(ほたるび) ・ 源氏蛍(げんじぼたる) ・ 平家蛍(へいけぼたる) ・ 姫蛍(ひめぼたる) ・ 蛍合戦(ほたるがっせん)・大蛍(おおぼたる) ・ 初蛍(はつぼたる) ・ 飛ぶ蛍(とぶほたる) ・ 蛍籠(ほたるかご) ・ ほうたる ・ 朝の蛍(あさのほたる) ・ 昼の蛍(ひるのほたる) ・ 夕蛍(ゆうぼたる) ・ 宵蛍 (よいぼたる) ・ 雨の蛍(あめのほたる) ・ 草蛍(くさぼたる)
草の葉を落つるより飛ぶ蛍かな ・・・・・ 芭蕉 [いつを昔]
大蛍ゆらりゆらりと通りけり ・・・・・ 一茶 [おらが春]
ほたるかごまくらべにしてしんのやみ ・・・・・ 飯田蛇笏 (雲母)
一の橋二の橋ほたるふぶきけり ・・・・・ 黒田杏子 [一木一草]
夏の宵、美しい光を明滅させながら
水辺の闇を飛び交う昆虫です。
昔は、草がむれて腐り蛍となる、と信じられていました。
代表的なものは、
大形の源氏蛍と小形の平家蛍で、
また山地には姫蛍がいます。
古来より蛍狩りの対象として親しまれ、
いろいろな伝説などとも関連し、詩歌にも詠まれてきました。
蛍の名所の名を冠して「宇治蛍・石山蛍・守山蛍」などとも呼ばれます。
* 秋の蛍 (初秋)
* 「蛍合戦」とは、多くの蛍が集まって雄雌が呼び交わす光の乱舞をいいます。
* 「蛍狩り(仲夏)」は、夏の夜に蛍を捕えたり飛ぶのを見物したりすることで、
「生活」の項目として取り扱っている歳時記もあり、
蛍の傍題として扱っている歳時記も見られます。
[ 甲虫目ホタル科の甲虫の総称 ]
草ぼたる光を水にかへしけり ・・・・・ みなみ
ゲンジボタル
九州~本州にかけて、
山間部の渓流などきれいな流水域の、
草や木が茂るところに生息し、
水際の柔らかなコケに産卵します。
幼虫の餌はカワニナで、
水際の湿った土中にマユをつくります。
成虫は他の蛍に比べて大形で、
短い期間に集中的に発生します。
群飛しながら一斉に発する冷光は
雄雌の合図で、
その光景は華やかです。
ヘイケボタル
九州~北海道にかけて、
湿原や里山の流れの穏やかな小川・水田・池などの
水の少し汚れた止水域に生息し、
水際のコケや草の根本に産卵します。
幼虫の餌はカワニナやタニシ・モノアラガイ・サカマキガイなどで、
畦や流れの縁の湿った土中にマユをつくります。
成虫はゲンジボタルに比べて小形で、
発生は通常長期にわたり密度は高くありません。
普通に見られる身近な蛍として親しまれてきました。
ヒメボタル
日本固有のホタルで、
幼虫は陸地に生活する陸生ホタルです。
平地~高い山地の暗く湿った自然林に分布し、
大型種は九州~本州まで、
小型種は神奈川以西の山地に近い林などに生息します。
土の上に産卵し、その卵は雨により土の間へと流れ込みます。
幼虫の餌はベッコウマイマイやオカチョウジガイなどで、
土の中に潜り「土繭」をつくりまが、
落ち葉の下の土の表面などでそのまま蛹になるものもいます。
成虫はヘイケボタルよりも一回り小さく、
黄金色に発光します。
ホタル
世界にいるホタルは約2000種が知られ、
日本には約50種弱が生息しているとのことですが、
ほとんどが一生を通じ陸地で生活する陸生です。
幼虫が水中で過ごすホタルは、
ゲンジボタル・ヘイケボタル・クメジマボタルの3種類のみで、
半水生はスジグロボタルの1種です。
ホタル科の幼虫は全種で発光しますが、
成虫になるとほとんど発光しないものが多くいます。
玉川上水・神田川に、
地元の商店街や学校で人工飼育したホタル約2000匹を
放流するそうです。
自然を守り、
自然環境を取り戻した形のホタルの自然発生を
考えているそうです。
今後に期待し、楽しみです。
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