4月20日(火曜日)から5月9日(日曜日)までの間(月曜日休館)、らいとぴあ21の1階展示スペースで、【緊急企画】Lost Loved Ones:Portraits from the Deep South into the Red Zoneが開催されています。
※Lost Loved Onesとは「最愛の人を失って」という意味で、愛する家族を一瞬の間に失った悲しみは、消えることなく、一生背負って生きなければならないというメッセージが込められています
※Red Zoneとは、「赤く染められた地域」という意味で、政府が完全に制圧できていない地域のことです
現在、タイで頻発している紛争を受け、紛争が激化した2004年から2007年までのタイ深南部の写真(フォトジャーナリストの後藤勝さん提供)を展示しています。
混乱が続くタイ南部では、2004年から2007年7月までに2300人以上が殺害され、6000人が爆弾や銃撃などで負傷しています。そして紛争で夫を亡くした女性は1000人を超し、親を失い孤児になった子どもは1800人います。
▲イスラム教徒のリーダーが車に乗り込んだとき、家族の目の前で銃殺された
らいとぴあ21の中村仁美さんは「あまり知られていないタイの悲惨な一面を知ってもらい、多くの人に平和について考えてほしい」と話しました。