箕面市北部の止々呂美地区で、特産のクリ「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が最盛期を迎えています。荷受け先となるJA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター(下止々呂美424)では、各農家から集まったクリの選別作業に追われています。
止々呂美地区では、山の斜面を利用してクリの栽培が行われており、この収穫が秋の訪れを告げる風物詩となっています。現在は約20戸の農家が栽培を行っています。栽培されているクリの多くは、「銀寄(ぎんよせ)」という品種で、実が大きく甘みが凝縮されており人気があります。
「銀寄」の集荷作業は、止々呂美で9月24日(火曜日)頃から開始されました。出荷作業は10月16日(木曜日)頃まで行われます。
止々呂美特産物センターによると、今年の夏は天候不良もあり、収穫量が心配されましたが、収穫前には好天気も続き昨年より多い、3トン近くの出荷量を見込んでいます。
JA大阪北部萱野支店職員の田和(たわ)さんは「銀寄は実が大きくて甘みが強いので、お菓子作りに向いています。皮ごと焼き栗、中の皮だけを残して渋皮煮、皮を全て剥き砂糖をまぶせてマロングラッセ、モンブランケーキにするなど、どの食べ方をしてもおいしいですよ」と話しました。
選別作業は、午後1時半から同センターの倉庫兼作業場で始まりました。まず虫がつかないように燻蒸を済ませたクリをベルトコンベアーに乗せ、虫食いや傷みなどの不良品を取り除き、選果機にかけます。そして、つぶの大きさ別にS、M、L、LLの4つのサイズに分け、それぞれ3、5、10キログラムの3種類の段ボール箱に詰めていきます。
「銀寄」は予約販売のほか、箕面中央朝市(場所:キューズモールふれあいパーク)や止々呂美ふれあい朝市などで購入できます。
同支店で予約販売される価格は、銀寄Mサイズが1キログラム900円(税込)Lサイズが1キログラム1,300円(税込)、LLサイズが1キログラム1,600円(税込)となっています。
<モミジーヌは「食欲の秋」が好きだよ!クリも食べるのが楽しみだな♪
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