2月13日(土曜日)に中央生涯学習センター・メイプルホールにて「第5回箕面食育フェア」を開催しました。
食育フェアは、食に関する意識と関心を高めるとともに、望ましい食習慣の形成を目指し食育を推進することを目的として年に1度開催しています。
当日はあいにくの雨模様にも関わらず、約300人の来場がありました。
★講演会
講演会のテーマは「『なにを食べる?』から『いつ食べる?』へ 時間栄養学のススメ~体と頭に効く朝ごはんとは?~」です。
国立病院機構京都医療センター研究員の津崎こころ先生にお越しいただき、生活習慣病予防につなげるための時計遺伝子についての話や、生体内リズムを整えるための朝食の大切さについて等を講演していただきました。
★おにぎりでゆずるの顔を作ろう!
食育ボランティア「食生活改善推進員(ヘルスメイト)」さんたちによるクッキングで、ゆずるおにぎりと豚汁を作りました。
材料には、市内農家の稲垣さんが作られた収穫したての大根や箕面市農業公社の人参などの箕面野菜をはじめ、ごぼう、玉ねぎ、青ねぎ等を使い、野菜たっぷりでした。
ゆずるおにぎりは、人参やカレー粉で味付けしたごはんに人参や海苔、大根葉を飾って顔を作りました。子どもたちが作った可愛らしいものから立体的に作ったものまであり、個性豊かに仕上がりました。
たくさんの野菜が入った豚汁や、野菜の風味がきいたおにぎりで野菜の良さを知っていただけました。
★食育展示
「箕面市の食育」のコーナーでは、食育の基本としてすすめている「3つのアクション」や日頃開催している食育教室などの内容、今年度行われた「みのおアイデアメニューコンテスト2015」の様子などを紹介しました。
「箕面市の農業」のコーナーでは、市内農家のかたや箕面市農業公社が学校給食に出荷されている様子、農業体験の様子などを紹介しました。
保育所や幼稚園、学校のコーナーでは、それぞれが実施している食育の様子を、たくさんの写真や実際に使用している教材、ポスターなどで紹介しました。
公立の保育所では保育士や調理員と小・中学校では栄養教諭等と市の栄養士が連携し、給食も活用しながら日々食育を推進しています。
助産師のかたによる食育のコーナーもありました。
★野菜販売
箕面市では、学校給食に市内農家のかたや箕面市農業公社が作った野菜を取り入れています。給食の野菜の良さを知っていただくために、農業公社で作られた大根、にんじん、白菜を販売しました。
「安心やね」「おいしそう!」と好評で、たくさん用意していた野菜はすべて完売しました。
第5回箕面食育フェアは好評のうちに終了しました。
箕面市では「3つのアクション」を柱に、妊娠期・授乳期から高齢期まで、生涯を通じた一貫した食育を目指しており、それぞれのライフステージに合わせた食育事業を栄養士が中心となって実施しています。
年に1度市内の食育の取り組みをご紹介する「食育フェア」で、食を通してより健康に楽しく過ごすコツを探してみてください。
<食べて、見て、聞いた体験が「食」について考えていくきっかけになってほしいな。