お久しぶりです。人権文化部文化国際室のニュージーランドの国際交流員のベラです。2月は、寒い日が続きましたが、梅の花がほころび始め、もうすぐ春が来ます。早く冬が終わって欲しいけれど、雪が降らず春に入るのは、私にとって少し残念な気持ちです。次の冬、絶対雪だるまを作ります!
11月のブログを書いてからもう3ヶ月が経ちました。今回のブログで、冬の間の業務や活動を紹介したいと思います。では、早速始めましょう。
まずは、12月の初旬に滋賀県で翻訳・通訳講座の研修に参加しました。1週間、全国から来た国際交流員(CIR)や外国語指導助手(ALT)と一緒に通訳について学びました。毎日、色々なシチュエーションで通訳をやってみました。例えば、学会の発表や歓迎会の司会など。通訳に関して全部詳しいプロの通訳者の先生がいて、とても勉強になりました。日本語→英語も、英語→日本語も通訳しましたので、将来、国際交流員として通訳する機会がありましたら、研修で学んだことを色々参考にしていきたいと思います。
研修は通訳だけではなく、他の国際交流員と交流するのに良い機会でした。研修が滋賀県であり、他の国際交流員は鹿児島や北海道など、遠いところから来ました。箕面市は割と近く、私はラッキーでした!出身国も様々で、インド人やロシア人、カナダ人など、世界中の人々がいました。
(司会の通訳をやりました。)
次に、12月と1月に、講師として消防本部の研修に3回参加することができました。消防本部では緊急のときに、日本語が話せない人をどのように守れば良いのかを考えています。緊急通報の場合、英語で通報が来たら、消防士も英語で対応するしかない時があります。生の英語を聞きながら練習できるように、私とフランシスコさん、国際交流員2人が消防本部へ派遣されました。
(火事ですか?救急ですか?)
研修で、消防士が1人ずつ私と英語で模擬の緊急通報をしました。内容は私の考えたシチュエーションで、「小野原西に大きな火事がある!」や「夜中、友だちと滝道を歩いて友だちが崖から落ちた!」など、やさしいシチュエーションもややこしいシチュエーションも練習しました。
(「火事です!」「はい、安心してください。」
お互いに緊張したと思いますが、消防士の皆さんは一生懸命英語で話しました。研修のあとでも、積極的に英語や外国人について様々な質問を聞いてくれました。機会がありましたら、また研修を行いたいです。(ちなみに、ニュージーランドと日本には緊急通報に違いがあります。ニュージーランドでは、救急・火事・警察は同じ電話番号(111)を使います!)
最後に、最近の翻訳の業務を1つ紹介したいと思います。皆さん、市の広報紙もみじだよりを読んでいますか?毎月、「命のパスポート」という記事が載せられています。「命のパスポート」では、地震や台風、大雨などの災害が起こったときに、どのような行動をとれば良いかを紹介しています。
日本語があまり話せない外国人の市民のため、30年11月から、箕面市のホームページに「命のパスポート」の英語版、「Survival Passport」を掲載しています。災害があまりない国から来た人は、災害が多い日本に来るとどのような行動をとれば良いか、とても戸惑います。母国が地震や台風が多くても、日本での行動とかなり違う場合があります。ニュージーランドも地震が多い国ですが、自治会はないし、学校が避難所ではないし、行動がだいぶ違います。こういった理由で、外国人市民が日本の災害の行動について知ったほうが良いと思います。
(30年11月のSurvival Passport)
英語を話す外国人の皆さん、または英語を話す外国人の友だち・知り合いがいる皆さん、ぜひこの機会「Survival Passport」を読み、まわりの人に紹介してください。毎月新しいのを掲載しますので、定期的にご確認ください。
今回のブログを読んでいただき、ありがとうございました。フランシスコさんも冬の間の業務についてブログを載せましたので、是非ご覧ください!じゃあ、また5月に~!