撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

キウィの冬の業務の紹介

2019年02月25日 | 国際交流員から

お久しぶりです。人権文化部文化国際室のニュージーランドの国際交流員のベラです。2月は、寒い日が続きましたが、梅の花がほころび始め、もうすぐ春が来ます。早く冬が終わって欲しいけれど、雪が降らず春に入るのは、私にとって少し残念な気持ちです。次の冬、絶対雪だるまを作ります!

11月のブログを書いてからもう3ヶ月が経ちました。今回のブログで、冬の間の業務や活動を紹介したいと思います。では、早速始めましょう。

まずは、12月の初旬に滋賀県で翻訳・通訳講座の研修に参加しました。1週間、全国から来た国際交流員(CIR)や外国語指導助手(ALT)と一緒に通訳について学びました。毎日、色々なシチュエーションで通訳をやってみました。例えば、学会の発表や歓迎会の司会など。通訳に関して全部詳しいプロの通訳者の先生がいて、とても勉強になりました。日本語→英語も、英語→日本語も通訳しましたので、将来、国際交流員として通訳する機会がありましたら、研修で学んだことを色々参考にしていきたいと思います。

研修は通訳だけではなく、他の国際交流員と交流するのに良い機会でした。研修が滋賀県であり、他の国際交流員は鹿児島や北海道など、遠いところから来ました。箕面市は割と近く、私はラッキーでした!出身国も様々で、インド人やロシア人、カナダ人など、世界中の人々がいました。


(司会の通訳をやりました。)

次に、12月と1月に、講師として消防本部の研修に3回参加することができました。消防本部では緊急のときに、日本語が話せない人をどのように守れば良いのかを考えています。緊急通報の場合、英語で通報が来たら、消防士も英語で対応するしかない時があります。生の英語を聞きながら練習できるように、私とフランシスコさん、国際交流員2人が消防本部へ派遣されました。


(火事ですか?救急ですか?)

研修で、消防士が1人ずつ私と英語で模擬の緊急通報をしました。内容は私の考えたシチュエーションで、「小野原西に大きな火事がある!」や「夜中、友だちと滝道を歩いて友だちが崖から落ちた!」など、やさしいシチュエーションもややこしいシチュエーションも練習しました。


(「火事です!」「はい、安心してください。」

お互いに緊張したと思いますが、消防士の皆さんは一生懸命英語で話しました。研修のあとでも、積極的に英語や外国人について様々な質問を聞いてくれました。機会がありましたら、また研修を行いたいです。(ちなみに、ニュージーランドと日本には緊急通報に違いがあります。ニュージーランドでは、救急・火事・警察は同じ電話番号(111)を使います!)

最後に、最近の翻訳の業務を1つ紹介したいと思います。皆さん、市の広報紙もみじだよりを読んでいますか?毎月、「命のパスポート」という記事が載せられています。「命のパスポート」では、地震や台風、大雨などの災害が起こったときに、どのような行動をとれば良いかを紹介しています。

日本語があまり話せない外国人の市民のため、30年11月から、箕面市のホームページに「命のパスポート」の英語版「Survival Passport」を掲載しています。災害があまりない国から来た人は、災害が多い日本に来るとどのような行動をとれば良いか、とても戸惑います。母国が地震や台風が多くても、日本での行動とかなり違う場合があります。ニュージーランドも地震が多い国ですが、自治会はないし、学校が避難所ではないし、行動がだいぶ違います。こういった理由で、外国人市民が日本の災害の行動について知ったほうが良いと思います。


(30年11月のSurvival Passport)

英語を話す外国人の皆さん、または英語を話す外国人の友だち・知り合いがいる皆さん、ぜひこの機会「Survival Passport」を読み、まわりの人に紹介してください。毎月新しいのを掲載しますので、定期的にご確認ください。

今回のブログを読んでいただき、ありがとうございました。フランシスコさんも冬の間の業務についてブログを載せましたので、是非ご覧ください!じゃあ、また5月に~!

<忙しくても楽しそうモミ!

 


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異文化理解の冬

2019年02月25日 | 国際交流員から

こんにちは!文化国際室のメキシコの国際交流員フランシスコです。本格的な寒さが身にしみる頃、風邪をひいていませんか。といっても、今年は暖冬だと思いませんか。この冬、国際交流員として行ったことについて書きたいと思います。

2018年12月19日(水曜日)午後6時半~8時まで、西南生涯学習センターで、「海を渡る必要なし!箕面で世界発見!」という国際交流員による多文化理解ワークショップを行いました。6人が参加してくれました。

ワークショップで、色々な国について話したり、海外の音楽やダンスを体験したり、言葉や風習や文化についてディスカッションしたりしました。

最初、知らない人にいきなり話かけるのが簡単じゃないからか、参加者はちょっとシャイでした。でも、アイスブレーキングで自己紹介をして、適当に選んだ国について話してもらったら、皆さんはすぐ積極的にしゃべれるようになりました。アイスブレーキングの後、世界の文化などについて考えてもらうクイズをしました。正解するために一生懸命考えている参加者の姿を見てとても楽しかったです。

ワークショップで一番楽しかったのは、音楽と踊りについて話したことです。参加者にニュージーランドやメキシコの踊りが持つ意味や踊る理由について知ってもらうため、メキシコのクンビアを踊ってもらって、マオリのポイ(踊りの道具)も使ってもらいました。踊りの名前を改めて聞き直すほど楽しんだ参加者もいました。

ワークショップの最後には、育った環境などの簡単なことや、価値観などの難しいことを聞いてくれて、参加者と面白いディスカッションができました!

3月には、またワークショップを行いますので、興味があればぜひ参加してみてください!
文化国際室のイベントや国際交流員について

2019年1月24日(木曜日)午前10時から11時半まで、市役所で、「外国人と日本語でコミュニケーションを取るには?」という異文化理解セミナーを行いました。ワークショップと違って、ニュージーランドのベラさんと共に行いました。去年の1月もセミナーを行って、これが2回目となりました。今回のテーマのほうが面白かったからか、前より外国人が市役所に働いていることが知られていたからか、理由は分かりませんが、今回のセミナーには97人が参加しました。かなりの人数でした!

セミナーでは、まずどうして外国人とコミュニケーションを取る必要があるのかを説明して、コミュニケーションとは何なのかとコミュニケーションを取る際の問題について考えました。そして、外国人がしゃべる日本語を理解してもらうため、外国人の日本語習得について話しました。その次に、「やさしい日本語」というコミュニケーションの問題を解決する方法を紹介して、やさしい日本語のポイントを説明しました。最後に、文化の違いから生じるコミュニケーションの問題について話しました。

セミナーの内容は、理論的なものと自分の経験を併せて説明しました。体験したことを述べていた時に参加者が頷いたりしていて、アンケートを読んだら、文化の違いを聞いて驚いたなどの意見がありましたので、セミナーの内容に興味をもってくれたと思います。私にとっても、セミナーの準備をしていた時、知らなかったことが山ほどあって、すごく勉強になりました。

おそらく、来年の1月頃にまた国際交流員がセミナーをやると思いますので、良かったら参加してください!

これからも国際交流員が様々な活動をしていきますので、今度はそれについて書きたいと思います。

春はもうすぐそこまで来ています。皆さんお元気で!

<踊りは楽しかった!もっと色々な文化を体験しようモミ~!


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