様々な年代やジャンルのレコード、楽器、歌にまつわる道具などを紹介する企画展「みのお音楽玉手箱」を、令和5年4月21日(金曜日)から7月5日(水曜日)まで箕面市立郷土資料館で開催しています。
展示は3つのコーナーに分かれており「蓄音機とレコード」「歌と道具」「音を奏でる」と題し、市民のかたからの寄贈資料や借用資料など約100点を展示してします。
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「蓄音機とレコード」のコーナーでは、明治10年(1877年)にトーマス・エジソンが世界ではじめて音を録音・再生できる「フォノグラフ(蓄音機)」を発明してから、明治43年(1910年)に日本初のレコード会社「日本蓄音機商会(ニッポノホン)」が設立され、国産レコードの生産が始まるまでの歴史を背景とした、蓄音機や多数のレコードを展示しています。レコードは、「長唄」「民謡」「能」「流行歌」「クラシック」「子供のうた」の各ジャンルごとに分類した上で、ジャケットや歌詞カードを添えて展示しています。
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特に「能」のジャンルでは、室町時代、観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子により大成された日本の伝統芸能である能について、能の楽譜である謡本(うたいぼん)や舞台で演者が身に纏う能装束(のうしょうぞく)や能の解説本を展示し紹介しています。
金糸銀糸を使った能装束からは、日本古来の美意識を見ることができます。
続いて「歌と道具」では、「ずいずいずっころばし」「だるまさん」「すずめのお宿」「あめふり」「夏は来ぬ」の歌詞とともに歌詞の中での歌われている道具類や箕面の自然や風景パネルを併せて展示し、私たちの心にある思い出や、郷土の美しい風景を紹介します。
最後に「音を奏でる」では、箏(こと)や三味線や大正琴などの和楽器、バイオリンやギターやマンドリンなどの洋楽器、三味線の教本等を展示し紹介します。
この企画展では、普段見る機会が少ない大正琴などを間近でみることができます。
本企画展を担当した同資料館の職員は「幼い頃にわらべうたで遊んだこと、学校の音楽室で合唱したこと、テレビやラジオから流れていた流行歌を聴きながら過ごした日々。懐かしい音楽を聴くと、まるで玉手箱のようにそれらの思い出があふれ出てくることでしょう。今回の企画展示を通してそんな懐かしさと、郷土箕面に住むすばらしさを感じていただければと思います。」と話しました。
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●企画展「みのお音楽玉手箱」(開催中)
【期間】~7月5日(水曜日)まで ※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
【費用】無料
●蓄音機実演
【日時】6月18日(日曜日)、6月24日(土曜日)午後2時~3時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【内容】レコードを蓄音機で再生して、昔の「音」を体感する
【定員】20人(当日先着順、午後1時30分から整理券配布)
【費用】無料
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
<レコードで聞く音も良いモミ~!
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箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています