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Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服
皆さん、kei te pēhea koe・how have you been?(マオリ語・英語:「元気にしていますか?」)
NZ(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。11月になり、日本と季節が反対のNZでは、春になりました。9月の第2週目はNZで「Te Wiki o te Reo Māori」が行われました。・・「Te Wiki o te Reo Māori」とは、何でしょうか?解説します!
「Te(テ)」= 英語の「The」とは関係ありませんが、使い方が似ている
「Wiki(ウイキ)」= 英語の「Week(週)」の借用語
「o(オ)」=「の」
「te(テ)」= 上の「Te」と一緒
「Reo(レオ)」=「言語」
「Māori(マオリ)」= ニュージーランドの先住民族である「マオリ族」!
というわけで、「マオリ語ウイーク」です!
毎年、マオリ語の復活を活動の一つとして、NZではマオリ語ウイークというイベントが行われ、NZの皆さんがマオリ語をもっと話せるように目指す貴重な機会となっています。一週間の間、様々なマオリの文化や言語の取り組みがあります。例えば・・
- カフェで「マオリ語・NZ手話で注文するフレーズ」の案内が表示され、それを見ながらマオリ語やNZ手話で注文ができる
- スーパーの中で、野菜などの商品の名前の表示がマオリ語に変わる
- テレビのCMやニュース番組でマオリ語の音声で英語字幕、または英語の音声でマオリ語の字幕が流れる
- マオリの伝統芸術や舞踊のパフォーマンスや展示、ワークショップなどのイベントが開催される
普段の日常生活にも様々なマオリ語の単語が混ざっています。英語で話しいてても、よくマオリ語の単語が出てきます。
カフェが使用できる「マオリ語とNZ手話でコーヒーを注文する」案内
それでは実際にマオリ語を一緒に学びましょう!
「Aotearoa(アオテアロア)」
一番覚えてほしいマオリ語の単語は「Aotearoa(アオテアロア)」です!
日本でいう鎌倉時代末期に、船で海を渡ってきたマオリ族によって初めてNZは発見されました。彼らが船から土地を見たとき、「長い、白い雲」に見えたようだったので、その意味を持つ、マオリ語で「アオテアロア」と名付けました。現在、NZに住んでいる人々誰もが「ニュージーランド」の代わりに「アオテアロア」や「アオテアロア ニュージーランド」と呼ぶことが多いです。
「pepeha(ペペハ)」
人前でスピーチをするとき、始めにマオリ語で挨拶することが多いです。マオリ語で「挨拶」は「mihi(ミヒ)」と呼ばれ、その中で独特な「pepeha(ペペハ)」(自己紹介)があります。私はマオリの部族とその集会所がありますので、私のペペハはこちらです:
tēnā koutou katoa
皆様、こんにちは(3人以上への正式な挨拶)
ko trees toku ingoa
私の名前はトレースです
ko te ātiawa te iwi
私の「イゥイ」(部族)は「テ アティアワ」です
ko waikawa te marae
私の「マラエ」(部族の集会所)は「ワイカワ」(地名)にあります
tēnā koutou, tēnā koutou, tēnā tātou katoa
改めまして誠にありがとうございました(3人以上への正式な挨拶)
ペペハには様々な種類がありますが、ほとんどの場合は先祖の出身地が含まれていて土地との繋がりがよく感じられます。
9月中、マオリ語の教室に通っている友達が同級生と一緒に毎週マオリ工芸の体験を行いました。(左上:マオリ舞踊に使われている「Poi(ポイ)」、右上:亜麻織物、左下:集会所の「Marae(マラエ)」、右下:ジャケットにマオリの旗を手描で描きました)
マオリ語の簡単なフレーズを練習しましょう!
- こんにちは = Kia ora(キヨォラ)
※「ありがとう」や「またね」としても使えます! - おはようございます = Mōrena(モーレナ)/Ata Mārie(アタ マーリエ)
- またね = Ka kite(カ キテ)
- ようこそ = Haere mai(ハエレ マエ)
- 家族 = Whānau(ファーナウ)
- ※友達や周りの皆さんでも「ファーナウ」と言えます!
- お元気ですか? = Kei te pēhea koe?(ケイ テ ぺヒア クェ?)
- 元気です = Kei te pai(ケイ テ パイ)
- 頑張ってください = Kia kaha (キア カハ)
- マオリ語 = Te reo Māori (テ レオ マオリ)
初めてマオリ語の挨拶を使ってみたら、マオリ語ウイークが終わっても年中に使い続けられます!このようにNZで色んな言語の「~語ウイーク」が増えていて、楽しく他の人々の文化について勉強になれます。皆さんはどんな言語で挨拶できますか?
他のブログに興味があれば、「国際交流員から」のボタンからご覧ください!箕面市はNZとメキシコと姉妹都市関係があり、国際交流員の私とオーランドさんがそれぞれの国の文化を紹介しています。それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)
(1・3・4番目の写真提供:www.reomaori.co.nz(外部リンク))
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(私の名前はモミジ~ヌ)モミ~