撮れたて箕面ブログ

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昔の暮らしが見えてくる!貴重な民俗資料展示する企画展「昔の生活スタイル展」が郷土資料館で開催されています。

2023年11月24日 | こんなことがありました!

郷土資料館では、来年4月の移転準備のため「みのおサンプラザ1号館」での最後の企画展となる「昔の生活スタイル展(くらしの道具編)」が開催されています。これまでも箕面が辿った歴史や箕面に住む人々の暮らしを常設展示や企画展で紹介しましたが、今回の企画展は、その集大成と位置づけ、市民の皆さまから寄贈された多数の収蔵品を中心に、衣食住の観点から、「昔の生活スタイル」を一部再現しながら紹介しています。

前半の10月6日(金)から11月8日(水)までの「着る・装う編」に引き続き、後半は11月24日(金)から12月27日(水)までの期間で、食・住や昔の遊びなどで使われてきた「くらしの道具」をテーマに紹介しています。

「食」コーナーでは、日本人の主食である米を作るために使われていた稲作道具を始め、炊事をする際に使われていた、かまど、羽釜、火吹き竹などの調理道具や、卓袱台(ちゃぶだい)や箱膳といった食事の際に使われていた道具などで再現した、「昔の食卓」を展示しています。
「住」コーナーでは、「昔の部屋をのぞいてみよう」と題して、当時の文机や筆・硯、柱時計、飾り棚で書斎を再現しています。その他にも掃除や洗濯、裁縫や薬箱などを生活シーン別に展示しており、当時の人の日常や生活スタイルが垣間見えるコーナーになっています。

食・住の他にも、「学びと遊び」コーナー、「当時の防災」コーナーがあります。「学び・遊び」コーナーでは、今とは違う5つ玉のそろばんや昔の教科書、大人から子どもまでの幅広い世代の遊び道具(ブリキのオモチャ、ボードゲーム、花札、めんこ、かるた等)を展示しています。また、「当時の防災」コーナーでは、今では見ることのできない、手動式の腕用ポンプや、竜吐水など、大正時代や明治時代に活躍していた防災道具が紹介されています。
どのコーナーも当時の生活スタイルを切り取った資料が数多く並んでおり、生活のシーン別に展示しているので、まるで昔の人の生活を見ているかのような、迫力のある企画展になっています。

今回の企画を担当した職員は「ガスも電気もない限られた資源の生活の中で、これほど自分たちの生活を充実させていた、昔の人の知恵と工夫をぜひ感じていただきたいと思いますし、現在私たちが取り組むべき、「循環型社会」を、意識せずとも行っていた昔の人の知恵や工夫のある生活をぜひ感じてください。」とコメントしました。


また、旧郷土資料館は、1月4日から移転準備に伴い休館します。移転先は第二別館(旧教育センター跡)で、2024年4月頃に開館予定です。

●企画展「昔の生活スタイル展・後半 くらしの道具編」(開催中)
【期間】11月24日(金曜日)~12月27日(水曜日)まで ※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【費用】無料
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694

 

 

<見たこともない昔の道具たちを見ることができるモミ~


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