撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

日本シニアアメリカンフットボールリーグ戦で初代チャンピオンになられたOVER40 Legendersに箕面市長表彰!

2015年03月18日 | こんなことがありました!

1月に東京で行われた日本シニアアメリカンフットボールリーグ戦において初代チャンピオンになられたOVER40 Legenders 代表 松本 崇利さんに、3月4日(水曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。

学生時代アメリカンフットボール部で活躍されていた松本さんは2012年に箕面市でOVER40 Legendersを発足させ活動を開始されました。チームは40才以上のアメフト経験者で構成されていて、メンバーは現在70名ほどになってます。
毎週日曜日に朝7時から大阪商業大学のグラウンドで大学のアメフト部の学生と一緒に練習をされていて、学生に作戦を指導するなどお互いが刺激し合える良い関係でレベルアップにもつながっているそうです。

また、松本さんはアメフトを生涯スポーツとして楽しみ、発展と普及に取り組むためにシニアアメリカンフットボール協会を2013年に設立されました。
安全に競技を行うために、腰から下へのタックル、ブロックの禁止など、ルールの変更をおこなったり、シニアとジュニアの試合を同じ日に開催し、ジュニアチームへのサポートや普及活動などをされています。

「今後はアメリカンフットボールを幅広い年代で楽しめるように年代別のチーム作りなどをおこない、もっともっと発展させ広めていきたいです」と話されました。

 

最後に、倉田市長は「2連覇達成をめざして頑張ってください。」と激励しました。

 

 

  <松本さん市長表彰おめでとうございます。持参のヘルメットとプロテクターとても軽くてビックリ!モミジーヌもこれを着てタッチダウンやってみたいモミ~!


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第8回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会に出場した永井励さんと永井秀さんに箕面市長表彰!

2015年03月17日 | こんなことがありました!

昨年開催されたJKJO(全日本空手審判機構)指定の予選大会において優秀な成績をおさめ、11月に国立代々木競技場で開催された「第8回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」において、小学6年男子40㎏未満の部に出場された永井励さんと、小学3年男子27㎏以上の部に出場された永井秀さんに、3月3日(火曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。秀さんは今回で2回目の受賞です。





兄の励さんは昨年6月に開催されたJKJOの選抜指定大会である全四国空手道選手権大会でベスト8の成績をおさめ、弟の秀さんは昨年5月に開催された第21回西日本ジュニア空手選手権大会で準優勝を獲得され、それぞれ全国大会への出場権を得られました。

励さんは、5歳のときにお父さんとたまたま通りかかった近所の道場で空手を見て、かっこいいと思ったのが、空手を始めたきっかけだと話されました。秀さんも、励さんの練習について行くうちに、自分も空手をしたくなり、一緒に練習を始めるようになりました。現在、豊中市内の道場で平日にほぼ毎日、2時間ほど練習されていて、土曜日の朝に練習されることもあるそうです。道場では、高学年が低学年と手合わせするので、お二人とも、兄弟で一緒に練習できることがとても楽しいと話されました。



年に10回ほど開催されるJKJOの選抜指定大会では、全国大会への出場資格を獲得するとワッペンがもらえるので、それを道着の袖につけることを楽しみにしているのだそうです。3年前に弟の秀さんがとり、悔しい思いをした励さんもさらに練習を頑張りワッペンをとることができました。

今は11月に開催される全国大会に向けて、全国各地で出場資格を獲得するための選抜指定大会が始まっているので、負けず嫌いな性格だと言うお二人は、すでに人一倍練習に打ち込まれ、まずは横浜で開催される大会に出場される予定です。



倉田市長は「また次回の大会の報告を楽しみにしています。応援してるので、頑張ってください」と激励しました。





<励さん、秀さん、市長表彰おめでとうございます。次は、連続出場をめざしてガンバッテ~! モミジーヌも応援してるよ~!

 


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林野火災合同消防訓練を実施しました。

2015年03月16日 | こんなことがありました!

 3月15日(日曜日)、下止々呂美の日鉄鉱業株式会社 長尾山採石所に協力をいただいて、大阪市消防航空隊、近隣消防本部、箕面市消防団及び箕面市消防本部が合同で林野火災消防訓練を行いました。

  この訓練は、平成27年「春の全国火災予防運動」に合わせて春先の空気が乾燥するこの時期に全国で多く発生する林野火災に対し、大阪市消防航空隊、池田市消防本部、豊能町消防本部との連携体制を充実させるとともに、消防団員・消防職員の林野火災に対応する警防技術の向上を目的として実施しました。

  

  訓練の想定は、「箕面山において入山者によるタバコの火の不始末により出火、延焼拡大している」とし、敷地内の斜面を山林と見立てて訓練を行いました。

 

 現場指揮隊の車両を先頭に訓練が開始されました。

  

 

 林野火災では市街地にある消火栓が使えないので、池の水を使って消火します。


 

 池から吸い上げた水を先に送るために何十本ものホースを延ばし、その途中に消防車が中継に入ります。(池田市及び豊能町消防本部の応援車両)

 

 消防団止々呂美方面隊がホースを延長しています。

 

 出火場所に一番近くに到着した消防隊は池から水が送られてくる前に、消防車に積んだ水を利用し延焼を防止するため泡・水放水を行います。

 

 

 大阪市消防航空隊のヘリコプターが到着し、空中散水を行いました。

 

 今回の訓練では、池田市と箕面市の指揮隊が出動し、消防隊の活動指揮にあたりました。

 

 訓練総指揮者へ訓練の終了報告をしています。

 

 

   大切な「箕面のみどり」を林野火災から守るため、山の中での火気の取り扱いには十分気をつけてね!

 


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西小学校3年生がジャガイモ植付けをしました!

2015年03月16日 | こんなことがありました!

3月13日(金)西小学校3年生がジャガイモの植付けを行いました。

新稲4丁目の箕面市農業公社が開墾した畑(約2,500㎡)の一角を解放して、早朝から3年生140人が種イモを植え付けました。

新稲地区の農家さんも参加いただき、種イモの説明から植付方法を教わります。

品種はメークインです。

「深さ10センチぐらい掘って、芽の部分を上に向けて植え付けるんやで!」

 

 土にふれていると、みんな自然と笑顔になれます。

日頃感じていない感覚が、足元からじわじわ伝わってきます。

 みんな種イモをジロジロ。はじめて畑に入る子どもにとっては、

なぜ芽が出るのか、なぜ成長するのか、不思議でならないようです。

 

 畝(うね)に掘られた溝の部分に、30センチ間隔に、丁寧に並べていきます。

きれいに並べ終わったら、土を優しくかぶせていきます。

 

6月中旬。4年生になったら、みんなで収穫を体験します。

それまで3ヶ月ほど、草抜きをしたり、生育観察など育っていく様子を勉強します。

 

西小学校の直ぐ近く新稲地区には、みどり豊かな田畑が広がっています。

地域の農家さんとの交流と体験を楽しみながら、

「”食べる”ことの向こうに”農業”がある」ことを学んでいきます。

 

 

箕面<収穫がまちどおしいね

 


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自分たちの手で行事を企画しよう!(こども会講習会)

2015年03月16日 | こんなことがありました!

3月7日(土曜日)・8日(日曜日) 「こども会メンバーリーダー講習会」が開催されました。

この講習会は、4月からこども会活動の中心となる新5・6年生と育成者(大人)を対象に行うもので、今年度は豊川北小学校ほか4会場で2日間にわたり開催し、171人のこども会の児童と90人の育成者が参加しました。

(考えた新入生歓迎会のプログラムを発表している様子)


講習は4月からこども会の役員となる新5・6年生(メンバーリーダー)が、自分たちの手で楽しく安全にこども会行事を考えるノウハウを学ぶものです。
今まではこども会行事に参加する立場でしたが、4月からは行事を考える立場になることをテキストで確認しながら学習します。


各テーブルでは、育成者(大人)が進行役となり、こども会役員(メンバーリーダー/新5・6年生)と一緒に研修します。

(講師を務めるのは黄色やピンクのトレーナーを着ている箕面市リーダークラブです。)

こども会活動で小学1年生から6年生までが楽しめるにはどうしたら良いのかを考え、お金の支払いや場所の予約など、子どもではできないことを大人(育成者)の人に手助けしてもらうことを教えてもらったら…。
実際に、新入生歓迎会のプログラムを考えます!!

「行事の目的って、何だろう?」
「新入生と仲良くなる!」
「みんなのことを知る!」
「こども会の良さを知ってもらおう!」
具体的なプログラムでは・・・。
「新入生歓迎会やから、紹介の時間いるよな。」
「記念写真もとろうね!」
「食事づくりはどう?」
「遠足は?」

いろいろな意見が出ますが、こども会は1年生から6年生までの集まりなので低学年も無理なく参加できる行事を計画します。
そして、計画を実行するには、何の係が必要かも考えました。

新入生歓迎会のプログラムが決まれば、行事をするうえで、他にどんなことに気をつければいいのか?
それは、安全面です。
こども会KYT(危険予知トレーニング)シートを使って学習します。

※これがKYT(危険予知トレーニング)シートです。

活動場面のイラストを見て、どこに危険が潜んでいるかを見つけ出し、安全対策を考えて実践に結びつけます。

(危ないところは?みんなで考えよう)


最後は、お待ちかねの班対抗ゲーム大会!
大人も混じって体験します。

(足ジャンケンリレー)
※足を使ってジャンケンぽん。
 負けてしまったら一度チームの列に戻り、次の人とタッチしてからもう1度ジャンケン。

(新聞乗り換え)
※チーム1列に並び新聞の上に乗ります。
 お題(名前の五十音順など)に合わせて、新聞から落ちないよう前から順に並びかえます。

(くぐりたい)
※一列に並び、手をつなぎます。 
 みんなで言われた番号の手の間をくぐります。
ゲームを体験したあとは、実際に下級生にゲームの説明をする時の注意点を教えてもらいました。

こども会メンバーリーダーとなる新5・6年生は、この講習を受けて、『これから自分たちの手でこども会行事を企画するんだ!』という気持ちになってくれたと思います。
もちろん一人で行事は出来ないので、仲間と協力しあって、楽しいこども会活動にしようね!

講習会を指導していただいた、箕面市リーダークラブのみなさんのありがとうございました。
こども会育成協議会育成者のみなさんお疲れ様でした。これから子どもたちとこども会行事を楽しんでください。


<自分たちの考えた行事って、楽しそうだね! モミジーヌもこども会に入ろっと!!!


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七ヶ浜へ贈ろう!「こいのぼり」~市社協の復興応援!他

2015年03月12日 | こんなことがあります!

★七ヶ浜へ贈ろう「こいのぼり」~市社協の復興応援

 箕面市社会福祉協議会(以下、市社協)では、震災で被害のあった宮城県七ヶ浜町の代ヶ崎浜地区の復興支援のため、家庭などで不用になったこいのぼりの提供を募っています。

 

復興の象徴「代ヶ崎浜のこいのぼり」 

 代ヶ崎浜では震災前から「鯉のぼりふれあい広場」を開き、春先にこいのぼりを掲げるイベントを行ってきました。
 震災で活動拠点が全壊したものの、仮設住宅の住民のかたの強い想いによって、翌年の2012年からボランティアの協力を得て、活動を再開。
 住民のかたにとって、「代ヶ崎浜のこいのぼり」は復興の象徴となっていました。しかし、昨年、強風によって、こいのぼりが海に飛ばされ、回収不能に。現地でのこいのぼりの調達も難しく、今年のイベント開催が危ぶまれています。

 

「復興の願い」を応援

 市社協では、震災直後から七ヶ浜町の社協を通し、その復興を支援してきました。
 その縁もあり、今回も「広場」の継続を願う住民のかたを応援するため、家庭などで不用になったこいのぼりの提供を募っています。
 
 こいのぼりの大きさや保存状態は問いません。震災復興のため、多くのかたの「応援」をお待ちしています


 問合せ 箕面市社会福祉協議会 ボランティアセンター 電話 072-749-1535

 

★つながれボランティアinみのお「第17回いきいき祭り」

 いきいき祭りは市内のボランティア団体や福祉団体、30団体が活動の展示や発表をするほか、各活動の体験やさまざまな相談もでき、ゲームコーナーや屋台の出店もあります。
 また、震災復興支援の特設コーナーも設置され、宮城県七ヶ浜町の特産品や復興支援グッズの販売も行われます。
 
 みなさんぜひぜひ足をお運びください。あなたに合う活動がきっとあります。


 日時 平成27年3月14日(土)午前10時から午後4時 入場無料
 場所 総合保健福祉センター「ライフプラザ」
 主催 箕面市社会福祉協議会


 問合せ 箕面市社会福祉協議会 ボランティアセンター 電話 072-749-1535

 〈昨年度の様子〉

     〈被災地復興のため、ご協力をお願いします!                                                                  

 

                                   

 


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第7回箕面森町妙見山麓マラソン大会が開催されました

2015年03月11日 | こんなことがありました!

平成27年3月8日(日曜日)に第7回箕面森町妙見山麓マラソン大会が開催されました。

当日は晴天に恵まれ、箕面市・豊能町をはじめ、遠くは愛知県・三重県から1,321名のランナーが、アップダウンの激しい大阪で一番しんどいコースに挑みました。

スタート風景。

 ゲストランナーの山岡和さん。

昨年に引き続き長距離界の星として期待されている、

高松望ムセンビさんと高松智美ムセンビさん。

ランナーのみなさま、沿道から声援を送ってくださったみなさま、そして本大会にご協力いただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

来年のご参加も心よりお待ちしています。

大会記録はこちらから

 

 <来年も参加してね!


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第42回関西マーチングコンテストに大阪府代表として出場された箕面市立第三中学校吹奏楽部に箕面市長表彰!

2015年03月10日 | こんなことがありました!

昨年9月に行われた第27回大阪府マーチングコンテストにおいて金賞を受賞され、続いて行われた第42回関西マーチングコンテストに大阪府代表として出場された箕面市立第三中学校吹奏楽部のみなさんに、2月27日(金曜日)、倉田市長から箕面市長表彰が贈られました。

 


部員の皆さんは中学校に入ってから吹奏楽を始められ、仮入部の期間に楽器をいろいろと試し、先輩や顧問の先生と相談して担当を決められました。練習は授業のある日だけでなく、土日や夏休みなども含めほとんど毎日されており、早朝からの練習もおこなわれています。
マーチングコンテストに向けての練習は8月下旬から始められ、9月15日の本番までの短期間に集中して練習を重ね、マーチングコンテストへの挑戦2年目で関西大会大阪府代表に選ばれるというすばらしい演奏、演技を披露されました。これは日々の熱心な練習と、吹奏楽コンテストへの出場や地区敬老会などへの積極的な参加による演奏経験の積み重ねで、演奏の基礎がしっかりと身についているので、演奏に演技の動きをプラスしたマーチングもきっちりと仕上げることができたと同席された校長先生は話されました。

 

3月27日には毎年恒例の定期演奏会がメイプルホールで行われます。1、2年生は昨年末からコンテストなどの練習の合間をぬって、定期演奏会の準備をされています。
マーチングコンテストの後に引退した3年生も、中学校生活最後の演奏になる定期演奏会に向けての練習を始められています。
倉田市長は「音楽は宝物です。クラブ活動で培った経験を大事にしてがんばってください」と激励しました。

 

 

  <第三中学校吹奏楽部の皆さん市長表彰おめでとうございます。定期演奏会が楽しみだね~。モミジーヌも行きたいモミ~!

 

 

 

 


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ゆずるが「いじめ防止に係る箕面市中学校生徒会学習会」に参加しました。

2015年03月06日 | こんなことがありました!

2月18日(水曜日)に箕面市教育センターで「いじめ防止に係る箕面市中学校生徒会学習会」が開催されました。

初めに、各中学校の生徒会役員から「いじめ防止」に向けた取組の発表がありました。

現在、頑張っていること、これから頑張りたいことを力強く発表していました。

 

 

 

 

今回、Eテレ番組(NHK ONLINE)『いじめをノックアウト』の「100万人の行動宣言」を活用し、生徒会役員と校区の小・中学校の先生が一緒になって「いじめ防止」に向けた「私の行動宣言」を発信しました。

 

  

「私の行動宣言」は番組のホームページに掲載されることになります。

 

 

箕面市全体に「いじめはダメ!」というムードが広まることを祈るでござる。 

 

 

 

次に、各中学校の生徒会役員と小・中学校の生徒指導担当及び生徒会担当の先生方と「いじめ事情」などの意見交流をしました。

 


  

最後に、各校の生徒会役員が「いじめ防止」に向けた意見を発表をしました。

 

 

「自分がいじめられたことがあった。」

「相談したことが、なぜかLINEに挙げられてしまう。どうしたらいいでしょうか。」

「先生に相談すると、アドバイスしてくれた。みんなにうまく話をしてくれた。先生の存在は大きい。」

「先生も生徒に相談すればいいのに。」

「先生は『誰がいじめたのか』と叱るのではなく、みんなの輪の中に入れるサポートをしてほしい。」

など、活発な意見交流会となりました。

 

  

参加していただいた箕面警察署、豊中少年サポートセンターや弁護士の方々も、生徒会役員の積極的な意見交流に「すばらしい」と感想を述べられていました。

 

 

生徒会役員の真剣な話し合いに感心したでござる。いじめ防止に向けて一緒に頑張るでござる。

 

 

          

       <ゆずると協力していじめを防止するモミ~!

 

 

 

 


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阪急電鉄社員さんは電車で座らない!?~民間派遣職員からのメッセージ~

2015年03月06日 | 民間から学ぶ

箕面市では、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に、民間企業への若手職員の派遣を実施しています。派遣先の民間企業で、派遣職員は何を学び、何を感じているのでしょうか。今回は、阪急電鉄株式会社に派遣されている水戸部さんからのメッセージをご紹介します。

撮れたてブログをご覧のみなさん、こんにちは!
阪急電鉄株式会社都市交通計画部に派遣中の水戸部です。

 

 (阪急電鉄本社ビル1階にて。電車のジオラマがあります。)

この度ご縁があり、平成26年4月から阪急電鉄さんでお世話になっています。
「あれ?見たことがある名前だな」とお思いの読者さんがいらっしゃいましたら、よく箕面市のブログをご覧になっていただいているかたですね。いつもありがとうございます!
実は私、2011年度に「箕面市役所 新人奮闘記!」を担当しておりました。今回は民間企業で働いてみて感じたことをお伝えしたいと思います!

 

● 自己紹介
簡単に自己紹介をします。私は4年目の職員で、市役所では3年間、“商工観光課”という部署で“商工担当”をしておりました。商工観光課では、融資に関する業務や箕面まつりに関する業務、観光イベントの実施業務などに携わりました。その頃の様子は「箕面市役所 新人奮闘記!」にも掲載しています。そして4年目を迎えようとしていた頃、職員課長から突然“お呼び出し”され、「阪急電鉄さんで1年間、勉強しておいで」とお達しを受けたわけです。
「民間企業!?」「電車通勤!?(市役所までは徒歩通勤でした)」と色々なことが頭をめぐりましたが、商工観光課に在籍していた時に梅田駅での箕面市PRイベントなどで阪急電鉄さんにお世話になった経験があったこともあり、不安よりも楽しみな気持ちで4月からの阪急派遣生活を迎えました。ちなみに箕面市PRイベントの時、名刺交換させていただいたかたが現在の上司です。そのイベントを、今度は阪急電鉄側で携わることになろうとは…。人生何が起こるかわかりませんね。
余談ですが、私の祖父は旧国鉄で働いていました。なんだか電車にご縁のある、水戸部一家なのです。
 


(出社初日の朝。楽しみといっても緊張しました。)


● どんな仕事?
私は阪急電鉄の“都市交通計画部”に在籍し、阪急沿線の行政と連携して旅客誘致を行う営業企画の業務を担当しました。平たく言うと、「電車を使ってくれるお客様、阪急電鉄のファンを増やすための取組み」に関する仕事です。

「阪急沿線人口の増加≒市内定住人口の増加」、「電車利用者の増加≒市内へ遊びに来てくれるかたの増加」といったように、阪急電鉄と行政がそれぞれ目指すところに共通点があります。そこで両者がそれぞれの強みを活かし、強力に事業を推進しよう!という取り組みをしています。行政は地元の観光資源などを活用できる強みを、阪急電鉄は多人数の輸送力はもとより市区町を越えた強力な広報力を持ち寄り、win-winの関係で事業を行っています。
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≪阪急電鉄の広報力?≫
少し「行政が企画するイベントの広報」を例に説明します。行政は「自らの市町内への広報」は得意ですが(もみじだよりなど)、市町外へ広報する強力なツールを多く持ち合わせていません。ブログなどのイベント内容の情報発信も有効かと思いますが、紙媒体の広報力にはまだ至らないと考えられます。なぜなら、駅のポスターなど日常生活で“意図せずとも”目にする機会のある紙媒体に対し、ブログなどWebは“見に行かないと”見られない情報源だからです。このような背景がある中、行政が広報を打ちにくい地域において、阪急電鉄が「旅客誘致」を目的として広い範囲の駅にイベント広告ポスターなどを掲示することは、双方にとって大きなメリットにつながります。
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さて、前置きが長くなりましたが、私が携わった業務の中から仕事内容を紹介します。昨年前任者の久保田さんが「観光あるき」のことを記事にされていたので、私のブログでは「阪急ええはがきコンテスト」のことをお伝えしたいと思います。
 

● 阪急ええはがきコンテスト!


 
作者のユニークな“視点”で捉えられた作品が多数応募され、写真家や画家、大阪ええはがき研究会の先生方に審査していただく…そんなコンテストの仕事に携わることができました。
阪急電鉄では、お気に入りの沿線地域のシーンを写真や絵画で切り取り、メッセージを添えてご応募いただく「阪急ええはがきコンテスト」を開催しています。私が担当したのは、第5回目の開催となる「ええはがきコンテスト 阪急京都線part3 & 千里線」。開催ごとに対象となる路線が変わります。今回は京都線の大阪府域、千里線が対象でした。その業務について、少し紹介したいと思います。


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□ コンテスト開催のPR
多くの作品を応募していただくためには、コンテストの存在を知ってもらうことが重要です。そこで作品募集の広報では、各駅へのポスター配置やチラシ設置のほか、「SNS(FacebookやTwitter)をやっているかたは、写真を撮る機会が多いのでは?」という考えのもと、阪急電鉄公式のFacebookTwitterでPRを行いました。
 
(「読者のかたに語りかけるような記事を」というオーダーを受け、モデル:私、編集:私で登場しました。)

 

 
(すいたんも記事をシェアしてくれました。沿線の行政に協力していただくことで、幅の広いPRが出来ました。)

 

□ 審査会の実施
集まった作品を、様々な視点から審査します。このコンテストは、写真や絵画の「上手さ」だけでなく、「作者の思い」を含めて評価されることに、おもしろさがあります。審査会で作者の意図を読み解こうとする、先生方の熱い議論はとても刺激的でした!
 
(議論が尽きる事はありません。私も少しだけ写真や絵画を見る目が鍛えられた気がします。)

 

□ 入選作品の発表
審査の結果、見事入選を果たした作品が表舞台に出る瞬間です。入選作品は梅田駅でパネル展示されるほか、最優秀賞などの上位入選作品は“ええはがき”の形で配布されました。(※現在は終了しています)
 
(梅田駅1F中央WEST広場(旧Co-Bigman前広場)でパネル展示が行われました。ご覧になられたかたもいらっしゃいますか?)


 
(展示パネルにラックを設置し、「ええはがき」を配布しました。2週間の展示で3万枚以上の「ええはがき」をお持ち帰りいただきました。)


 
(上位入選作品は、阪急電鉄の公式Facebookのカバー画像にもなりました。)

 

□ ええはがきコンテストを振り返って
パネル展示の「造作物」や、配布した「ええはがき」の製作は本当に大変でした!少しでも応募されてきた作品の色合いに近づけるため、何度も色校正と打ち合わせを重ねました。
色校正の指示も専門的な表現がわからないもので、「ここをもう少し赤っぽく…」などとかなり抽象的な表現でお願いしており、きちんと完成できるか不安でしたが、それが形になったときは嬉しかったです。

 
(阪急グループの広告会社さんと打ち合わせ。色々とご相談しやすい関係で仕事を進められたのも、グループ会社ならではなのかな、と感じました。)

ええはがきコンテストに関する業務は、今まで携わったことがない畑の仕事で、目新しいことばかりでした。たくさん失敗もしましたが、多くの知識を身に着ける事ができました。
思いもしないところからハプニングが生まれたこともあり、「予期せぬことを想定する大切さ」を学んだ思い出深い仕事となりました。

 

● 仕事を通して感じたこと
□ 仕事のスピード感!
よく言われることですが、市役所に比べると圧倒的なスピード感があります。その分、個人が持つ裁量が大きくなり、必然的に責任も伴ってきます。
阪急電鉄では、「この事業を、この目的をもって、この予算で行う」という意思決定を、稟議(市役所で言うところの決裁)で取れば、その後は基本的に稟議が行われることはありません。一方、市役所では事業を進める中で、頻繁に決裁により“組織の意思決定”が行われます。
≪たとえば“お問い合わせへの返答”を行う場合≫
阪急電鉄:上司と返答内容を相談し、部下が文書作成。添削後、そのまま送付。
市役所:起案文書(この内容で返答してもいいですか?という意思決定の内容を記載した文書)と回答案の文書を作成し、決裁ラインの者が全員内容確認。添削後、送付。

スピードを重視して事業を推進していくことはもちろん重要なことですが、“読みやすい文書”をお送りするのも大事なことです。
どちらが“良い”“悪い”ということではないのですが、お問い合わせの対応ひとつ見てみても、スピード感が全く違うことを実感しました。

□ “連携”しながら業務を推進
他の部署と連携して、仕事を進めていく事がとても多かったと感じています。たとえば、ええはがきコンテストの広報を見てみると、駅や電車の中吊りの広告を担当している部署、ホームページを担当している部署、SNSを管理している部署などがあり、それぞれと連携しながら広報活動を行います。「新しい取り組みを行いたい」という場合にも、とても親身になってご相談に乗っていただき、阪急電鉄一丸となって事業を進めていく文化を感じました。
さらに、阪急沿線の行政とも連携して事業を進めることは、“阪急電鉄ならでは”だったと思います。市役所で仕事している時よりも、行政のかたと仕事をご一緒する機会が多く、たくさん刺激を受けました。こちらのご縁も、今後大切にさせていただきたいと考えています。

□ “おもてなし”の文化
タイトルのネタを引っ張ってきましたが、ここで登場します。
「電鉄会社の社員さんは、電車で座らない」という都市伝説に近いような、こんな話を聞いたことはありませんか?この話は、本当でした。それどころか、社員さんはエスカレーターも使われません。
社員のみなさんがそうしている根底に、阪急電鉄にある“お客様に対するホスピタリティ”があります。「お客様が快適に過ごしていただけるように」という理念は、本当に素晴らしいと思います。私も、阪急電鉄の“お客様精神”を学ぶべく、「阪急電車で座らない」を実践しました。久しくあの手触りの良いシートに触れていません。実はあの手触りの良さも、ホスピタリティの一部なんですね!

 


● 終わりに
本当にあっという間の1年間でしたが、営業企画の業務に携わり、様々な経験をさせていただきました。阪急沿線の開拓時代から受け継がれてきた“お客様文化”や、行政とは違った視点で設定される目標に基づき推進する業務など、多くの視点を学ぶことができました。
業務内容も仕事の環境も慣れない中でしたが、周りのみなさんに支えていただきながら、毎日楽しく仕事をさせていただきました。このような貴重な機会を与えてくださった阪急電鉄さんには、本当に感謝しています。この場を借りて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
残すところ1ヵ月となりましたが、少しでも多くのことを吸収し、これからの箕面市役所での業務に活かしていきたいと思います。

 

 (出社初日に写真を撮った場所と同じ場所で、都市交通計画部 企画推進チームのみなさんと。)


 <モミジーヌも“おもてなし”の文化を大切にしたいな。水戸部さん、残りあとわずかですが、頑張ってね!


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