アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

成人式着付けを終えて

2014-01-14 | 着付け
新成人の皆さんおめでとうございます。
おかげさまで大阪は雨も降らず、穏やかで良い日でした。
オトナなんてね、一生ガキのままでもいいんだよ。
なんてつぶやいてみたりなんかして。あかん。
今年も4時半入りで振袖の正装をお手伝いさせていただきました。
写真はご自分でたくさんのビジューを縫いとめられたというショール。可愛かった!
受け継がれた振袖にも新しい振袖にも自分らしさをどこかに表現される方がほとんどで
ウン十年前の自分は親からのお仕着せで、自己主張がなかったなぁと思い出してみたり。

ところで、我が身をふりかぶって。もちろん技術もとても大事ですが、
自分の身に起こるアクシデントを想定して、充分に気をつけないといけません。
夏から続けている「出来るだけ歩く」という行動は、効いています。
足腰に筋力をつけておくのは、着付け後の身体的ダメージが思ったよりも少ないです。
(数年前に浴衣祭の着付けで、帰り道に立ちあがれなくなったことを思い出して)
あと、手先についてはどうしても「乾燥」ダメージが大きいですね。
数日前からは水仕事はやめて手指の保護に徹しましたが、
生地との摩擦もあるし、カサカサのひりひりです。普段から気をつけて大事にしないと。
(おかげで家はめーちゃくちゃ)
それから
慣れた頃によくなるのが、指の爪と肉の間が「ぷちっ」と離れること。
痛いです。
血が出てきたら一大事なので、指をぐるぐる巻きに出来る布テープは常備していますが
おキモノに汚れがついたら大変。泣くに泣けないつらさです。
あと「口臭」「体臭」
これだけは誰も言ってくれないし、お客様にはすっごくすごーく迷惑。
気をつけるべき大事な部分であります。

色々ありましたが、予定通り全ての方を無事お見送り出来て良かったです。
荷物が無くなったスペースで、相方のIちゃんと明日のジョー最終回。
真っ白な灰に・・・・・皆さん本当にお疲れ様でした。