歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

村上春樹をまた読むなんて思わなかったが・・・

2014-03-31 | 音楽

少々、身体の調子が悪かったのか、村上春樹をまた読んでみようかな・・・なんて思って本屋を覗いた。

そういえば 、ワンダランドのなんたらかんたら以降彼の小説を読んでいなかった。

今、一緒に仕事をしている先輩がちょっと変わった読書好き。酒席での話題で「1Q48」がショッチュウでてくる。

中でも、SEX描写がこの小説のなかでなぜ必要なのかわからない・・・云々。

別にSEX描写にこだわって読もうと思ったわけではない。

ただ、今、なぜか不安な気持ちが僕の心の中にも広がっていて、ほんとに漠然とした不安なんだけれど

伝えようのないと言った方が正確かもしれない。

戦争が起こってしまってもいいけれど、貧乏になっても構わないけれど、ただなんだか痛い!のは嫌なんだ。

身体のあちこちが漠然と痛いのではなくて、例えば指先がヒョウソウになったときの痛み、づ~と続きそうな痛みには耐えられそうにないんだ。

多分、ストレスなんだね。充足されていないんだ。まあ、何事にも覚悟足りないんだろうね。

ひょっとしたらこれはいいことなんだろうなぁ~なんて若い頃、思えていたことが、邪推があって穿った予想が体中に広がっている感じなんだ。

妄想は良い方向に向いていたのに、そう、若い頃はね。歳を重ねるとマイナスに作用する妄想にトリツカレテしまうようだ。

「もう、僕のことなんて、誰も必要としていないんだ。」

そんな被害者意識の権化みたいになっているのかもね?

でもちょっと違うんだよ。。。。。。。。。

そんなに寂しくはないし、かえって放っておいて欲しいわけで・・・

今までのことを引きずられるのには耐えられないんだ。

僕のことなど何にも知らない人たちの世界で一から始めたい。

村上の小説には、そんな事が書かれてる気がしたんだ。

理解不能な人物が突然現れて、静かな森の中に呼び寄せられる。

もう一度最初から自分自身を自覚しながら変わっていける。

多分、みんなそうありたいんだよね。

電子ゲームのように簡単に安易に混乱すればするほどにリセットボタンを立て続けに押してしまえる生き方に憧れている。

しかし、人は過ぎ去ってしまった過ちの積み重ねのなかでしか生きて行けないんだ。

そう、早く、見切りをつけるんだ。

とてもとても、それはシンドイ。

 


どこかで雷が鳴っているような気がしたんだ・・・・

2014-03-17 | 音楽

先週末板橋の仲宿商店街にあるライブハウスで演奏したんだ。最近、親しくなった「こうもり夫婦」て言うバンドのこうもりくんの誘いに乗ったんだ。最初はそんなに乗り気じゃなかったんだ。どうしてかって・・・言われても困るけれどね。アコースティックバージョンていう注文があったからかもしれない。でも、まあ、しばらくライブやってなかったし、ちょっと気分が変わるかも・・・そんな軽い気持ちだった。

ギター2本とベースでビートルズナンバーをヤルことを決めた。まあ、そこからが問題だったんだけれどね。そもそもふたりで始めたバンドだったし、サラリーマンだったし、適当に楽しみながら練習を重ねていれば楽しめると思ってた。しかし、ライブを重ねるたびにそれはそれなりにカッコをつけなくちゃならなくなった。楽しかったわけだからね・・・面白がってくれる人もできてきて、仲間も増え始めた。当然の帰結。しかし、少々間違い始めたのは安易にメンバーを増やし始めたこと。相方の所為とばかりは言えないけれど、リードギターを入れて、ドラムを追加して、キーボードまで手を出し始めた。まあ、相方の無神経さには昔からムカつくことはあったし、それを我慢できたんだけれど、最近はとても無理。歳のせいじゃなくて、もう、不愉快な人間関係には耐えるのをヤメにしたんだ。別に喧嘩するつもりもないし、決別なんてことも思わない、自然に遠のくのがいいんだ。なんでもかんでも白だの黒だのとハッキリさせる必要などどこにもないんだから・・・・。

曖昧なこともあっていいよ。

組織現役時代の仲間が寄り添ってばかりいると、何も発見することもなければ、後戻りも出来やしない。時々、息苦しくなるよ。

まあ、そんなことはどうでもいいんだ。もう、誰も守れないし、守ってもくれない。自分が気持ちいいことをヤルだけだよね。

誰に気兼ねすることなどどこにもないんだから・・・どうしてそんなことに気が付かなかったんだろう?

「さよなら」なんて言う必要は、もう、どこにもないんだ。

ただ、静かに消えていけばそれでいいのだ。