歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

何もかもが終わりを迎えるために・・・・

2015-05-31 | 日記

風が変わった。

空が変わり、雲が流れた。

どんな瞬間にだって絶頂など無いんだ。

 

例えば君が好きな、とても好きな子と一緒になれたとしても

明日のことは分からない。

永遠の言葉の意味など、どこの町の路地を探したとしても見つかりはしないのだ。

 

けれど、それが欲しくて欲しくて、探し回っている。

恋するとはそんなことなのだろう。

いくつかの町角にたたずんで、その角を曲がれば見つかるかもしれない。

そんな風にして、見知らぬ町で電車から降りたっても

行き交う人たちは、微笑んでなんかくれやしない。

 

希望のある言葉で話してばかりいると

起きているのか、眠っているの、現実なのか、夢なのか、生きているのか、死んでいるのか・・・・

 

夢想するのは勝手だけれど、夜が来て朝が来ることは

誰にも変えられはしないんだ。

 

だから、僕は毎朝、

朝起きて初めて会う人には「おはよう」って言う。

意識せずに、そう、言える日まで

無理してでも、そう言い続ける。

 

しごくあたりまえだと、自分が感じるまで、

恥ずかしながら「おはよう」て言い続ける。

 

だから、ごくごくあたりまえに自然にゆっくりと微笑んで

「おはよう」・・・って言っておくれ。

そう、僕にだけ、聞こえるように。

 


諦めるには早すぎる夜・・・・

2015-05-23 | 日記

夜風が夏の香りを運んでいる。

何処かで僕を呼ぶ声がした。

いや、そんな気がしただけなんだろう。

 

誰もが期待に胸を、その小さな胸を膨らませていたことだろう。

でも、そんな風など吹くことはなかった。

 

久々にライブ。

10曲。どれもこれも上手くは、イヤ、満足に唄えなかった。

プロとかアマとか言うんじゃなくて。

とにかく、まあ、なんだ、楽しくなかった。

緊張していたのかもしれないけれど、歌っている気がしなかったんだ。

 

そう、まだ、誰かに唄わされてる気がした。

 

 

しかし、録音を聴くと・・・・なんだか悪くはないような気がしてきたんだ。

 

とてもとても自分じゃない誰かが歌っているんだ。

これは僕じゃないんだ。でも、僕なんだ。

 

かつてのバンドを知ってる連中の評判はよくないのは分かっていた。

初めて聴く人たちの感想はすこぶる良かったから不思議なのだ。

1週間後、全くのアウェイ状況ライブでは、ロクに歌えなかったけれど

お客の評判はすこぶる良かった。

 

まだ、諦めるには早い夜。

そんな夜が訪れかかっている。