気が弱いからって、勇気が出せないんじゃないんだ。
勇気は出さないと、だんだんとなくなってしまうものなんだ。
勇気は出せば出すほど育っていくもの。
勇気を育てる肥料は、勇気だけなんだから・・・
でも、最初から大きな勇気はだせないから、
ほんの小さな勇気から出してみなよ。
きっと、いいことが始まるよ。
気が弱いからって、勇気が出せないんじゃないんだ。
勇気は出さないと、だんだんとなくなってしまうものなんだ。
勇気は出せば出すほど育っていくもの。
勇気を育てる肥料は、勇気だけなんだから・・・
でも、最初から大きな勇気はだせないから、
ほんの小さな勇気から出してみなよ。
きっと、いいことが始まるよ。
「キルギス」そんな国があるなんて知らなかった。
中央アジアにあるらしい。
しかも、そんな国で映画を作っている。
初めて聞く初めての映画だった。
監督はアクタン・アリム・クパトと言う人。この映画の主人公でもある。
今、国際的にも高い評価を集めている。
まだまだ知らない映画があるのだ。僕が生きてきた年月なんぞはたかが知れている。
まるで、人生を知り尽くし、人の気持ちも、その醜さも愛おしさも知ったような気分でいた。
ほぼ完ぺきに衝撃だった。この映画が言いたいことも、改めて心身ともに打ち据えられた気がした。
遊牧民族。天空が屋根。雲は時としては救い。太陽は希望。
自然とともに生き、自然とともに暮らす。
映像に焼き付けられた草原と山々はどこまでも澄んでいるし、風の匂いまでした。
この国では「馬」が神。
感謝の気持ちを捧げ、祈る存在。誰もその奔放な足を止めることなどできないのだ。
しかし、時代は変化していく。便利さと効率が富を生む。
そして、欲望が文化を利用し始める。伝統とは本来、受け継がれ時のの流れにも負けない強いものであったはず。
人間の欲深さは際限がない。
人々は流され、やがて道に迷う。しかも、迷っていることすら気が付かなくなってしまうのだ。
この映画に映しだされた草原はまだ現存しているのだろうか?
ここに暮らしたい。そんなことを思ってしまった。
僕は人生を二つの観点からしか見ていなかったようだ。
「勝ち」「負け」
上から見ても下から見てもこの二つしかなかった。
そして、分かったことは何もわかっていなかった・・・そんなコトだ。
知ったかぶりは止めた。
そう、まだまだ知りたいことが山のようにあるのだ。