どうも、しっくりこない。
自分のやってることと想い描いていることがピッタリと来ない。
濡れたパンツを履いているみたいで、
別に下半身がシックリ来ないわけではないが・・・・。
現実に流されている。
誰かに迎合していた方がスムーズ。
解っているがそうできないことで苛立つ。
誤解を解く、そんな気持ちなどサラサラないから、
余計に相手は苛立つ。
特に、迎合しておいて、途中で方針変更。
いいではないか。朝令暮改。
しかし、それがたび重なり人生の終焉を迎える。
80%ほど後悔するのだ。
信じることの選択肢以外にもいくらでも道はあるはずなのに
考えることを選ばずに過ごすことの見返りは重い。
無邪気さが無神経さの評価に代わるとき。
人は何を思うのか?
爛れたような感触がいつまでも心と体に染み付いてしまえば
もう、取り戻せないのだ。
あまりにも多くのウソを重ねたツケはいずれ精算しなくてはならないんだからね。
今夜も大きな月が東の空に、所在なげに浮かぶんだ。
時には僕を責めたりもするし、慰めたりもする。
ミスター・スティーブンスンのように
日暮れに涙を流せるのだろうか?
それが、心配なんだ。
そんなこんなでも、僕は生きていくのだろう。
大きくてとても、小さなウソをつきながら、
明日も明後日も明々後日も・・・・・。
今夜も、月が嗤うだろう。