藤原伊織の小説が好きだ。
そこはかとなく哀しさがひろがるからね。
読んでると…
テロリストのパラソルから始まって、
そのほとんど刊行された本は読んでるつもり。
しかし、違っていてすばる文学賞を取った
この作品は読んでなかったんだ。
仕事場の近くには神保町があって古本屋を
ウロウロする事が多くなった。
偶然にも一冊100円のワゴンにこの文庫本が
あった。
求めればチャンスは自ずと向こうから
やって来る。
今までに読んだ彼の作品ではなかった。
読み終えて、最初に思ったことはそんなこと。
寓話的。
邪悪な意志の地獄の砂漠。
この言葉だけで…それだけでもう参った。
善良と邪悪。誰もが自分の身体に密やかに抱えて
生き抜いてる。
この二律背反に苦しんでる。
善良さだけを認めて、それだけを信じて
人と付き合っては行けない。
邪悪さもありだ。
そんなことをも感じて、愛するしかないんだ。
邪悪さに負けてしまう。そんなこともあるし
勝てる時もある。
すべては時の流れで決まったりする。
そんな狭間で一喜一憂。
繰り返すしかない。
反省したって治らない。
哀し生き物。
でも、愛するしかないんだ。
どんなに息苦しく感じても。
泣いて笑って怒って傷つけ傷つきながらも、
愛するしかない。
そこはかとなく哀しさがひろがるからね。
読んでると…
テロリストのパラソルから始まって、
そのほとんど刊行された本は読んでるつもり。
しかし、違っていてすばる文学賞を取った
この作品は読んでなかったんだ。
仕事場の近くには神保町があって古本屋を
ウロウロする事が多くなった。
偶然にも一冊100円のワゴンにこの文庫本が
あった。
求めればチャンスは自ずと向こうから
やって来る。
今までに読んだ彼の作品ではなかった。
読み終えて、最初に思ったことはそんなこと。
寓話的。
邪悪な意志の地獄の砂漠。
この言葉だけで…それだけでもう参った。
善良と邪悪。誰もが自分の身体に密やかに抱えて
生き抜いてる。
この二律背反に苦しんでる。
善良さだけを認めて、それだけを信じて
人と付き合っては行けない。
邪悪さもありだ。
そんなことをも感じて、愛するしかないんだ。
邪悪さに負けてしまう。そんなこともあるし
勝てる時もある。
すべては時の流れで決まったりする。
そんな狭間で一喜一憂。
繰り返すしかない。
反省したって治らない。
哀し生き物。
でも、愛するしかないんだ。
どんなに息苦しく感じても。
泣いて笑って怒って傷つけ傷つきながらも、
愛するしかない。