歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

振り返るにはまだ早すぎるのかもしれない・・・・

2016-02-14 | 日記

前の職場の退職者ばかりを集めて飲み会をしょうか・・・・

そんなことを誰かが言い始めた。

なんだか、嫌な気分だった。

何故?なんだろうか・・・少し考えていた。

結論はでなかった。

しかし時間は過ぎて行った。

つまるところ、僕がセッティングすることになった。

気分が乗らなかった。

でも、この飲み会をやりたいと言い出した人間がどうも煮え切らない。

決心がつかないのだ。

声をかけられた人間がどう思うか?

そんな事ばかり考えているからだ。

尊敬されたい。愛されたい。いい人と思われたい。

多分、そんな事ばかり・・・・すべてではないけれど・・・・

心の大半がそんな欲望で埋まってしまっている。

 

そして僕はと言えば、彼の気持ちを知ってか知らずか

意地悪な気分になってしまう。

やってみて、実態を知ればいい。

現実はいつだって正しい。

それを受け入れるかどうかは本人のキャパの問題。

キャパが広ければ失敗だって受け入れられるしね。

受け入れられなければ、誰かの所為にするだけなのだ。

そして僕はつい受けてしまう。

つまり、実行するからね。

なんて、心とは裏腹に身体を動かせてしまう。

 

120人ほど声かけして、最終的には35人程度が集まった。

年齢的には50歳以上の男女。

恐ろしく盛り上がりに欠けた飲み会となった。

 

35人の現状報告会でいっぱいいっぱい。

みんながみんな見知った人たちではない。

コーナーコーナーではやあやあ・・・お久しぶりなんて言葉が交わされている。

一塊になっている人々は、定期的に会っていて、そんなに話をすることもない。

ただ、中には外出するいいきっかけになったと喜ぶひとも居ないわけではない。

 

2時間ぐらいで会も終わって、ほっ!としたけれど、気分が悪い。

こんなことしていて僕はホントに楽しんでいるのか?

30人も集まれば誰もが感謝するわけでもない。

愚痴がでる。そのほとんどが幹事に寄せられる不手際。

会場の良しあし、食事の内容、案内状の送付先、酒の量、会費・・・・でんでん。

覚悟して始めた。でも、なんだかやりきれなくなる。

 

祭りのあととはこんなものなんだ。

そんな風に分かっていたも、虚しくなるのは・・・・

気ごころ知れた人間ほど、

「あなたはそんな役回りの星のしたなんだ。」

 

反省すべきことは山ほどあったし、改善すべきことは手に余るほどだ。

しかし、そんなモチベーションなどは、もう、どこを探しても見当たらないんだ。

愚痴る彼らに「じゃ、あなたがやりなさい!」

手伝う気などない。

 

どちらにも寛容さが必要なのだろう。

集める人と集まる人。

 

ただ、僕の選択が間違っていた。

ただ、それだけなんだ。

ひとりでもいいから・・・・・

とても静かな日々を待ち望んでいる。

ときどき寂しくなったら

心が緩むヒトと数時間を過ごせれば

それでいい。

 

そんな日は来るんだろうか・・・・・。

 

 

 


蕎麦と猫は晴れた日にやって来る…。

2016-02-12 | 日記
西武池袋線なんて乗るの、久しぶりだった。

家から1時間半。

中村橋駅と練馬駅中間にその店はあった。

風が冷たかった。鼻っ柱が痛いほどにね。

駅から歩くこと15分。

普通の家。

行列ほどではないけれど2、3人が待っていた。

ちょっとウンザリしたけれど、まあ、いいか~。

なんて、独り言。

思いのほか早目の呼びかけに驚いたけれど、

席に案内された。


メニューは豊富。

頼んだのは…

出し巻き玉子、天麩羅盛り合わせ、もり蕎麦二段

重ね。

みんな美味しかった。

しかし、なかでも蕎麦は美味しい。

久しぶりにいい香り漂う蕎麦に巡りあえた。

腰もしっかりだし、出汁がピリッとしていて

蕎麦喰ってるぞ!って感じ。

何より、ジャズが流れていないんだ。

近頃、行った店には必ずジャズがBGMなんだ。

そして。内装に金が掛かっていて店主の趣味の

良さを強調している。

その分、値段に反映される。

蕎麦そのものは素朴な食べ物。

たかがしれている。

それを高く売る為に手立てをうち客を悦ばせて

それに見合った対価を得ようともがく。

別に、それもありだし一向に構わない。

でも、そんな企みが板に付いていればいい。


そう、なんだか腹立たしくなるのは、そんな企み

を隠そうとする行動や言葉が店内が醸している。

意外にこの店に、その雰囲気はなかった。


久しぶりに気分がよかった。

冷たかった風も止んだ。

陽射しは優しかった。

自宅近くの地域猫も珍しく、僕の挨拶に返事をした。


長閑かな日々が続けばいい。

そんなことを思った。


寒さが去る日を夢見て過ごす日々は…

2016-02-09 | 日記
寒さには強いはずだった。

でも今年は違った。

身に応える。

何もかもが変わったんだ…と気づきはじめる歳なんだ。

年代の意味を知るにはいい年頃なんだ。

別にそんなことを知る必要などない。

かもしれない。

でも、残りの日々を思うと考えてしまったりする。


人は気軽に生かして貰ってる。

周りの人々の支えで生きてこれたなんて…。

ほんとにそう思ってる?


実感のない言葉に振り回されて、

体感したこともないのに体感してしまったかのように心は思ってしまう。

心なんて意外と嘘吐きなんだ。

ゴマカシ続けて、

そろそろボロが出はじめて

己の不努力に身を詰まらせてしまう。

息もできないくらいにね。


だから…思うままに、感じるままに、行動するのがシアワセなんだろう。

人を傷付けないように気をつけて過ごすだけだ。

それが例え孤立を招いたとしてもだ。

その為には

覚悟が必要なんだ。


いい時もあれば悪い時もある。

悪い時は内向せよ。

打開の悪足掻きに意味はない。