歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

変化なしの日々・・・・

2015-04-29 | 日記

何もない。変化のない毎日が素晴らしいと思う。

組織のなかで上昇意欲を持つこともなかった。

日々誰かの希望に沿えるように努力はしてきたつもりだった。

ただ、それだけだったような気がするんだ。

 

そんな僕が組織を離れると・・・・

 

とても幸せな気分で6ヶ月は過ごせたんだ。

何もかもに、否応なしに、別れを告げちゃったしね。

 

あんな自由な気分はなかった。

本ねを言えば少し辛かったけれどね。

なにが辛いかって、人が幸せになっていくのを観るのはつらいものだよ・・・

もう、キレイごとを言う歳でもないわけだしね。

 

コトバも本音を選んで、周りの人間が疵ついたって仕方無いじゃないのかなんて思ってしまう。

 

そんなこと言っても・・・・猫の額ほどセマっ苦しい配慮を見せたりするから

人に少しの間だけ好かれたりするんだ。

 

先日、とある女性に言われた。

「彼の立場になって考えてみて・・・・」

そして、僕は心の中で静かに思ったんだ。

「僕の気持ちは考えないわけだ。」・・・なんて。

タブン、彼女は言いたかったんだろう。

「それぐらいは我慢強いあなたなんだから。寛容でいなさいな・・・」

 

しかし、こんなもんだよね。

自分が作り上げたイメージ通りに行動したり発言しないと期待を裏切ることになる。

 

僕は僕だから、僕の考えで行動するだけだよ。

誰かの期待通りには生きられないよ。


目覚めは爽やかか…

2015-04-09 | 日記
いつまでたっても

何処までいっても

辿りつけない。


空を見上げる

そんな能力しかない。


それで充分じゃないか、

生きてれば

生きてさえいれば

笑ってられれば

めっけ。


ひとりで充分じゃないか

嘘つきなんか

もう、こりごりだし

利用されるには

歳、とりすぎちまった。


花びらが舞っている・・・・

2015-04-06 | 日記

どこかで待っていてくれている・・・・

いつでも待っていてくれている・・・・

そんな幻想に酔っていただけなんだ。

信じるなんて言葉。信じたばかりに

僕は迷路のなかに

足を踏み入れただけ。

 

目を覚ませば、現実が見えたりするけれど

それすら信じない。

そんな君には

残す言葉など・・・もう、ありはしない。

 

振り向くなよ。

声などかけるなよ。

ホッテおいてくれないか?

 

距離は遠い。

ますます、遠くなるんだ。

 

明日などない。

そうつぶやく君が好きなだけだから・・・・

 

桜は散るために咲くのか

咲くから散るのか

 

花に嵐のたとえもあるさ、

さよならだけが人生なんだ。

やっぱり。

 


あるいは君が僕になにかを与えてくれるものがあるとすれば・・・・

2015-04-05 | グルメ

小雨が降り出して桜が咲ききってしまって路上にその花びらがこびり付いてしまったら、

キミは少し哀しい気分になってしまったりするのではないかと心配になったりする。

夜がとても静かだったから、君を上手く誘い出せたりもする。

 

思い出話なんかは何にも役に立たないことは分かっていながら

会話が弾んで君から目が離せなくなっちまう時。

 

とんでもなく強烈に腰に来る酒と鶏肉があればとても愉快な夜が過ごせるものなのだ。

 

いつか二人で飲み明かしてみたいと言い合っていた町。

蒲田駅西口「バーボン・ストリート」。

猥雑かつエロチックな町の佇まい。

でも、呼び込みの女や男はいないから品があったりする。

 

メニューの品数は限りなく少ないのがいい。

どうしてか?

選択に時間をかけなくていいから・・・

よくいるよ。「このお店のお奨めはなんですか?」

なんて、バカな質問なのだろう・・・・。

 

 

客に気を使わせるなんて、最低なんだって思っている僕は

こんな風にして知識のなさをカバーしながら生きてきたんだ。

「鶏の素揚げ」一本勝負の店。

税務署職員のような親父さんとかってはGSのおカッケ専門のようなおかあさん。

夫婦で切り盛りして5年がアッ!と言う間に流れた・・・そんな雰囲気が漂う店。

そんな店へたった一人で行く君の身のこなし方に

僕は、いつも驚かされ続けてきたんだ。

繊細過ぎる心で良く生きてこれたのは、

そんな大胆な行動力のおかげなんだろう。

 

「あの、窓際のカウンターの端っこ席に座って、首の素揚げを頼むの・・・」

物憂げな眼差しで話す君には悪魔と天使が共存していて

数秒の内に変化を遂げてしまう。

その変化の助長はいつだって僕のつまらぬひとことだったりするんだ。

反省なんかは全くしないけれど・・・・

「今夜は上手く話せていないなぁ~」

そう思うだけだ。

おうむ返し的会話が必要な時もある。

でも、そればかりが続くと、急に家に帰ってブラジル音楽が聴きたくなったりしてしまう。

 

いままで相手の会話に合わせてばかりいて、

相手が喜べば僕嬉しい!

なんて・・・傲慢な考えをしていた。

まあ、タブン、それで満足していたんだ。

相手の気持ちをくみ取れていたような気がしていた。

正直な気持ちで、素直な気分で、会話が進むなんて思ってもみなかったからね。

そんに気分になれる相手に出会えていなかったんだ。

そんな人間がいるなんて思いもしなかったんだ。

でも、存在しているんだ。目の前にね。

 

それは、酒の所為なんかじゃなくて・・・・

この鶏の素揚げの所為なんだ。

 

そんなことが、3日もたって、

しかも、雨が降り始めた今日の朝に気が付くなんて・・・

僕はなんて鈍感なんだろう。