歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

これこそはと信じれるものが、この世にあるだろうか・・・信じるモノがあったとしても、信じないそぶり。

2013-01-25 | 日記
吉田拓郎の「イメージの詩」を
久しぶりに聴いた。

ボブ・ディランの「廃墟の鳩」のパクリだけれど、
なんだか、そうなんだ!
これでいいのだ!まるで赤塚不二夫のように思ってしまう。

18歳ぐらいのときに聴いた感じと共通の不思議感がいまだにある。
ということは、この歳になってもまだ、解決できずにいるわけだ。

たとえば、
「長い長い坂を登って、後ろを見てごらん
誰もいないだろう。
長い長い坂降りて、後ろを見てごらん、
みんなが上で手を振るさ・・・」

サラリーマン時代に、ナケナシの勇気を奮って実行した時に感じた無常観。
誰も人には期待していないし、みんなは頼っているフリをしているだけ。
ただ、たった一人の達成感があったことだけは確かなこと・・・。
と、言って、みんなを責めてはいけない。

共有できる心はほんの一瞬にしか体感できないということなんだろう。
それが、いつまでも永遠に続くなんてありえない。
連続して、ことを成すパワーはいったいどこから湧き出てくるのか・・・。
今一度、そんな力が欲しい。

しかし、そんなことに拘っているのもバカらしい訳で、
もっと自然に、もっとゆったりと待てばいいのかもしれないんだ。

歩いて行く道が決められているわけではないし、
特に、決める必要もない。

あるがままのモノを、あるがままに受け入れて、
穏やかな、気持ちのままに、いられる時間を大切すればいいのだろう。

怒りが訪れれば、穏やかさを取り戻す力に対抗などせずに
その力を信じて、成行きに任せればいいだけなのだ。

そして、この詩を聴こう。



コクリコ坂から。

2013-01-14 | 日記
決して自ら進んで観たい映画ではなかった。
仕方なしに見ざるを得ない状況があったんだ。
それは書きたくない。
「コクリコ坂から」



しかし、いい映画だった。
アニメーションとは思えないほどリアリティに溢れたアニメーション映画てあるんだ。

何よりも宮崎駿の絵が好きだ。
監督は吾郎さん・・・だったっけ、倅だよね。二作品め?

高校時代。そう、自分が過ごした高校時代と交差するんだよね。
部室の饐えた匂いだとか・・・・カルチェ・ラタンの建物。
小生意気に、浅はかな考えだけの人生哲学をフウチョウするメガネ男子だとか、
不潔!とふたことめには涙をためて叫ぶ女子。

帰り来ぬ青春・・・なんてものじゃないけれど、
確かに、あんな時代を過ごしたんだ。と、実感させる映画だった。



海が好きだと、叫ぶ瞬間。
人を好きになる時って、本気で好きになる時というのは
あの頃しかないんだ!なんだか、映画観ながら、そう感じたんだ。
俊介も海も学生だけれど、生活をかけて懸命に生きてる。
生活などかかってないなんてことはないわけで、
ふたりともに、自分がやらなければ成り立たない世界を小さいながら持っていて、
それなりに制約の中で暮らしているからだ。

そして、「宿命」に翻弄されかけるが、
周りの人たちに支えられ、真実を見つめることができる。

まあ、つまるところはハッピーエンドで。
ありきたりのオトシドコロで構成されている。

しかし、まぁ、いいではないか。

映画の中だけでも、反省会ができたし、
「ごめん!俊介みたいになれなくて・・・・」

しかし、女子は決してそんなことは思わないのだろうな。

みんな幸せを求めている、でも、不幸せに向かってしまう。

2013-01-13 | 日記
で、言うんだ。
少し不満だったり、嫌なことがあれば。。。。
会社が悪い、組織が悪い、果てはこの社会が悪い!てね。
そして、あなたが悪い!平気な顔して言う人もいる。

マスコミは社会的問題である、と言う錦の御旗を掲げ、
こんなことが世の中では起こっていますよ。こんな調子じゃ世の中おかしくなります。
て、売る事ばかりかんがえる。

さて、いったい誰が悪いのでしょうか・・・・
こんな調子で悪者探しばかりやっている。

日本の西の方の高校のバスケット部のキャプテンが自殺した。

顧問の先生の体罰が原因だと言われている。
元プロ野球の有名な選手が、したり顔で
「体罰で人は育たない」
英国では体罰の鞭が禁止されたとか。

これが上っ面の社会の流れなんだろうね。

別に体罰がいい、なんて言ってないよ。
しかし、人間はホントに痛いとか、悲しいとか、辛いだとか、
脳みそじゃないところで感じないと理解できないことが
イッパイあるんじゃないかね。

頭でしか考えられなくしてしまっている「大人」が山のようにいるんだよね。
そして、それを子供たちに頭で納得させている。

まだ、世間を知らないガキどもは、それを信じようと努力はする。
でも、体と心が納得しない。

あまりにも切ない状況が生まれる。
そして、もがき苦しむ。

泣いてきたって、知らないよ。苦しむだけ苦しめばいいのだ
そして、自分で答を見つけるために生き続けるしかないんだよ。

それを、教えなくてはならない。大袈裟だけど・・・命を懸けて。

しかし、自らの命を絶つ。

ぎりぎりの水際で、どう防ぐかを大人たちは考えなくてはならない。

答はいつだって、風に舞っている。
失敗からは何も学べない。
ほんの、小さな成功からしか学べない。
自らの心に制約ばかりを身に着けてしまっては、さきに進めなくなってしまうからだよ。

もっともっと自由にならなくてはいけないんだ。

人を許す自由も大切だ。






のぼうの城

2013-01-10 | 日記
前から見たかった映画だった。

そんなにヒットしなかったんだろうか・・・気が付けば「スバル座」。

やっかいで、嫌な話を早く片づけ、見に行った。

そう言えば、スバル座て映画館、好きなんだよ。座席指定じゃないから。

シネコンだとイチイチ、座席を選ばなくてはならない。空いていればいいけれど

後ろに待つ人がいるのにぐずぐずするのが嫌だから。

で、のぼうの城。面白かった。

脚本の勝利だ。映像はCGがまるでよくない。臨場感まるでなしで、いかにもCGて感じだ。

なによりも野村萬斎。田楽踊りが最高に良かった。「氏親」はかなり大きな人だったらしいけれど

野村萬斎はこの踊りだけでリアル感だしちゃってた。実在の人物だってことをね。

しかし、日本人は判官びいき。

よくもまあ、探してきたもんだと感心する。史実から・・・・

とは言うものの、リーダーシップ意味がもう一つ加わった気がしたよ。

すべからく正直に自分をさらけ出せるかどうかだ。

さらけ出したことにウソがない。

死ぬときは死ぬのだ!覚悟するんだ・・・ってことだ。

そして、人気は必要だ。

死にもの狂いで人気ものにならなくちゃね。