19日、歌舞伎座七月大歌舞伎昼の部を見てきました。昼の部は『義経千本桜』の狐忠信を主人公にした忠信編の通しです。今まで権太や知盛の物語は見ていますけど、狐忠信の編は舞踊単体としての『吉野山』でしか見たことがなかったんですよね。(こちらは結構見ていますが^^;)なので『鳥居前』と『川連法眼館』は初見になります。
一、『鳥居前』
この幕は、なんだかんだ言ってもやっぱり海老蔵ってかっこいいな~と思ってしまいますね(笑)隈取も似合うし、立ち回りなども決まってますしね。六方もかっこよかったです。
段治郎さんの義経は気品がありましたし、権十郎さんの弁慶、市蔵さんの藤太はコミカルで楽しかったです。春猿さんの静もとても素敵なんですが、欲を言えば・・・・通して玉三郎さんの静で見たかったな~・・と思いましたが(^^;
あと、上演中に地震がありました。去年も歌舞伎座で地震に遭遇しているんですが、歌舞伎座で地震に遭うと、そんなにたいしたことなくても、古い建物だけにちょっと不安になります(^^;
二、『吉野山』
以前、南座の玉三郎さんの舞踊公演を見に行ったときに、玉三郎さんの静と当時まだ新之助だった海老蔵の忠信で見ているので、その時のことも思い出しました。そのほかの人の組み合わせでも、この踊りは結構見ていますが、今回のは私が気がついただけでも演出が結構違っているところがいくつかありました。藤太は『鳥居前』で同じことをしているので出てきませんし(同じことやったらさすがに飽きるので、これはこれでありでしょうね。)音楽は通常の竹本と清元の掛け合いではなく、竹本のみなので、単調になってしまうような気がしましたが・・・。
冒頭の舞台セットもおぉ!といった感じですね。いかにも玉三郎さんがお好きそうなというか、玉三郎さんのこだわりなんだろうな~という・・・。
玉三郎さんの静ですが、やはり綺麗ですね
海老蔵の狐も、以前見た時(何年前だ~ですが^^;)よりも狐っぽくなっていてよかったです!!藤太が出てこないので、二人で踊るシーン満載で、とても絵になるお二人でした
筋書を始まる前に少し読んだ時、配役に「人形遣い」とあったので、舞踊でよくあるような人形振りでもあるのかしら?と思ったら・・・狐のお人形でした。狐が身支度をする静を手伝ってあげるのが可愛かったです。
三、『川連法眼館』
海老蔵が猿之助丈指導の下、澤瀉屋の型で演じるので、早替わりや宙乗りなどの演出で魅せてくれます!狐であると正体がばれてからの狐言葉は、台詞のしゃべり方とかおもだか屋さんそっくり・・・と思ってしまいましたが(笑)本物の忠信と源九郎狐の早変わりや舞台のいろんな所から源九郎狐が現れたりするのは楽しいですね。海老蔵の身体能力もすごいなと思いましたし。鼓を慕う様子はなんだかかわいかったです(笑)
そういえば『義経千本桜』はメインの人物がこの狐忠信、権太、知盛・・と題名の義経はあんまり目立たないんですよね・・・。義経ってよく人気のある人物という割には、歌舞伎にしろ能にしろ義経が主役のものってあまり思い浮かびません。(能『屋島』くらい?)
でも、権太、知盛は両者とも最後は死んでしまう話なので、ハッピーエンドかつちょっと不思議なお話の忠信編は見ていて楽しいですね。
あと、これはよく書いていますけど・・・鼓を忠信がコロコロ転がしているのを見ると・・・そんなこと私がやったら師匠に半殺しにされるだろうなぁとか思ってしまいます(笑)しかも翌日は稽古だったんで・・・余計にそう思ったり(^^;。でも、鼓は馬皮を使っているのですが、だいたいが仔馬の皮なので、狐皮って鳴るのか?というか鼓が作れるのか?ということも考えてしまったりします(笑)いろんな意味で・・・お道具は大事に扱おう・・・と改めて思いました(笑)。
一、『鳥居前』
この幕は、なんだかんだ言ってもやっぱり海老蔵ってかっこいいな~と思ってしまいますね(笑)隈取も似合うし、立ち回りなども決まってますしね。六方もかっこよかったです。
段治郎さんの義経は気品がありましたし、権十郎さんの弁慶、市蔵さんの藤太はコミカルで楽しかったです。春猿さんの静もとても素敵なんですが、欲を言えば・・・・通して玉三郎さんの静で見たかったな~・・と思いましたが(^^;
あと、上演中に地震がありました。去年も歌舞伎座で地震に遭遇しているんですが、歌舞伎座で地震に遭うと、そんなにたいしたことなくても、古い建物だけにちょっと不安になります(^^;
二、『吉野山』
以前、南座の玉三郎さんの舞踊公演を見に行ったときに、玉三郎さんの静と当時まだ新之助だった海老蔵の忠信で見ているので、その時のことも思い出しました。そのほかの人の組み合わせでも、この踊りは結構見ていますが、今回のは私が気がついただけでも演出が結構違っているところがいくつかありました。藤太は『鳥居前』で同じことをしているので出てきませんし(同じことやったらさすがに飽きるので、これはこれでありでしょうね。)音楽は通常の竹本と清元の掛け合いではなく、竹本のみなので、単調になってしまうような気がしましたが・・・。
冒頭の舞台セットもおぉ!といった感じですね。いかにも玉三郎さんがお好きそうなというか、玉三郎さんのこだわりなんだろうな~という・・・。
玉三郎さんの静ですが、やはり綺麗ですね


三、『川連法眼館』
海老蔵が猿之助丈指導の下、澤瀉屋の型で演じるので、早替わりや宙乗りなどの演出で魅せてくれます!狐であると正体がばれてからの狐言葉は、台詞のしゃべり方とかおもだか屋さんそっくり・・・と思ってしまいましたが(笑)本物の忠信と源九郎狐の早変わりや舞台のいろんな所から源九郎狐が現れたりするのは楽しいですね。海老蔵の身体能力もすごいなと思いましたし。鼓を慕う様子はなんだかかわいかったです(笑)
そういえば『義経千本桜』はメインの人物がこの狐忠信、権太、知盛・・と題名の義経はあんまり目立たないんですよね・・・。義経ってよく人気のある人物という割には、歌舞伎にしろ能にしろ義経が主役のものってあまり思い浮かびません。(能『屋島』くらい?)
でも、権太、知盛は両者とも最後は死んでしまう話なので、ハッピーエンドかつちょっと不思議なお話の忠信編は見ていて楽しいですね。
あと、これはよく書いていますけど・・・鼓を忠信がコロコロ転がしているのを見ると・・・そんなこと私がやったら師匠に半殺しにされるだろうなぁとか思ってしまいます(笑)しかも翌日は稽古だったんで・・・余計にそう思ったり(^^;。でも、鼓は馬皮を使っているのですが、だいたいが仔馬の皮なので、狐皮って鳴るのか?というか鼓が作れるのか?ということも考えてしまったりします(笑)いろんな意味で・・・お道具は大事に扱おう・・・と改めて思いました(笑)。