みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『南極料理人』 (DVD)

2011年01月30日 | 映画(DVD含む)
 題材も面白そうですし堺雅人主演なので興味があったのだけど地元でのシネコン公開時は見逃してしまったので、DVD鑑賞となりました。

【あらすじ】南極料理人 - goo 映画より引用。
海上保安庁の料理担当である西村は、南極ドームふじ基地に派遣される。ペンギンやアザラシはおろか、ウィルスさえ生存できない極寒の地では、楽しみと言えば食べることだけ。観測隊員のために西村は、時に贅沢な食材を使い、娯楽の少ない彼らをもてなしていた。日本から遠く離れた西村の心の支えは家族。しかし、ある日娘から「お父さんがいなくなってから毎日が楽しくて仕方ありません」というファクスが届き、ショックを受ける。

 南極が舞台の映画といえばずばり『南極物語』なのですが、タロ・ジロのような劇的な物語や大きい事件というものはありません。氷点下54度、ペンギンもアザラシもウイルスさえもいない南極ドームふじ基地の隊員さんたちの生活、とくに“食生活”を描いた作品です。思ったよりも地味でしたが、良い作品でした!そして、なんてことのない普通の食事だけど、こんなに食べ物がおいしそうと思う映画はそうない。その食事も私たちが普通に生活している日本とは違い、食材がなくなれば近くのスーパーに行けばよいという状況ではない。沿岸地域に近い昭和基地から1000キロ離れ、富士山よりも標高が高いドームふじ基地では、気圧が低いため水が85度で沸騰するためにラーメンを茹でても芯が残ってしまう。そんな深刻な状況ですが、深刻な映画ではなくて、この映画は随所にくすっと笑ってしまうようなほのぼのさがあって、なんか良い感じの映画でした。でも南極に1年以上行けともし言われたら・・・いやですけど(苦笑)
 
 食事以外のシーンでは日本への通話料金が「1分750円」という張り紙が目の前に張られている電話から家族、恋人に電話をかける隊員たちのエピソードもまたよかったです。砂時計で時間を計りながらの家族や恋人との会話は少し切なくもあり・・・。そして若い隊員の恋の行方もドキドキしてしまいますし、意外なオチが!

 堺雅人のあの笑顔が良い方向に作用していると思いますし(笑)、他の役者さんたちも皆さん個性的でそれぞれの役にハマっていてよかったです!大事件もオチもない題材の割にはゆるい映画だけれど、なんか良い映画でした。


 「僕の体はラーメンで出来ているんだ」

 今日これを見る前に、お昼ご飯に野菜たっぷりの塩ラーメンを作って食べた私(私もラーメン大好き!)は、何の苦労もせず当たり前のようにラーメンが食べられる日常の幸せに感謝しました(笑)ラーメン最高!と思える映画でもあります(笑)そしてこれを見たら美味しい食べ物を食べたくなるはず!料理をしたくなるはず!ということで晩御飯は海老を使った料理を作りました。もちろん伊勢エビフライではない(笑)料理下手ではないとは自分で思うけれど、料理上手でもない私はこれを見て、レパートリーを増やそう!と思いました(笑)

 そしてエンディングのユニコーンの曲もよかった♪民生のゆるい感じの歌声も、この映画にマッチしているな~。