みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

『バトルシップ』

2012年04月17日 | 映画(DVD含む)
 『ステキな金縛り』以来の久しぶりの映画館です。年末から年明けにかけて、いろいろ見たい映画はありましたが、なかなか都合がつかなかったりしたので・・・。(スターウォーズの3Dも見に行く気満々でしたが、タイミング合わなかったりして・・・3Dも苦手ということもあり・・)で、ちょっと落ち着いたので、この手のものが好きな家族と久しぶりに一緒に映画に行きました。これは、浅野忠信が海上自衛隊護衛艦の艦長役ということも気になっていたのです!ていうか、ハリウッド映画に自衛隊が出るなんて、日本人として気になります!ということで鑑賞。

【あらすじ】バトルシップ - goo 映画より引用。
アメリカをはじめとする世界各国の護衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるハワイで、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛かけてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパーと、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタだった。弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう海の精鋭たち。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか?アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか?そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるだろうか!?


 近年公開された宇宙人侵略モノは、全く見ていませんが、「USA!USA!」なノリの『インディペンデンス・デイ』は結構好きなんで、この映画も楽しめました。まあ、宇宙人はなんで来たの?とか、いくらなんでも最後のアレ(題名のもの)はすぐ動くのか?というツッコミどころはあるし、ストーリーは超お決まりパターン。そして・・・意外だったのが日本の扱われ方ですが・・・いや、悪くないのですよ、「胸熱」というくらいだったのですが、かえって裏とかアメリカの意図があるのか?と勘繰ったりもしてしまいましたが・・・。でもいいんですよ、楽しかったから!

 主人公のガールフレンドのパパは提督(リーアム・ニーソン・・海軍の軍服がかっこよすぎ♪)で結婚の話も切り出せず、兄は優秀だけど自分は海軍をクビになりそう、ライバルとの確執・・・も結果が見えているようなものなので、ある意味安心できます(笑)そして、あの義足でリハビリをしていたあのお兄さん、絶対に活躍すると思ったもん。(この場合、死亡フラグではなく、活躍フラグ・・というのだろうか?)

 さて、我らが(?)浅野忠信ですが、最初から最後まで、こんなに活躍するなんて思いませんでした!彼の役は護衛艦みょうこう艦長永田(字幕ではナガタと表記されていますが、あえて漢字で書きます)です。基本的には英語の台詞ですが、ところどころ日本語の台詞もあります。「撃ち方始め」などはもちろんそうだけど、ホッパーを罵ったりするときなどに“出てくる”言葉は当たり前だけど日本語。英語字幕が当てられていないようなところもありましたが、こういうのがかっこよかったです!。(なので、こういうのはなるべく字幕で見ましょう!)前から思っていたけど、この人は顔の造作自体はそんなに男前だと思いませんけど、カッコイイんですよね。自衛隊の護衛艦は、割と早くに宇宙人にやられて沈んでしまいますが、この後の展開が・・・良い意味で「いいんですか?」「何か裏があったりするんですか?」と思ってしまいましたが・・・ここは素直に活躍を喜んでおきましょう!何よりも、日本人が米海軍駆逐艦の指揮を執ってしまうなんて・・・「Fire!」には胸熱でしたよ!その前の、津波観測ブイを使って・・・というのも、ある意味日本人らしい発想?

 でも、この映画は、浅野忠信も主役のおにいちゃんもかっこよかったけど・・・一番かっこよかったのは、

 おじーちゃんたちでしょ!!(人も艦船も・・あ、でも船は女性名詞だから・・・おじーちゃんじゃおかしい?

 昭和20年9月2日、戦艦ミズーリ甲板上で日本の降伏文書調印式が行われたので、日本人としては、ちょっと複雑な気持ちを抱かないわけではないですが、それとこれはまた別。敬意を表するところは敬意を表したいですね。そっか、冒頭の表彰式のシーンがここに繋がるのね。でも、いくらなんでも、記念艦として、ずっと展示保存されていた船が・・・・すぐに動くのか?(整備的な意味で)という根本的な疑問を抱きながらも・・・、おじーちゃんたち(年齢的には私の祖父と同じくらいか上でしょうね、ということは日本を相手に戦ってきた方たちでもあるんですよね)がミズーリを動かす姿は、なぜか見ているこちらまで熱くなってしまいましたよ。

 【おまけ?】↑の画像は、我が家のリビングに飾られている、弟が小学校の時に作ったプラモデルです。基本的には旧日本軍の連合艦隊ばかりですが、大和の隣にミズーリもいますので、本人に許可を得ず(笑)載せました。弟は、ハワイに行った時に、ミズーリにも行った事があるそうだ・・・まあ彼らしい行き先なのですが(笑)。私はまだハワイには行った事がありません。もし今後ハワイに行くことがあるなら、火山などの大自然を見たい!と思っていましたが、これを見てミズーリ記念館に行くためにハワイに行きたくなった単純な私です(笑)

 終始、「USA!USA!」な映画ですが、浅野忠信の準主役と言ってもよいほどの活躍には「ニッポン」と思いました!

 あ、これからこの映画をご覧になるという方は、エンドロールの途中で帰らないようにしてくださいね~!