みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『明日の記憶』 (DVD)

2007年03月06日 | 映画(DVD含む)
明日の記憶 DSTD-2614明日の記憶 DSTD-2614

 渡辺謙さんが若年性アルツハイマーの患者の役を演じた『明日の記憶』という作品を観ました。テーマが重いし、いろいろ考えさせらた作品です。ぼろ泣きはしていませんが、いろいろ考えさせられて、常に涙が滲んでいました・・・。原作は未読なのですが、とてもよくできていたと思います。ただ、幻覚(?)シーンはいらなかったかな・・・と思いましたが、患者さんの気持ちを少しは分かったかなと・・・。ちょうど謙さんの役の設定年齢が親と同じなので、まだ自分が病気になったら・・・よりも親のことを考えていました。というか・・・娘とその婿は・・・面倒を見てあげないのかしら?とちょっと突っ込みたくなりましたが(苦笑)その娘の結婚式で、スピーチ原稿を忘れてしまったけど、自分の言葉でスピーチする場面と、退職するときの部下からのプレゼントはかなりきました・・・。
 それまで何ともなかったことをできなくなったりする恐怖・・・。例えば、同じ物ばかりを買う、仕事の約束を忘れる、道に迷う・・・・。こういうのって、周り特に奥さんも辛いけど、本人が一番辛いんですよね・・・。しかも普通の物忘れとは全く違うから・・。50歳で発病し、会社も退職せざるを得なくなってしまう・・・。それも辛いけど、病気の恐怖の方が辛いだろうなと・・・。白血病という病気と闘った謙さんだから余計にそう思うのかもしれませんが、病気への苦しみなどが痛いほど伝わってきました。
 謙さんも凄かったですけど、奥さん役の樋口可南子さんも良かったです。支える側の愛情、辛さ・・・。最後は辛かったですが、冒頭シーンを思い出すと、自分のことは忘れてしまってもずっと支えてあげる無償の愛にほろっと涙です。

 その他出演者では、ミッチー(及川光博)が、謙さんに病気を告げるお医者さん役でしたが、意外と嵌っていました。『白い巨塔』の弁護士役といい、こういうエリートっぽい役似合うなぁと思いました。あとは、部下の袴田君とか水川あさみさん(ドラマののだめで清良やってましたね。)が印象駅でした。

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