【ヒマワリの季節に】
夏になると毎年、近所の花屋でヒマワリの切り花を買う。子どものころに種をまいて育てたものは背が高く、大きな花が咲いた。サイズや色が多様になったいまは、小ぶりで鮮やかな色の品種を選ぶ。花瓶に挿して眺めると、丸顔が笑っているようで気分が明るくなる▼スティーヴン・A・ハリス著『ひまわりの文化誌』によると、ヒマワリは北米原産で、約5千年前には種を得るために栽培されていたという。花というより食用作物だったのだ。薬や染料などにも用いられた▼16世紀に欧州へ渡って世界に広まると、花は愛され、種からは油をしぼった。学名は「一年草の太陽の花」を意味し、太陽と関連づけられることが多い。それを象徴したのが、28年前にウクライナ南部で行われた式典だ▼1996年、旧ソ連時代の地下ミサイル格納庫跡の上に米、ロシア、ウクライナの国防担当閣僚が共にヒマワリの苗を植えた。「私たちはこの地にヒマワリを植え、太陽は再び輝き出した」。当時の米国防長官の言葉に、冷戦終結後の世界で核軍縮が進むかもしれないと思った▼旧ソ連時代のウクライナには、約1900発の戦略核弾頭が配備されていた。ウクライナ独立後に破棄することで合意し、この日の式典に先立って最後の40発が搬出された。ヒマワリは核軍縮や平和の象徴になった▼ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、あのころ抱いた小さな期待も消えた。闇でなく光を、恐怖でなく希望を。太陽のような花が叫んでいる。天声人語 朝日新聞朝刊2024-7-31
ヒマワリの思い出こちら
ヒマワリの種シャワーこちら
ひまわりはホンマに青空が良う似合うわ……。
夏になると毎年、近所の花屋でヒマワリの切り花を買う。子どものころに種をまいて育てたものは背が高く、大きな花が咲いた。サイズや色が多様になったいまは、小ぶりで鮮やかな色の品種を選ぶ。花瓶に挿して眺めると、丸顔が笑っているようで気分が明るくなる▼スティーヴン・A・ハリス著『ひまわりの文化誌』によると、ヒマワリは北米原産で、約5千年前には種を得るために栽培されていたという。花というより食用作物だったのだ。薬や染料などにも用いられた▼16世紀に欧州へ渡って世界に広まると、花は愛され、種からは油をしぼった。学名は「一年草の太陽の花」を意味し、太陽と関連づけられることが多い。それを象徴したのが、28年前にウクライナ南部で行われた式典だ▼1996年、旧ソ連時代の地下ミサイル格納庫跡の上に米、ロシア、ウクライナの国防担当閣僚が共にヒマワリの苗を植えた。「私たちはこの地にヒマワリを植え、太陽は再び輝き出した」。当時の米国防長官の言葉に、冷戦終結後の世界で核軍縮が進むかもしれないと思った▼旧ソ連時代のウクライナには、約1900発の戦略核弾頭が配備されていた。ウクライナ独立後に破棄することで合意し、この日の式典に先立って最後の40発が搬出された。ヒマワリは核軍縮や平和の象徴になった▼ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、あのころ抱いた小さな期待も消えた。闇でなく光を、恐怖でなく希望を。太陽のような花が叫んでいる。天声人語 朝日新聞朝刊2024-7-31
ヒマワリの思い出こちら
ヒマワリの種シャワーこちら
ひまわりはホンマに青空が良う似合うわ……。
今回のブログで7月31日の天声人語が紹介されましたが、米ロ間の戦略兵器削減条約(START)によりウクライナに保管の核兵器1900発が撤去された記念に「ヒマワリの苗木」が植えられ、ヒマワリが軍縮と平和の象徴になった・・・・との筆者の声がありました。
ヒマワリはロシア、ウクライナ、ペルーの国花として、また日本では北九州市や京都の向日市、兵庫県の佐用町、奈良県の三郷町など市町村の花として指定され、人気のお花です。
ヒマワリは古くから食用、油、化粧品、家畜の飼料などに利用されていますが、その文化面でも映画、歌謡曲、ゴッホの絵画、歌、俳句などに度々登場します。
私は最近知ったのですがNHKのど自慢で「ひまわりの約束」という題名の歌を聴きました(秦 基博さん作詞・作曲)、その歌詞のなかに「ひまわりのような、まっすぐその優しさを、温もりを全部・・・」とありましたが、そのように感じる人もあるのだと分かりました。
私は夏の花として太陽のような明るい花姿に興味があります。
その花言葉に「私の目はあなただけをみつめる」、「憧れ」がありましたが、ちょっと気持ち悪いと感じましたので、私は逆に太陽の花のように明るく活きたいとおもいました。!!
映画『STANDO BY MEドラえもん』主題歌
どんな内容の映画だったんでしょう?