アカマツ(赤松 学名: Pinus densiflora)マツ科マツ属の常緑針葉樹
松というと葉っぱを触ると痛いというイメージがあるんですが、アカマツの葉っぱは柔らかいし触っても痛くありません、クロマツだとブスッと刺さるような痛さがあります。パッと見、木の肌もアカマツは赤っぽいしクロマツは黒っぽいです。マツの年齢の見方、枝の出てる場所を数えると年齢が分かります。一年のウチに一節づつ生長します。
ススキ (芒、薄、学名∶Miscanthus sinensis)イネ科ススキ属
ススキの葉っぱを手で触るとシュッと手が切れた人もあるかと思います。なんで切れるか今から見てみましょう、マイクロスコープで観察。ススキのヘリ、ノコギリみたいにギザギザしてる、ススキを含むイネ科の植物はプラント・オパールという、ガラスを植物体内にたくさん持ってます、ガラスのノコギリと思ってもらって良いですよ。
ススキの花って?稲の花って?
あんまり花らしい花ではありません、花が咲いてるな、とは分かりづらい花です。
イネ科の花は花弁が無い、花びらがあってキレイな花の方が虫とかいっぱい来てくれると思うけど……。
イネ科の花はキレイな花を作らない作戦をとっている。キレイな花を作ると凄いコストがかかります。
生きものって持ってるコストが限られててこのススキは100しかエネルギーを持ってないとしたら、キレイな花を作るのに30,いっぱい花を咲かせるのに20、としてると、光合成をして葉っぱを作るのにエネルギーがあんまり摂れない。
イネ科の植物は敢えてきれいな花・密を作らない。その代わりに花粉を大量に作る。風が吹いたときにブわ~~っと大量に花粉を飛ばして花粉を運んでもらう。
虫とか鳥に来てもらって花粉や蜜を運んでもらう方が確実なんですが、他に木々とかいっぱいある所はそういう戦略もぴったりなんですが、何も無い原っぱのようなところに生えてるもんだから、遮るものもないし大量に花粉を飛ばしてもらう方が確実に運んでもらえる。イネ科の植物は草原に多い。
ススキも綿毛で開けた草原だったら風に乗って遠くへ運んでもらえる。
アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草 学名: Bidens frondosa、)キク科センダングサ属の1年草
ルーペで観察、種の先に二股のトゲがある、その棘に返しがある、くっつき虫の仲間は他の動物に引っ付いて遠くに運んでもらうという戦略。最初は動物にくっついているのが返しがボキッと折れて種が運ばれるという戦略。動物によって種が運ばれる種子散布の方法を動物散布といいます。
ダンチク(葮竹、暖竹、学名:Arundo donax)イネ科
ヨシに似ているがはるかに大型で、高さは2~4メートルになり、茎も太くて竹のようになる。地下茎は短く横に這い、大きな株立ちになる。葉は幅広い線形で、先端は細く伸びる。花序はヨシのものに似て、茎の先端から夏-秋に出る。イネ科植物でたくさんの綿毛で風が吹いたらふわ~~っと……
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。とは言うもののなかなかの植物であると私は思います。
ダンチクもっと詳しくこちら
リンドウ(竜胆)リンドウ科リンドウ属の多年生植物
いつもなら満開なんだけど、今日(11月16日)は閉じてます何故でしょう?リンドウの花は虫に花粉を運んでもらう、虫は雨の日は活動しないからリンドウも閉じたままに。花を咲かせるにはコストがかかります、虫が来ないんやったら花を閉じときましょ。虫が来る時だけ花を開いときましょ。
葉っぱについて、緑色だと光合成をするんですけど黄色くなってますね光合成をする能力が衰えてきて葉っぱを付けていても仕方ないので葉っぱを落とします。地中で根っこだけになって冬を越して、春に花が咲きます。
11月21日好天気に恵まれリンドウ見事に咲いてました。
ヨメナとノコンギク
ヨメナ👇(嫁菜、娵菜、学名:Aster yomena)キク科シオン属の多年草
ノコンギク👇(野紺菊、学名: Aster microcephalus var. ovatus)キク科
見分け方
① 花のつくりを見比べる
② 葉っぱの質感
この日に参加した全員で葉っぱを触る
ヨメナ
葉っぱ⇒つるつるしてます、食べて美味しい。葉っぱを刻んで炊き込みご飯にオッケー
ノコンギク
葉っぱ⇒ザラザラしてます(おもて面の方が感じやすい)、食用には向かない。
決定的な見分け方
キク科の花は集合花(小さな花がたくさん集まってる)、の黄色いのは筒状花、周りの花弁を舌状花ヨメナは毛が無いノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。
見るところは筒状花の付け根の部分
花を半分に割く
ヨメナは毛が無い
ノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。
タンポポの仲間 タンポポ(蒲公英)キク科タンポポ属
地面にペッタリしているコレはロゼットといいます、地面にペタッと張り付いてることによって
他の動物に食べられにくいとか、光をいっぱい受けいれるような形になってる、上から見ても葉っぱどうしが重なっていないというのが分かる、できるだけ重ならないようにして太陽の光をいっぱい受けられるようにしている。植物が生きていけるには太陽の光が重要です。
エゴノキ(えごの木、学名: Styrax japonica)エゴノキ科エゴノキ属
今の時季咲いてたらアキマセン本来なら5月6月に咲いてる、
この花も花の形でお客さんを選別してる。『一見(いちげん)さんお断りの花』
下向きに咲いてる花は基本的にハチに来て欲しい、甲虫とか蝶々はあんまり飛ぶのが得意じゃない、逆さまに止まって蜜を吸うというのが、メチャメチャ苦手、逆さま向きに不安定に咲いてる花はハチに来て欲しい。
ハチは体中が毛だらけなので花粉をメッチャ運んでくれる。甲虫はつるつるやし、花粉を食べるのであんまり運んでくれない。
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)ユリ科
タイワンホトトギスは、台湾や沖縄県の西表島に自生する高さ25~80cmの植物です。
日陰のやや湿った斜面や崖・岩場に見られ、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。
花の中央に赤いリング状の模様があり、その周りに墨を飛ばしたような模様がある、密標(虫にこの模様のとこに来たら蜜があるヨと教えてる)
マルハナバチ(バンブルビー)が花にやってき花の回りをグルグル回りながら蜜を吸う、そしたら
キッコウハグマ(亀甲白熊、学名:Ainsliaea apiculata)キク科モ ミジハグマ属の多年草
1. キッコウハグマは、「亀甲白熊」のことで、「亀甲(きっこう)」は、葉が5角形で、これを亀の甲羅、「亀甲」に見立てた。また、「白熊(はぐま)」とは、ヤクの尾の毛でつくった飾りをいい、兜、槍の白い飾りや僧が使う払子に使われた。花冠の細長い裂片のようすを白熊(はぐま)に見立てた。
キッコウハグマこちら
『水景園で植物ガイド開催』11月16日講師はIさん。
Iさんは「植彌加藤造園株式会社こちら」の法被を着てはりました。
松というと葉っぱを触ると痛いというイメージがあるんですが、アカマツの葉っぱは柔らかいし触っても痛くありません、クロマツだとブスッと刺さるような痛さがあります。パッと見、木の肌もアカマツは赤っぽいしクロマツは黒っぽいです。マツの年齢の見方、枝の出てる場所を数えると年齢が分かります。一年のウチに一節づつ生長します。
ススキ (芒、薄、学名∶Miscanthus sinensis)イネ科ススキ属
ススキの葉っぱを手で触るとシュッと手が切れた人もあるかと思います。なんで切れるか今から見てみましょう、マイクロスコープで観察。ススキのヘリ、ノコギリみたいにギザギザしてる、ススキを含むイネ科の植物はプラント・オパールという、ガラスを植物体内にたくさん持ってます、ガラスのノコギリと思ってもらって良いですよ。
ススキの花って?稲の花って?
あんまり花らしい花ではありません、花が咲いてるな、とは分かりづらい花です。
イネ科の花は花弁が無い、花びらがあってキレイな花の方が虫とかいっぱい来てくれると思うけど……。
イネ科の花はキレイな花を作らない作戦をとっている。キレイな花を作ると凄いコストがかかります。
生きものって持ってるコストが限られててこのススキは100しかエネルギーを持ってないとしたら、キレイな花を作るのに30,いっぱい花を咲かせるのに20、としてると、光合成をして葉っぱを作るのにエネルギーがあんまり摂れない。
イネ科の植物は敢えてきれいな花・密を作らない。その代わりに花粉を大量に作る。風が吹いたときにブわ~~っと大量に花粉を飛ばして花粉を運んでもらう。
虫とか鳥に来てもらって花粉や蜜を運んでもらう方が確実なんですが、他に木々とかいっぱいある所はそういう戦略もぴったりなんですが、何も無い原っぱのようなところに生えてるもんだから、遮るものもないし大量に花粉を飛ばしてもらう方が確実に運んでもらえる。イネ科の植物は草原に多い。
ススキも綿毛で開けた草原だったら風に乗って遠くへ運んでもらえる。
アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草 学名: Bidens frondosa、)キク科センダングサ属の1年草
ルーペで観察、種の先に二股のトゲがある、その棘に返しがある、くっつき虫の仲間は他の動物に引っ付いて遠くに運んでもらうという戦略。最初は動物にくっついているのが返しがボキッと折れて種が運ばれるという戦略。動物によって種が運ばれる種子散布の方法を動物散布といいます。
ダンチク(葮竹、暖竹、学名:Arundo donax)イネ科
ヨシに似ているがはるかに大型で、高さは2~4メートルになり、茎も太くて竹のようになる。地下茎は短く横に這い、大きな株立ちになる。葉は幅広い線形で、先端は細く伸びる。花序はヨシのものに似て、茎の先端から夏-秋に出る。イネ科植物でたくさんの綿毛で風が吹いたらふわ~~っと……
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。とは言うもののなかなかの植物であると私は思います。
ダンチクもっと詳しくこちら
リンドウ(竜胆)リンドウ科リンドウ属の多年生植物
いつもなら満開なんだけど、今日(11月16日)は閉じてます何故でしょう?リンドウの花は虫に花粉を運んでもらう、虫は雨の日は活動しないからリンドウも閉じたままに。花を咲かせるにはコストがかかります、虫が来ないんやったら花を閉じときましょ。虫が来る時だけ花を開いときましょ。
葉っぱについて、緑色だと光合成をするんですけど黄色くなってますね光合成をする能力が衰えてきて葉っぱを付けていても仕方ないので葉っぱを落とします。地中で根っこだけになって冬を越して、春に花が咲きます。
11月21日好天気に恵まれリンドウ見事に咲いてました。
ヨメナとノコンギク
ヨメナ👇(嫁菜、娵菜、学名:Aster yomena)キク科シオン属の多年草
ノコンギク👇(野紺菊、学名: Aster microcephalus var. ovatus)キク科
見分け方
① 花のつくりを見比べる
② 葉っぱの質感
この日に参加した全員で葉っぱを触る
ヨメナ
葉っぱ⇒つるつるしてます、食べて美味しい。葉っぱを刻んで炊き込みご飯にオッケー
ノコンギク
葉っぱ⇒ザラザラしてます(おもて面の方が感じやすい)、食用には向かない。
決定的な見分け方
キク科の花は集合花(小さな花がたくさん集まってる)、の黄色いのは筒状花、周りの花弁を舌状花ヨメナは毛が無いノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。
見るところは筒状花の付け根の部分
花を半分に割く
ヨメナは毛が無い
ノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。
タンポポの仲間 タンポポ(蒲公英)キク科タンポポ属
地面にペッタリしているコレはロゼットといいます、地面にペタッと張り付いてることによって
他の動物に食べられにくいとか、光をいっぱい受けいれるような形になってる、上から見ても葉っぱどうしが重なっていないというのが分かる、できるだけ重ならないようにして太陽の光をいっぱい受けられるようにしている。植物が生きていけるには太陽の光が重要です。
エゴノキ(えごの木、学名: Styrax japonica)エゴノキ科エゴノキ属
今の時季咲いてたらアキマセン本来なら5月6月に咲いてる、
この花も花の形でお客さんを選別してる。『一見(いちげん)さんお断りの花』
下向きに咲いてる花は基本的にハチに来て欲しい、甲虫とか蝶々はあんまり飛ぶのが得意じゃない、逆さまに止まって蜜を吸うというのが、メチャメチャ苦手、逆さま向きに不安定に咲いてる花はハチに来て欲しい。
ハチは体中が毛だらけなので花粉をメッチャ運んでくれる。甲虫はつるつるやし、花粉を食べるのであんまり運んでくれない。
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)ユリ科
タイワンホトトギスは、台湾や沖縄県の西表島に自生する高さ25~80cmの植物です。
日陰のやや湿った斜面や崖・岩場に見られ、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。
花の中央に赤いリング状の模様があり、その周りに墨を飛ばしたような模様がある、密標(虫にこの模様のとこに来たら蜜があるヨと教えてる)
マルハナバチ(バンブルビー)が花にやってき花の回りをグルグル回りながら蜜を吸う、そしたら
キッコウハグマ(亀甲白熊、学名:Ainsliaea apiculata)キク科モ ミジハグマ属の多年草
1. キッコウハグマは、「亀甲白熊」のことで、「亀甲(きっこう)」は、葉が5角形で、これを亀の甲羅、「亀甲」に見立てた。また、「白熊(はぐま)」とは、ヤクの尾の毛でつくった飾りをいい、兜、槍の白い飾りや僧が使う払子に使われた。花冠の細長い裂片のようすを白熊(はぐま)に見立てた。
キッコウハグマこちら
『水景園で植物ガイド開催』11月16日講師はIさん。
Iさんは「植彌加藤造園株式会社こちら」の法被を着てはりました。