【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物ガイド:水景園にて 2024-11-16

2024-12-13 | 折々の花~植物観察会~
アカマツ(赤松 学名: Pinus densiflora)マツ科マツ属の常緑針葉樹

松というと葉っぱを触ると痛いというイメージがあるんですが、アカマツの葉っぱは柔らかいし触っても痛くありません、クロマツだとブスッと刺さるような痛さがあります。パッと見、木の肌もアカマツは赤っぽいしクロマツは黒っぽいです。マツの年齢の見方、枝の出てる場所を数えると年齢が分かります。一年のウチに一節づつ生長します。

ススキ (芒、薄、学名∶Miscanthus sinensis)イネ科ススキ属
ススキの葉っぱを手で触るとシュッと手が切れた人もあるかと思います。なんで切れるか今から見てみましょう、マイクロスコープで観察。ススキのヘリ、ノコギリみたいにギザギザしてる、ススキを含むイネ科の植物はプラント・オパールという、ガラスを植物体内にたくさん持ってます、ガラスのノコギリと思ってもらって良いですよ。
ススキの花って?稲の花って?
あんまり花らしい花ではありません、花が咲いてるな、とは分かりづらい花です。
イネ科の花は花弁が無い、花びらがあってキレイな花の方が虫とかいっぱい来てくれると思うけど……。
イネ科の花はキレイな花を作らない作戦をとっている。キレイな花を作ると凄いコストがかかります。
生きものって持ってるコストが限られててこのススキは100しかエネルギーを持ってないとしたら、キレイな花を作るのに30,いっぱい花を咲かせるのに20、としてると、光合成をして葉っぱを作るのにエネルギーがあんまり摂れない。
イネ科の植物は敢えてきれいな花・密を作らない。その代わりに花粉を大量に作る。風が吹いたときにブわ~~っと大量に花粉を飛ばして花粉を運んでもらう。
虫とか鳥に来てもらって花粉や蜜を運んでもらう方が確実なんですが、他に木々とかいっぱいある所はそういう戦略もぴったりなんですが、何も無い原っぱのようなところに生えてるもんだから、遮るものもないし大量に花粉を飛ばしてもらう方が確実に運んでもらえる。イネ科の植物は草原に多い。
ススキも綿毛で開けた草原だったら風に乗って遠くへ運んでもらえる。


アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草 学名: Bidens frondosa、)キク科センダングサ属の1年草

ルーペで観察、種の先に二股のトゲがある、その棘に返しがある、くっつき虫の仲間は他の動物に引っ付いて遠くに運んでもらうという戦略。最初は動物にくっついているのが返しがボキッと折れて種が運ばれるという戦略。動物によって種が運ばれる種子散布の方法を動物散布といいます。

ダンチク(葮竹、暖竹、学名:Arundo donax)イネ科

ヨシに似ているがはるかに大型で、高さは2~4メートルになり、茎も太くて竹のようになる。地下茎は短く横に這い、大きな株立ちになる。葉は幅広い線形で、先端は細く伸びる。花序はヨシのものに似て、茎の先端から夏-秋に出る。イネ科植物でたくさんの綿毛で風が吹いたらふわ~~っと……
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。とは言うもののなかなかの植物であると私は思います。
ダンチクもっと詳しくこちら

リンドウ(竜胆)リンドウ科リンドウ属の多年生植物

いつもなら満開なんだけど、今日(11月16日)は閉じてます何故でしょう?リンドウの花は虫に花粉を運んでもらう、虫は雨の日は活動しないからリンドウも閉じたままに。花を咲かせるにはコストがかかります、虫が来ないんやったら花を閉じときましょ。虫が来る時だけ花を開いときましょ。
葉っぱについて、緑色だと光合成をするんですけど黄色くなってますね光合成をする能力が衰えてきて葉っぱを付けていても仕方ないので葉っぱを落とします。地中で根っこだけになって冬を越して、春に花が咲きます。
11月21日好天気に恵まれリンドウ見事に咲いてました。
 

ヨメナとノコンギク
ヨメナ👇(嫁菜、娵菜、学名:Aster yomena)キク科シオン属の多年草
 
ノコンギク👇(野紺菊、学名: Aster microcephalus var. ovatus)キク科
 
見分け方
① 花のつくりを見比べる
② 葉っぱの質感
この日に参加した全員で葉っぱを触る
ヨメナ
葉っぱ⇒つるつるしてます、食べて美味しい。葉っぱを刻んで炊き込みご飯にオッケー
ノコンギク
葉っぱ⇒ザラザラしてます(おもて面の方が感じやすい)、食用には向かない。
決定的な見分け方
キク科の花は集合花(小さな花がたくさん集まってる)、の黄色いのは筒状花、周りの花弁を舌状花ヨメナは毛が無いノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。
見るところは筒状花の付け根の部分
花を半分に割く
ヨメナは毛が無い
ノコンギクは筒状花の付け根に毛がいっぱい生えている。

タンポポの仲間 タンポポ(蒲公英)キク科タンポポ属
 
地面にペッタリしているコレはロゼットといいます、地面にペタッと張り付いてることによって
他の動物に食べられにくいとか、光をいっぱい受けいれるような形になってる、上から見ても葉っぱどうしが重なっていないというのが分かる、できるだけ重ならないようにして太陽の光をいっぱい受けられるようにしている。植物が生きていけるには太陽の光が重要です。

エゴノキ(えごの木、学名: Styrax japonica)エゴノキ科エゴノキ属

今の時季咲いてたらアキマセン本来なら5月6月に咲いてる、
この花も花の形でお客さんを選別してる。『一見(いちげん)さんお断りの花』
下向きに咲いてる花は基本的にハチに来て欲しい、甲虫とか蝶々はあんまり飛ぶのが得意じゃない、逆さまに止まって蜜を吸うというのが、メチャメチャ苦手、逆さま向きに不安定に咲いてる花はハチに来て欲しい。
ハチは体中が毛だらけなので花粉をメッチャ運んでくれる。甲虫はつるつるやし、花粉を食べるのであんまり運んでくれない。

タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)ユリ科
 
タイワンホトトギスは、台湾や沖縄県の西表島に自生する高さ25~80cmの植物です。
日陰のやや湿った斜面や崖・岩場に見られ、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。
花の中央に赤いリング状の模様があり、その周りに墨を飛ばしたような模様がある、密標(虫にこの模様のとこに来たら蜜があるヨと教えてる)
マルハナバチ(バンブルビー)が花にやってき花の回りをグルグル回りながら蜜を吸う、そしたら

キッコウハグマ(亀甲白熊、学名:Ainsliaea apiculata)キク科モ ミジハグマ属の多年草

1. キッコウハグマは、「亀甲白熊」のことで、「亀甲(きっこう)」は、葉が5角形で、これを亀の甲羅、「亀甲」に見立てた。また、「白熊(はぐま)」とは、ヤクの尾の毛でつくった飾りをいい、兜、槍の白い飾りや僧が使う払子に使われた。花冠の細長い裂片のようすを白熊(はぐま)に見立てた。
キッコウハグマこちら

『水景園で植物ガイド開催』11月16日講師はIさん。
Iさんは「植彌加藤造園株式会社こちら」の法被を着てはりました。



絵手紙 十一月

2024-12-10 | 絵手紙
2025年の干支「乙巳(きのと・み)」
「年一度 生きてますよ! と出す賀状」
今年も年賀状を使って、自分が元気でいることを、お知らせ下さい。きっと、みなさん 安心されますよ!
楽しい年賀状で福を呼び込みましょう!来年の干支はヘビです。
不老長寿のシンボルで、縁起がいいですよ!
10枚、20枚でも、ご利用がございましたらうれしいです。申込書に枚数をご記入いただき、ポストへご投函下さい。
イケメン配達員がお届けさせて頂きます。山城木津郵便局 T

「年賀状を卒業させていただきます」と。2~3年前のこと。
お正月に年賀状が来なかったらやっぱり寂しい「年賀状復活宣言」のわんちゃん。


Hさん



👆こんな年賀状が出てきました。
2013年癸巳の年(みずのとみのとし)

喪中はがきが届いたら、『寒中お見舞い』


Mさんの作品(年賀状は卒業のようです)




紫式部ゆかりの宇治川ウォーク 2024-11-28(木)

2024-12-05 | いきいき健康ウォーク
≪健康管理に歩くことが見直されてきています。どんどん歩きましょう。≫
行程:JR宇治駅 ⇒ お茶と宇治のまち歴史公園 ⇒ 大吉山展望台(昼食)⇒ 興聖寺 ⇒ 宇治神社 ⇒ 宇治上神社 ⇒ 源氏物語ミュージアム(解散)
歩行(JR宇治駅発着)約6.5km 約10,000歩 所要時間約3時間
お茶と宇治のまち歴史公園こちら


京アニの夢と情熱、「繫ぐ碑」公開 事件5年を前に「仲間忘れない」こちら
 

宇治川太閤堤跡こちら


大吉山展望台で昼食

大吉山は、正式には仏徳山(ぶっとくさん)という名前の山です。標高131m
展望台にあるベンチでお弁当タイム。スッゴイ強風に悩まされながら……でした。

興聖寺曹洞宗仏徳山 :興聖寺





参道は「琴坂」と称し、宇治十二景の一つに数えられている。
曹洞宗の名刹で、春秋に美しい「琴坂」とともに人気の観光スポットです。開祖道元は、最初の禅苑を京都の深草に建てましたが、戦乱で廃絶1648年に淀城主永井尚政によって宇治の地に再興されました。茶人でもあった尚政は、山水を取り入れて現在のような枯淡閑寂な境内を作りましたが、往時には少なくとも三つの茶亭があったと伝えられています。また、平安時代中期の木造聖観音立像は、かつて源氏物語「宇治十帖」の古跡が「手習いの杜」に祀られていたことから「手習観音」の名で親しまれています。

見事な黄葉を横目に(興聖寺から宇治神社)


宇治神社



隣接する宇治上神社は明治時代に宇治神社から分離したもので、元は一体でした。宇治神社のご祭神は応神天皇の皇子・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)この辺りは、応神天皇の離宮があった場所とされており、宇治神社のある場所が菟道稚郎子命の宮居跡と伝えられています。今でこそ、長男相続説が一般的になっていますが、古代の慣例では、なるべく若い者を後継者にする事で活躍期間が長くなり、それゆえ国が繁栄すると考えられていました。一方、菟道稚郎子命が学んでいた儒教の教えでは長男相続説を唱えるため、第一皇子、のちに仁徳天皇となる大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)と、末の皇子だった菟道稚郎子命が皇位の譲り合いに。もつれ合った末に、兄君を天皇に就かせるために菟道稚郎子命はこの地で自害します。嘆き悲しんだ仁徳天皇が弟君・菟道稚郎子命の御神霊を祀ったのが宇治神社のはじまりと伝わります。

宇治上神社



明治時代までは、隣接する宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。祭神は、応神天皇とその皇子菟道稚郎子命及び兄の仁徳天皇とされています。本殿は平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。境内にはその他、鎌倉時代に建てられた春日神社などの摂社や、宇治七名水の一つ「桐原水」があります。
1994年に『古都京都の文化財』としてユネスコ世界遺産に登録されました。

宇治橋

大化2年(646)に奈良元興寺の僧道登によって架けられたと伝えられ、「瀬田唐橋」「山崎橋」とともに、日本三古橋のひとつに数えられている。現在の橋は、平成8年(1996)3月に完成したもので、檜製の高欄に青銅製の擬宝珠を冠し、宇治橋が持つ歴史的イメージを残し、周辺の景観にも調和したデザインになっている。上流側に張り出した「三の間」は守護神「橋姫」を祀った名残とか、豊臣秀吉が茶の湯に使う水を汲ませたところともいわれ、そこからの上流の眺めは絶景である。

紫式部像

宇治川に架かる宇治橋の西詰にある石像。紫式部が「源氏物語」において最後の十帖が宇治を舞台にしたことを記念したもの。宇治ライオンズクラブにより2003年に建立された。

源氏物語の植物

ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科:別名・リュウキュウハギ。日本の宮城県で県花に指定されている。
キキョウ(桔梗)キキョウ科
ススキ(すすき)イネ科
フジバカマ(藤袴)キク科

宇治で「秋の色」も堪能しました




ところがですね、この日のコースですが過去に歩いてるんですよこちら
※記事内の説明文は『いきいき健康ウォーク』スタッフさん手作りのパンフレットより引用させていただきました。
JR宇治駅が出発地点で帰路はJR宇治駅から、帰宅後歩数計は18028カウントしてました。