さて、ピロリ菌が除菌されてるかどうかの検査です(この日も朝食抜きでした)
先に呼吸器外科外来に行ってレントゲンを撮ります(これは、肺がん除去手術の定期的経過観察)
「まず、心配ないね、肺はきれいよ、今日は、ピロリ菌の検査結果もあるんやったね、除菌されてたら、胃薬もう出さんでもようなるからね、外科に行って、外科の方にはこっちから連絡しとくし」
外科外来に行って、もう一度袋に息を吹き込んで・・・・・
の検査をやります。
「1週間後に来て下さい、今日の検査結果が出ます、除菌されてるといいのにね」と看護師さん
1週間後に外科外来へ
「ほら、ここにマイナスとなってるでしょ、ピロリ菌は除菌されましたよ、良かったね、食欲が出てきましたか?」
「あんまり、意識してませんけど・・・」
「ピロリ菌が除菌されたら胃の壁が一皮剥けたみたいやと、皆さんおっしゃいますよ、そこで、注意をしなきゃならんのが、食べ過ぎないようにしないとあきませんねんわ、食べ過ぎると胃酸が出過ぎて、食道炎になる可能性が高うなりますねん、そうなると、これまたやっかいですねんわ」
「食に関してはどちらかというと、細いほうですよってに、食べ過ぎることはないと思います、でも、気ぃつけなあきませんね」
さっそく友人にメールで報告
ピロリ菌除去治療でマイナスになりました。
お医者さんが「食欲が増して、胃酸が増え胸やけがおきて、食道炎になったりしたら心配だから・・・」と、おっしゃいました。
返事には
これは除菌の薬を飲み終えてすぐに心配しなければならないことだったんですが、脇腹に段ボールが入ったような違和感があったとかで、あまり食欲も無い時期と重なって、ちょうどうまくいったんですね。
もう1ヶ月も経って、体も新しい状況に慣れていますから、心配無いですよ。
【おまけ】
ピロリ菌って?
ピロリ菌は胃の中に好んで住みつき、胃の壁を傷つける細菌で、1980年代に発見されました。
胃の中は強い酸性で細菌は住むことができないと思われていましたが、ピロリ菌は自ら住みやすい環境をつくりだして生息しています。
胃・十二指腸潰瘍の多くの人にピロリ菌の感染が認められています。
胃・十二指腸潰瘍は再発を繰り返す病気で、抗潰瘍薬(酸分泌抑制薬)を長期にわたって飲み続けなければなりませんが、ピロリ菌を除去すると再発が著しく減少することが報告されています。
ピロリ菌の感染経路はまだはっきりとはしていません。
感染したからといって、胃・十二指腸潰瘍が必ず発症するわけではありません。
しかし、感染した人はほとんどの人に胃炎が起こります。
除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中に住み続け、慢性的に炎症が続きます(慢性胃炎)
慢性胃炎で一生を終える人がほとんどですが、ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍を起こしやすい下地を作ってしまうわけです。
慢性胃炎では、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレス、塩分の多い食事、発がん物質などなどからの攻撃に無防備な状態となるからです。
もう一つ大事なこと
胃がんとも深い関わりがあることがわかってきました。
ピロリ菌の陽性例と陰性例に対して10年間の追跡調査を行ったところ、ピロリ菌陽性例では2.9%(1246例中36人)に胃がんが発見され、陰性例では胃がんが認められなかったという報告があります。
★検査を受けたほうがよい人
①胃・十二指腸潰瘍の経験がある人、また、再発を繰り返している人
②胃がんを内視鏡を用いて切除した人
胃・十二指腸潰瘍と診断されている方は、かかりつけの医療機関で、健康保険で検査を受けられます。
その他の人は、人間ドックや検診などで希望すれば、自費で検査を受けられます。
以上です
『健康な胃を取り戻そう!~ピロリ菌を徹底解明~』参照
霜の華
2008.12.7 散歩道で
先に呼吸器外科外来に行ってレントゲンを撮ります(これは、肺がん除去手術の定期的経過観察)
「まず、心配ないね、肺はきれいよ、今日は、ピロリ菌の検査結果もあるんやったね、除菌されてたら、胃薬もう出さんでもようなるからね、外科に行って、外科の方にはこっちから連絡しとくし」
外科外来に行って、もう一度袋に息を吹き込んで・・・・・
の検査をやります。
「1週間後に来て下さい、今日の検査結果が出ます、除菌されてるといいのにね」と看護師さん
1週間後に外科外来へ
「ほら、ここにマイナスとなってるでしょ、ピロリ菌は除菌されましたよ、良かったね、食欲が出てきましたか?」
「あんまり、意識してませんけど・・・」
「ピロリ菌が除菌されたら胃の壁が一皮剥けたみたいやと、皆さんおっしゃいますよ、そこで、注意をしなきゃならんのが、食べ過ぎないようにしないとあきませんねんわ、食べ過ぎると胃酸が出過ぎて、食道炎になる可能性が高うなりますねん、そうなると、これまたやっかいですねんわ」
「食に関してはどちらかというと、細いほうですよってに、食べ過ぎることはないと思います、でも、気ぃつけなあきませんね」
さっそく友人にメールで報告
ピロリ菌除去治療でマイナスになりました。
お医者さんが「食欲が増して、胃酸が増え胸やけがおきて、食道炎になったりしたら心配だから・・・」と、おっしゃいました。
返事には
これは除菌の薬を飲み終えてすぐに心配しなければならないことだったんですが、脇腹に段ボールが入ったような違和感があったとかで、あまり食欲も無い時期と重なって、ちょうどうまくいったんですね。
もう1ヶ月も経って、体も新しい状況に慣れていますから、心配無いですよ。
【おまけ】
ピロリ菌って?
ピロリ菌は胃の中に好んで住みつき、胃の壁を傷つける細菌で、1980年代に発見されました。
胃の中は強い酸性で細菌は住むことができないと思われていましたが、ピロリ菌は自ら住みやすい環境をつくりだして生息しています。
胃・十二指腸潰瘍の多くの人にピロリ菌の感染が認められています。
胃・十二指腸潰瘍は再発を繰り返す病気で、抗潰瘍薬(酸分泌抑制薬)を長期にわたって飲み続けなければなりませんが、ピロリ菌を除去すると再発が著しく減少することが報告されています。
ピロリ菌の感染経路はまだはっきりとはしていません。
感染したからといって、胃・十二指腸潰瘍が必ず発症するわけではありません。
しかし、感染した人はほとんどの人に胃炎が起こります。
除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中に住み続け、慢性的に炎症が続きます(慢性胃炎)
慢性胃炎で一生を終える人がほとんどですが、ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍を起こしやすい下地を作ってしまうわけです。
慢性胃炎では、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレス、塩分の多い食事、発がん物質などなどからの攻撃に無防備な状態となるからです。
もう一つ大事なこと
胃がんとも深い関わりがあることがわかってきました。
ピロリ菌の陽性例と陰性例に対して10年間の追跡調査を行ったところ、ピロリ菌陽性例では2.9%(1246例中36人)に胃がんが発見され、陰性例では胃がんが認められなかったという報告があります。
★検査を受けたほうがよい人
①胃・十二指腸潰瘍の経験がある人、また、再発を繰り返している人
②胃がんを内視鏡を用いて切除した人
胃・十二指腸潰瘍と診断されている方は、かかりつけの医療機関で、健康保険で検査を受けられます。
その他の人は、人間ドックや検診などで希望すれば、自費で検査を受けられます。
以上です
『健康な胃を取り戻そう!~ピロリ菌を徹底解明~』参照
霜の華
2008.12.7 散歩道で