朝日歌壇(毎週日曜日朝刊)の入選歌(選者は馬場あき子さん、高野公彦さん、佐佐木幸綱さん、永田和宏さん)より、戦争を詠んだ歌を、わんちゃんが独断で選り抜きを。
2025年 1/12 1/19 1/26
1月掲載より
高野公彦選
将来の夢と希望を問はれしに「大人になれたら」といふガザの子(新潟市)寺尾 正人
【評】大人になれることが先(ま)ず第一。
被害者も加害者も人 人類が自滅する日の核4千発(安中市)鬼形 輝雄
「好きだけど住みたくはない」と自(し)が国を言わねばならぬシリアの子供(観音寺市)篠原 俊則
馬場あき子選
日暮れても寒さしのぎてボール蹴る裸足のままのガザの子供ら(中津市)瀬口 美子
人生で一番良かったこと問われ「終戦」と言う百寿者あまた(久留米市)塚本 恭子
【評】百歳老人たちの歳月をかけた答えがすばらしい。
永田和宏選
「私はなぜここにいるのか」極寒のロシアの地を這う北朝鮮兵士(横浜市)森 秀人
冬の川両の手を真っ赤にして楮(こうぞ)剝(は)ぐ母風船爆弾とは知らず(豊田市)近藤 敬
朝日歌壇への投稿歌から選ばれる第41回朝日歌壇賞が決まりました。2024年の入選歌から選者4人が1首ずつ選びました。賞状と記念品が受賞者に贈られます。(わんちゃんはその中から戦争を詠んだ歌を選びました。)
高野公彦選
受賞より核廃絶を待ち望む被爆者の顔深き皺(しわ)よる (つくば市)山瀬佳代子
〈作者の言葉〉炊事をしながら思い出した。田中熙巳(てるみ)さんが、核をめぐる状況は今も厳しいと語ったこと。顔には長い年月が刻まれていたこと。核廃絶への願いを受けとめ、詠んだのだった。
【評】日本被団協の人々が待ち望むのはノーベル平和賞でなく、核兵器無き世界。
馬場あき子選
帰国して笑顔弾ける選手団こんな世代を戦地に送りし (塩尻市)原 田鶴子
〈作者の言葉〉まぶしいばかりのパリ五輪選手団の帰国が、丁度(ちょうど)、終戦の日前後だった事(こと)もあり、目の前にして、戦地に送られたのはこういう人達(ひとたち)だったんだと、改めて衝(つ)きつけられました。
【評】オリンピックを終えて帰国の選手たち。思えばこの世代を戦場に送ったのだ。
【ちょっと寄り道】
しんぶん赤旗日曜版 選者 久々湊盈子(くくみなとえいこ)
西暦では語りつくせぬ戦争は昭和で語る私怨をこめて(香川県)稲 孝子
【評】昭和という激動の時代。西暦では確かにそのニュアンスが伝わらないかも。
不発弾残っているぞ戦争は海の向こうの話ではない(埼玉県)飛田 かずみ
反戦を訴う短歌投稿すハガキの値上げ何するものぞ(宮崎県)黒木直行
ある日のお昼前、風邪もなくぽかぽかと良いお天気、庭の草抜き敢行。
ロウバイが咲いてる、カメラを取りにウチの中へ
ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科
👆ソシンロウバイの実(偽果:熟すると下部が裂け、種子が散布される果実))⇒ 種子、葉には毒性有り、要注意!
ロウバイはまるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
ロウバイの花は内側の花弁が茶褐色ですが、一般に出回っているのは、すべての花弁が黄色の、ソシンロウバイです。
なので、わんちゃんとこのロウバイはソシンロウバイといいます。
城陽にお庭中がソシンロウバイのお宅を訪ねたことがありました。こちら
2025年 1/12 1/19 1/26
1月掲載より
高野公彦選
将来の夢と希望を問はれしに「大人になれたら」といふガザの子(新潟市)寺尾 正人
【評】大人になれることが先(ま)ず第一。
被害者も加害者も人 人類が自滅する日の核4千発(安中市)鬼形 輝雄
「好きだけど住みたくはない」と自(し)が国を言わねばならぬシリアの子供(観音寺市)篠原 俊則
馬場あき子選
日暮れても寒さしのぎてボール蹴る裸足のままのガザの子供ら(中津市)瀬口 美子
人生で一番良かったこと問われ「終戦」と言う百寿者あまた(久留米市)塚本 恭子
【評】百歳老人たちの歳月をかけた答えがすばらしい。
永田和宏選
「私はなぜここにいるのか」極寒のロシアの地を這う北朝鮮兵士(横浜市)森 秀人
冬の川両の手を真っ赤にして楮(こうぞ)剝(は)ぐ母風船爆弾とは知らず(豊田市)近藤 敬
朝日歌壇への投稿歌から選ばれる第41回朝日歌壇賞が決まりました。2024年の入選歌から選者4人が1首ずつ選びました。賞状と記念品が受賞者に贈られます。(わんちゃんはその中から戦争を詠んだ歌を選びました。)
高野公彦選
受賞より核廃絶を待ち望む被爆者の顔深き皺(しわ)よる (つくば市)山瀬佳代子
〈作者の言葉〉炊事をしながら思い出した。田中熙巳(てるみ)さんが、核をめぐる状況は今も厳しいと語ったこと。顔には長い年月が刻まれていたこと。核廃絶への願いを受けとめ、詠んだのだった。
【評】日本被団協の人々が待ち望むのはノーベル平和賞でなく、核兵器無き世界。
馬場あき子選
帰国して笑顔弾ける選手団こんな世代を戦地に送りし (塩尻市)原 田鶴子
〈作者の言葉〉まぶしいばかりのパリ五輪選手団の帰国が、丁度(ちょうど)、終戦の日前後だった事(こと)もあり、目の前にして、戦地に送られたのはこういう人達(ひとたち)だったんだと、改めて衝(つ)きつけられました。
【評】オリンピックを終えて帰国の選手たち。思えばこの世代を戦場に送ったのだ。
【ちょっと寄り道】
しんぶん赤旗日曜版 選者 久々湊盈子(くくみなとえいこ)
西暦では語りつくせぬ戦争は昭和で語る私怨をこめて(香川県)稲 孝子
【評】昭和という激動の時代。西暦では確かにそのニュアンスが伝わらないかも。
不発弾残っているぞ戦争は海の向こうの話ではない(埼玉県)飛田 かずみ
反戦を訴う短歌投稿すハガキの値上げ何するものぞ(宮崎県)黒木直行
ある日のお昼前、風邪もなくぽかぽかと良いお天気、庭の草抜き敢行。
ロウバイが咲いてる、カメラを取りにウチの中へ
ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科
👆ソシンロウバイの実(偽果:熟すると下部が裂け、種子が散布される果実))⇒ 種子、葉には毒性有り、要注意!
ロウバイはまるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
ロウバイの花は内側の花弁が茶褐色ですが、一般に出回っているのは、すべての花弁が黄色の、ソシンロウバイです。
なので、わんちゃんとこのロウバイはソシンロウバイといいます。
城陽にお庭中がソシンロウバイのお宅を訪ねたことがありました。こちら