【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

紅葉狩り~常寂光寺・宝筐院~

2011-11-30 | 折々の花
近い将来での自分の死を予感している、家庭をもつ50代の男(渡哲也)と夫と死別した女(吉永小百合)が20年ぶりに偶然出会い、そこから始まった純愛物語。
大人の純愛を描いた、とてもいい映画でした。(製作年度: 1998年 )
顔まで真っ赤に染まりそうな、うつくしい紅葉のお寺で二人が散策するシーンが記憶に・・・残ってます。

原作を読んでみたいと思いました。
「時雨の記」中里恒子著、映画を観てすぐに読みました。

そのお寺が京都嵯峨野の「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」と、ずいぶんと後になってから知りました。


紅葉情報「常寂光寺」⇒見ごろ
と、夕刊に載ってました「よっしゃ、明日、行こう」
晩秋の嵯峨野に行ってまいりました。
「常寂光寺」に行きたかったのにはもう一つ理由がありました・・・

ここはどこ?スゴイ人並み、まるで、心ブラ(大阪の心斎橋をブラブラ歩く)をしているような混みこみ具合。

ま、いっか、京都は観光都市なんやシィ・・・






紅葉の様子に、ちょっとがっかり感(アップに耐えるモミジの葉っぱが無い!!)
がっかり感を引きずって、次なる目的寺「宝筐院」へ

「宝筐院」は釈迦堂(清凉寺)を右へ出て塀沿いに突き当りです
結婚して以来いつもこの「宝筐院」の前を通って釈迦堂の境内に位置する嵯峨薬師寺におまいりさせていただいてます
(住職さんにはいつもお世話になってます)
前を素通りしていた「宝筐院」が京都の中で知る人ぞ知る紅葉の隠れ名所、
だったんです、つい十数年前までは・・・
十数年前に一度訪れたことがありました。
境内には人も少なく、紅葉の様子は息をのむ凄さ・・・だった。

↓ 今年の紅葉・・・














今年の紅葉の様子は、ちょっぴりがっかり!
早いのか?と言えばそうでもないみたい、たとえ1週間2週間後に訪れたとしてもあの燃えるような紅葉の様子は期待できないってカンジ
「今年はどうも、そんなカンジですなぁ」と、紅葉の関係者さんは皆さんそうおっしゃってました。


「晩秋嵐山」   尼谷義雄

紅葉が錦を織っている
晩秋は深く濃く
夕日の炎が紅葉に燃え移り
嵐山は全山めらめらと燃え上がっている
人はみな点々として米粒よりも小さい
みな類焼して
夕闇せまる
渡月橋を
寒風に晒されて渡っている
川床の石を噛んで流れる
ラピスラズリの清流の飛沫が
天上へ向けて
レクイエムを
合唱している

↑ 道草さんよりいただきました。

「常寂光寺」に行きたかったもう一つの理由・・・
  ロウヤガキ(老爺柿)カキノキ科 

中国原産のカキの一種(渋柿)
本堂前に有りました。
ホオズキ位の大きさの実が生っていました。




絵手紙~2011年11月:年賀状を描く~

2011-11-27 | 絵手紙

干支の張り子:辰(龍)を描く

12月に入って年賀状はと言うと、ちょっとせわしないので・・・
龍なんて架空のモンだから、誰も見たこと無いんだから・・・
張り子の龍には皆さんのお好きな色で・・・
売ってるモンは意外と緑が多いんですよ、でも赤も可愛いですよ、墨も。

張り子への色付けは、
まず、鉛筆なんかで目・鼻・口と、ラインで下書きしておきます。
両手・両足・しっぽ・眉は金色が良いですね。
鱗も金色、顔彩の金色は薄いので水彩の金色を持ってきました、皆さんでどうぞお使いください
目は白目を残しましょう、目が大事ですよ。

麻紙(まし)ハガキに年賀状を描く

このハガキは滲みがドバッときてかすれているところが出やすいです。
割り箸で描いていただきます。
赤い和紙にピタッと描いても面白くないので、はみ出てかまいません。
(和紙は龍の型紙を置いて水切りをします、決して鋏で切らないように)
ポイントはお腹のところ白く残しておくこと。

絵手紙おみくじ


千代紙をハガキに貼り付けます
一方だけ開けておきます、そこからおみくじをたたんで入れておきます
中におみくじが入っているのが解るように言葉を添えてください。


【お知らせ】
カワセミに出合って写真を撮ってる様子をUさんが短歌に詠まれてます、追記させていただきました➱こちら


アスクレピアス(Asclepias) ガガイモ科

2011-11-24 | 折々の花~植物園~

京都府立植物園の北山門から入ってすぐのところに季節にふさわしい花壇がしつらえてあります。
辺り一帯は「北山ワイルドガーデン」と呼ばれています。

背丈の高い(わんちゃんよりもですよ)可愛い色(橙色)のお花が目につきました。

アスクレピアス(Asclepias) ガガイモ科


唐綿と呼ばれて幾年秋日和り(道草) 
↑ 道草さんアリガトウです。


アスクレピアスは北アメリカ、アフリカを中心に100種以上が分布しますが、その中でも花壇、鉢植え、切り花として栽培されている種は主に2~3種です。

アスクレピアス(Asclepias) は、ガガイモ科トウワタ属です。
和名をトウワタ(唐綿)と言い、外国から入り、種子に白い冠毛があり、綿毛に似ていることから付けれられました。

↑ アスクレピアスの種子:そよかぜさん提供

じぃ~~っと見ると、とても可愛いンです。

花びらがクルクルっと反ってますでしょ・・・

けど、この可愛いお花にもう一つの顔が、
根や全草に止血や殺虫効果がありますが、嘔吐、不整脈、心臓麻痺等の毒草ともなります・・・と。

↓ アスクレピアスの果実が見えてます

ふっと思ったんです
この果実は?0000の果実に似てるぞ・・・

ガガイモ科?
いつも散歩道でガガイモに出合うんですよ
そのガガイモの果実がぜひとも見たいといつも思ってたんです
でもね、いつも毎年、草刈りでその果実を観るには至らなくって“ザンネン”の繰り返しでした
けど、フェンスに絡まってたのを発見!
ガガイモ(蘿藦、鏡芋、芄蘭:Metaplexis japonica)ガガイモ科

毎日毎日そこの傍を通るたびに「うん!あるある」って。
はじめてガガイモの果実を観た時はビックリしました、噂では聞いてたんですけど・・・




「 あのぉ~ アスクレピアスのピアスはアクセサリーの?ですか?」
「アスクレピアスというのは昔のギリシャのお医者さんの名前 Aesculapius からきています。
“明日くれピアス”とアクセサリーをおねだりしているのではありませんよ。」

わぁ アミメアリが・・・

↑ 写真:そよかぜさん提供

植物生態園~野菊・カワセミ~

2011-11-21 | 折々の花~植物園~
金子園長さんと「季節を歩く」は午後1時出発です
コレに参加する日はいつも、午前中に植物園に出向き、植物生態園をウロウロしてます、わんちゃんです。

地下鉄北山駅から上がってすぐの京都府立植物園北山門から入ると植物生態園はすぐです。
秋です、菊です、生態園ではいろんな菊(野菊)に出合うことが出来ました
と、申しましても、その菊たちの茎にじかに名札が付けられてあったので、ようやっと、菊たちの名前が分かったというわんちゃんなんですよ・・・

シロヨメナ(白嫁菜)

白いヨメナという意味だが、 ヨメナのようにヨメナ属ではなく、ノコンギクなどと同じシオン属・・・
と、図鑑に載ってました。

ノコンギク(野紺菊)

名の由来:野に咲く紺色(?)の菊という意味.
特  性: 多年草、日当たりの良い山野に生える
ノコンギクによう似たのにヨメナがあります。
両者の違いについては ➱こちら

コンギク(紺菊)



野原などに自生するノコンギクの古くからの栽培品種です。
紫色がノコンギクよりも濃く、くっきりとしたイメージ。

サンインギク(山陰菊)

富山県から山口県にかけての日本海側と瀬戸内側 の山口県光市まで分布しています。

キクタニギク(菊渓菊



キクタニギク(別名 アワコガネギク:泡黄金菊)は、京都東山の菊渓の菊という意味です。

イナカギク (田舎菊)

別名:ヤマシロギク、 晩秋の山に咲く野菊です。

「荒地野菊」   津村信夫

川で溺れた少女のことは
もう誰も口にしなかつた

村の家の障子紙が白い
秋の日に
まるで 偶然のやうに美しい

少年が一人
哨兵のやうに道のべに立つてゐる

その午後から
火の山は退屈さうに煙をはき出した

少年は駆け出した
物影を見て駆け出した

野に光つたてゐるもの
ひともと揺れてゐるもの

荒地野菊 荒地野菊

↑道草さんからいただきました。
 
野菊たちとサヨナラして金子園長さんと「季節を歩く」 ➱こちら に参加して京都府立植物園菊花展を堪能しまして
「ちょっとお茶しよか?」と言うことになり、なからぎの森に・・・
池の傍の東屋でお茶してますと、大砲とまではいかないですが、立派なレンズを装着のカメラの放列
「何を狙ってはりますん?」と聞けば「カワセミでんねん」
「カワセミやてぇ」と聞き込みの結果を友達に言うと、
「いやぁ 私、カワセミ見たことないねん」
と、ざわざわしゃべっていると、
「ほら、あそこにカワセミが居りますやろ?」
「どこどこ?」
「ほらあそこ」
「ワッ!いるぅ」
シャ~ッと水面を、ちょうど小石を投げて小石が水面をトントントンと滑っていくようなあの状態、餌でもゲットしたんかいな?
「アッ!アッ!アッ!」状態のわんちゃん
小枝の先っちょに止まってる・・・
鳥撮り用のレンズにはかないませんが取りあえずカメラを向けてカワセミ撮りにトライ!!

「枝が被ってしもたな」って周りから聞こえてきました


「ねぇ、わんちゃん、枝被りって、鳥撮りさんたちの専門用語?」って友達が聞くんですよ。
「そうですね”枝被り”は枝や葉が写そうとするものの邪魔をすることで、この写真でもくちばしの枝が無い方がいいでしょ?
でもこれは”軽い枝被り”です」と、教えていただきました。

カワセミ(川蝉、翡翠、翡翆、魚狗)ブッポウソウ目カワセミ科

「カワセミと背景のカワセミを撮ろうとしている人の対比がおもしろい写真になりましたね、この写真なら枝被りは無いですね」
とも・・・

「豪華な菊も観れたしぃ、カワイイ野菊たちにも出合えたしぃ、初めてカワセミ観れたしぃ、ええ日やったわぁ」
「なんと、私は京都府立植物園って今日来たんは初めてやったんよ、ホンマに来て良かったわぁ」友達たちは大満足の様子でした。
やっぱりウレシイわんちゃんです。

追加記事(11月26日)
後日、Uさんから
Uさん:「短歌会でね、初めてカワセミに出合ったことを詠んで一首、提出したの、会の人たちからの感想をいただいたんだけど、いろんな角度からの見方があるのね、改めて勉強させていただいたわ・・・」
わんちゃん:「へぇ~そうなの、ぜひ、blogで紹介させて・・・」
Uさん:「拙い歌がこんな事になるとは・・・」
わんちゃん:「いえいえ、短歌を・・・となると、言葉の一つもうかんできません、のわんちゃんです、うらやまし~いです、ヨロシクです」


 *二方からレンズが狙うカワセミは枝の先にて水中狙う* 

  ↑ 短歌会に提出されたUさんの短歌です。

以下は短歌会でお仲間がこの短歌に寄せられた感想です。
(ちなみに短歌会のお仲間は写真はご覧になっておられないです)                      

Aさん  二方からなのでカワセミを撮っているのは2人でしょうか?
     作者もその内の1人かなと思います。

Bさん  レンズとカワセミと2つの視線があっておもしろいです。

Cさん  二方はどんな所か知りたいです。
     以前木津川でカワセミを見たけどとてもきれいでした。

先生   カワセミはきれいだけどめったに見られない鳥なので たぶん何人かの人がカメラを構えているのでしょう。
     人とカワセミの視線の違いが表わされていますね。


金子園長さんと「季節を歩く」

2011-11-18 | 折々の花~植物園~
11月13日(日)京都府立植物園「金子園長と季節を歩く」に行ってまいりました。



パンフレットの表紙には江戸後期の浮世絵画家・歌川国芳の浮世絵に描かれている 「百種接分菊(ひゃくしゅつぎわけぎく)」が載ってました。
八代将軍吉宗の時代に巣鴨・染井の植木屋今右衛門が作出したという、太い菊の台木に有名な菊を百種類も接ぎ木し、それぞれに花を咲かせた様子を描写してあります。
このころは菊に対して江戸中が盛り上がっていたみたいですね
大菊というのはだいたい18㎝といいますけど、そのころ1尺3寸。
1尺3寸といいますと、だいたい40㎝ですね、40㎝の菊を作って楽しんだという資料が残ってます、江戸時代から繋がっている菊を、もう一回見直したいなと言うことで今回は菊を選ばれたそうです。

世界に植物がだいたい30万種弱ある中で菊の仲間は2万3千種あります。
菊の仲間の一つとしてコスモスがあります

一つのコスモスを手に取られて、
「これは花の集まりで、周りにあるのが8枚で外側に見えてるのは花びら、基本的には花冠(かかん)って言います。」
それから、花冠、舌状花、筒状花と解説されてました。
「あっキレイやな」と思うばかりで花の構造となるとよう解りません・・・のわんちゃんなんですゴメンナサイ




菊花展の会場でのお話
菊については原産地が解ってないそうです。
中国から来たんじゃないかと言われていますがそうでもないみたいです。

京都府立植物園での菊花展は毎年10月20日~11月15日
11月2日に審査があります
11月2日に一番きれいなのが知事賞に選ばれます
10月31日までに鉢の入れ替えが出来るのですがそれ以降は入れ替えはダメ
11月1日に鉢を入れ替えたら失格・・・
賞のトップは知事賞
2位は京都園芸クラブ会長賞、
3位は京都府立植物園協力会会長賞
次に菊花連合会長賞、金賞、

大菊花壇(大菊3本仕立て

大菊とは頭花の直径18㎝以上、厚物(菊花が多弁で半球状に厚く咲くタイプ)の作り
一番手前が1m、ぐぐ~っと上がって行って1メートル70㎝ぐらいまで
横一列には同じ色を入れないこと、斜めに同じ色を入れる
鉢の置き間違いでこのルールから外れると減点されます。
二列目か三列目に管物(くだものと呼び、菊花が細い管状に咲いているもの)を入れる
気候的になかなか大変なところがあります、菊の成長が思いのままにならなかった場合、鉢の下にレンガを置いて高さを調節します、レンガ二段まではOK
高さ調節のためには鉢の下の土を掘って高さを低くする・・・と、いうのは減点
葉っぱの状態、枯れが入ってないか、病気が入ってないか、そういう葉っぱの状態も審査の対象になってます。
モチロン一つの枝から三本上がってます。

鉢の下を掘って低くしてあるのとか、鉢の下にレンガを置いてあるのとかご苦労の後が見受けられましたよ。
斜めに色が通ってないのがありました、こっちの色をあっちに移して・・・とか思うと高さが合わなくなってくるしぃ・・・みたいな、なかなか大変なんだなぁ・・・と感心しきりのわんちゃんでした。

福助花壇

福助人形に見立てた作り
鉢底から花のてっぺんまでを50㎝以下で栽培する最も背丈の低いもの
菊はどんどん成長するので草丈を抑えるために挿し芽時期を遅らせて8月に行います。
ちなみに背丈を高くするのが必要な3本仕立ては4月から5月にかけてが挿し芽時期となります。
異なった品種の5鉢を縦一列に並べる、厚物、管物を混ぜて使うことはしません。

嵯峨菊(七五三仕立て)

一鉢に三本を立て、草位は約2メートル、15花を頂部に7花、少し下って5花、更に下って3花を咲かせます。
(七五三仕立ての花数の位置に誤りがありましたので記事を訂正させていただきました)
奇数ですよね、偶数にしないのは人生は何事も割り切れないという仏教観からきているということだそうです。



小菊花壇(小菊盆栽仕立て)



小菊盆栽では、樹木の盆栽のように何十年もかけて樹形を作るわけじゃないけど、最低でも1年余りかかります、大菊栽培より手間と時間がかかるとか・・・


懸崖菊(懸崖仕立て)

長幹種の小菊を使い、摘心を繰り返すことで枝数を増やし、伸びた枝を枠に止めていく、摘心を繰り返すことで増える枝を止める作業は、定植後から8月末まで続くので、出来上がった作品は大変な時間と根気の結晶・・・ですよね。
ギネスブックには一本で4351個の花をつけたというのが載ってるそうです。

京都府立植物園園内の散策はまだまだ続きます


植物観察会~三重県上野森林公園~

2011-11-15 | 木津川市植物同好会
木津川市植物同好会の皆さんと10/23(日)に三重県上野森林公園➱こちらに行ってまいりました

前回の木津川市植物同好会の会報には
昨年同時期に訪れた時にはウメバチソウが見事でスイランも多くみられました。
センブリ、ホザキノミミカキグサ、リンドウ、ワレモコウなども期待できます。
と載ってました。
期待満々・・・の、わんちゃんです。

観察開始は入り口入って駐車場から右手の方へすぐのところの湿性植物園・・・
特に植栽されたものじゃなくって、この辺りに生えていたものを集めた・・・そうです。

黄色のスイランが群生してました
スイラン(水蘭).キク科




スイランという名前ですが、キク科なのに花を見る限りとても蘭には似てません。
細い葉がシュンランに似ており、水の多い場所に生えるのでこの名がついた・・・
京都府では絶滅危惧種に指定されています。

キセルアザミ(煙管薊)キク科




このお花はちょっと面白い、見ごろの頃は下向きに咲いてます、お花が終わるころには上を向いている・・・そうです。

リンドウ(竜胆)リンドウ科

「リンドウや!」
「リンドウ遠い・・・入って行きたいなぁ」
「ズボッとなりそうやねぇ」
「あぁ~もっと近くに居てくれたらなぁ」

居ましたねぇ・・・


ノリウツギ(糊空木)アジサイ科


「ノリウツギですね」
「ノリウツギですか?ここは湿地なんですけど」
「ノリウツギの生育立地はとにかく多様であり、林縁や草原、岩礫地、湿原にも生育するっていいますからねぇ」

サワギキョウ(沢桔梗)キキョウ科


サワギキョウはもう終わりがけでした、どのお花も先っちょに一つだけ残ってました。
じぃ~っと見ればミゾカクシに似てるなぁ~って
ミゾカクシ➱こちら
サワギキョウとミゾカクシはキキョウ科、ミゾカクシ属

ホザキノミミカキグサ(穂咲きの耳掻き草)タヌキモ科

ミミカキグサ(耳掻き草) タヌキモ科


お花の色こそ違いますが、どちらもお花の大きさは5mm弱の極小植物
どちらも地中に「捕虫のう」を付け、小動物(プランクトン)などを捕まえる食虫植物
この日は「捕虫のう」に小動物(プランクトン)がついてるところまでは観察してなかったです、
見たかったなぁ・・・

湿地を離れて園内を順番に植物観察
秋は赤い実や黒い実がいっぱい・・・

赤い実の中でヘビノボラズ
ヘビノボラズ (蛇登らず) メギ科

和名ヘビノボラズは葉っぱの付け根に鋭いトゲが4個ずつ生え、蛇も登れそうもないことに由来する。

赤い実=ミヤマガマズミ、コブシ、ソヨゴ、ウメモドキ、
黒い実=アオツヅラフジ、ザイフリボク、ナツハゼ、シオデ

ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

ツルリンドウに出合って写真を撮ってたらすぐそばに赤い実も・・・


センブリ(千振)リンドウ科

イシモチソウ(石持草)モウセンゴケ科

写真をじぃ~~っと見てたらモウセンゴケとソックリさん??。
ナワシログミ(苗代茱萸)グミ科


良い香りの花をいっぱいに付けていた、
今頃花が咲いて苗代(なわしろ)を作る頃に赤く熟すので「ナワシログミ」と呼ばれる。5月には熟して食用に出来る、そうです。

そしていよいよ
ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科

ウメバチソウの表情あれもこれも、








「秋」   八木重吉

こころがたかぶつてくる
わたしが花のそばへいつて咲けといへば
花がひらくとおもわれてくる

↑ 道草さんからいただきました



三重県立上野森林公園の園内はとても広いです、まだまだ見て回りたかったのですが・・・
「季節を変えてまた来たいね」とちょこっと名残惜しげなわんちゃんたちでした。

秋櫻の頃

2011-11-12 | 折々の花
10月のある日のことでした、ちょっと用事があって車を走らせていると
「コスモスまつり」という幟が・・・(コスモスは何処に??)
う~ん、用事が終わってから帰りしなに寄ってみよかなぁ

木津のR24から東に入ってR163に抜ける道のちょっと入った田んぼ一面がコスモス畑になってました
「もうコスモスは終わりかけやなぁ」とか言いながら
「キレイなコスモスは?なかなか無いなぁ」とも言いながら
コスモス祭りなのに、もう誰もいないコスモス畑で・・・
夕暮れ間近なひととき、飽きもしないで撮ってました。


向こうの山のてっぺんに見える鉄塔群は生駒山

こんな看板が立ってました


狛山に鳴くほととぎす泉河渡りを遠みここに通はず 
(万葉集巻6-1058)


【通釈】
対岸の狛山で鳴く時鳥は、泉川の川幅があまりに広いので、渡ることができず、こちらへは通って来ない。

ここを流れる木津川は万葉歌では「泉川(いずみがわ)」「泉の川(いずみのかわ)」または「泉河(いずみがわ)」として登場しています。
大和の野には見られない雄大な水景は万葉びとに愛でられ、幾つもの歌の題材となってます。
時代が遷(うつ)ったのちも歌枕として残り、百人一首にも歌われています。
ここは奈良を中心に考えると「山の背」となるため山背(やましろ)の名が発生し、のち京都の国名となる「山城」の起源となったのです。

この日撮ったコスモスたちの表情あれもこれも・・・





















「こすもす」    八木重吉

こすもすはやさしいうでをのばしている
そのひとつひとつのうでのさきには
ひとのこころをなごむるものをもっている
やわらかなあきぞらのもとにうすももいろのまるいものらよ

↑ 道草さんよりいただきました。

あした咲く(希望の)お花たち






こんな歌に出合いました
あさみちゆき/秋櫻の頃



秋櫻の頃:あさみちゆき
作詞:高田ひろお 作曲:杉本真人 編曲:宮崎慎二

いくつかの盆が過ぎ いくつかの齢を取る
秋の日和の陽だまりのなかを
亡き父は縁側にいつも湯呑を置いていた
コスモスが咲いている 風がきて揺れている
そんな風情に目を細めながら
一服の茶を啜る静けさ好む父でした

取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
過ぎた昔を懐かしむように 湯呑を包む父の手を
おもいだします 今も今も・・・

こつこつと働いて愚痴さえもこぼさずに
妻を愛して子供を愛して ささやかな人生を
ひたむきに生きた父だけど
手にとれば重たくて古びてる欠けている
茶渋のついた湯呑茶碗に
亡き父は何を思い 何を語っていたのでしょう

取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
揺れるコスモス慈しむような 静かな父のまなざしを
おもいだします 今も今も・・・


超(チョー)旬な、お野菜たち

2011-11-09 | 日記
「わんちゃん、祭りの時、芋(サトイモ)は買うたんか?」
「売切れてました」
「ほんなら枝豆(黒豆)は?」
「黒豆枝豆も売切れてました」
「今朝、掘りたてのイモがあるさかいウチにおいでよ、枝豆もあるしぃ」
「えっ!え~~良いんですかぁ・・・」
と、いただいたサトイモ(頭芋)です



黒豆枝豆



「この菜っ葉、何か知ってる?」
「ほうれん草じゃないですよね、小松菜でもないみたいですね」
「ターサイっていう中国の菜っ葉やねん、テストケースでやってみたんやけど、食べてみて」
「コレッてごま油でちゃちゃっと炒めると美味しいんですよね?」
「そうやなぁ、油と合うで、それにコレ(大根)はおまけ」




と、Nさんから頂いたお野菜です。
おいっしそう

テレビを観ながらくつろぎ中の長男に
「枝豆もろてん」
「枝付きやなぁ、お父さん枝付き枝豆大好きやったなぁ・・・」
①豆をハサミで枝から切る時、さやの端をちょっとだけ切ってたね、
②枝豆をすり鉢に入れて塩を振り、すり鉢の壁にこするように何回もまぜて
③その間に大きな鍋に湯を沸かして
④豆を湯がくんやけど、柔らかくなり過ぎやんように、やったなぁ・・・
お父さんが丁寧にやってくれてたなぁ・・・

だいたいビールのおつまみの枝豆といえば冷凍から自然解凍していただく「そのまんま枝豆」のわんちゃんなんですよ・・・
久し振りに枝付き枝豆に出合ってテレビ観ぃ観ぃ長男がわんちゃんに替わって枝付き枝豆を①~④までやってくれましたよ。




その日の夜ご飯は餃子にビール、ぷりっぷりっの枝豆は相性ピッタリ。
Nさん、ごちそうさまで~す・・・

「かくれんぼ」   竹久夢二
 
豆の畑にみいさんと
ふたりかくれてまつてゐた。

とほくで鬼のよぶ声が
風のまにまにするけれど
ちらちらとぶは鳥の影。

まてどくらせど鬼はこず。
森のうへから月がでた。

↑ 道草さんからいただきました。



【おまけ】
サトイモのお花をNさんちの畑で撮ってましたね→こちら←

秋まつり

2011-11-06 | デジカメ紀行
毎年恒例の秋祭りが近づいてきました。子どもたちを中心にみんなで楽しみましょう。子どもみこしの巡行や、今年は昨年に引き続き、朝市も開催する直売所コーナーなど多彩な催しを行います。秋の一日ぜひご家族でお気軽にご参加ください。
(自治会ニュース)

このお祭りの目玉(わんちゃんが思うに・・・)は、おみこし巡行の後で大勢でいただく、お・で・ん。
自治会で男性役員は神社の方へ回り、おみこし巡行の段取り、女性役員はおでんの仕込み。それで、わんちゃんはおでんの方へ、
前日には前もって注文しておいたおでんの材料を引き取りに・・・
ごぼう天、煮込みちくわ、厚揚げ、こんにゃく、牛すじ、卵、三色串天など、プラス大根(地元で栽培の)

集会所の台所の真ん中に大きなテーブルがあります、女性役員7~8人で取り囲み、おでんの仕込み開始です。
さすが、人海戦術、150人分のおでんの仕込みが1時間足らず。
大広間にセットされたお鍋での煮込みが始まりました。




「朝市が始まりますよ~そっちの方はいったん置いとかれて、テントの方へどうぞ~」みんなほっといて外の方へ(おでんの見張り番は約1名)
ビオラ、パンジーが一つ60円、




お米【玄米】10㌔が2500円、前日か当日の朝に畑から直行のお野菜たち13種類。

9人の方々の力作揃いで~す。

10時から販売なんですが、もうたくさんの近所の顔見知りの方々が・・・
大きな袋にいっぱいお野菜買っても1000円でおつりがでたんですよ。


さぁ!お昼からは、おみこし巡行です。












「お祭り」    北原白秋

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
祭りだ、祭りだ。
背中に花笠、胸には腹掛、むこう鉢巻、そろいのはっぴで、
わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
神輿だ、神輿だ。
山椒は粒でも、ピリっと辛いぞ、これでも勇みの山王の氏子だ。
わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
真っ赤だ、真っ赤だ、夕やけ小やけだ。
しっかりかついだ。あしたも天気だ。
そら、もめ、もめ、もめ。わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
おいらの神輿だ。死んでも離すな。泣き虫ゃすっ飛べ。差上げて廻した。
もめ、もめ、もめ、もめ。わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
廻すぞ、廻すぞ、金魚屋にげろ、銀魚屋もにげろ。
ぶつかったってしらぬぞ。そら、どけ、どけ、どけ。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
子供の祭りだ、ちょうちんつけろ、御神燈つけろ、十五夜お月様まんまるだ。
わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
あの声どこだ。あの笛なんだ。
あっちも祭りだ。こっちも祭りだ。そら、もめ、もめ、もめ。
わっしょい、わっしょい。

わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい。
祭りだ、祭りだ。
山王の祭りだ。子供の祭りだ。お月様紅いぞ、御神燈も赤いぞ。
そら、もめ、もめ、もめ。
わっしょい、わっしょい。


↑ 道草さんからの贈りものです。








休憩所が2ケ所ありましてね、ジュースなどを振る舞うのです

わんちゃんたちがそっちに回ります。


おみこし巡行も無事終わり、おみこしは神社に帰って行きました

担ぎ手さんたちは集会所の大広間に集合
おでんの美味しいにおいが・・・

大広間の各テーブルには、缶ビール、チューハイ、ジュース類、お茶それに、おつまみ類も・・・
楽しい秋祭りの一日でした。


Happy Birthday !!!

2011-11-03 | 日記
!!お誕生日オメデトウ!!
「え~~えっえ~~」

なぁんかね、コロがね吠えるんよ、誰か来はったんかな?って・・・
ビックリしたわ~~誕生日の前日のことでした。


バースディカードと


押し花をあしらったメッセージ入りの額(プレゼンターの手作り)



マロングラッセ


マロングラッセと言えばBroken愛好家のわんちゃんです・・・
そんなわんちゃんにとっては壊れてないマロングラッセなんて、もうもうもう・・・

ふと考えると、主人が亡くなった歳より超えてたんです、主人にしたらもうちょっと生きていたかったやろになぁ・・・
だから、主人の分も元気でちょっとは長生きできたらなぁ・・・ってお誕生日が巡って来るたびに思うわんちゃんです。

「二度とない人生だから」 坂村真民

二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛を そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも 無心の耳を かたむけてゆこう
二度とない人生だから 一匹のこおろぎでも ふみころさないように こころしてゆこう
どんなにか よろこぶことだろう
二度とない人生だから 一ぺんでも多く 便りをしよう 返事は必ず 書くことにしよう
二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから つゆくさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い 足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから のぼる日 しずむ日 まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの 星々の光にふれて わがこころを あらいきよめてゆこう
二度とない人生だから 戦争のない世の 実現に努力し そういう詩を 一遍でも多く 作ってゆこう
わたしが死んだら あとをついでくれる 若い人たちのために この大願を 書きつづけてゆこう

↑ 道草さんよりいただきました。

お誕生日と言えば、
息子たちが子供のころは誕生日の定番は“餃子、食べ放題”
50~60個以上の餃子をせっせせっせと作った記憶があります。
息子たちが大人になってからはちょっと気取って普段は行かないレストラン??とか?
そういうこともありましたが・・・今はそうでもないですねぇ。

今年のわんちゃんの誕生日外食は
「久し振りにクルクル寿司に行きたいなぁ」
よくね、お皿の色によってお値段が違ってたりするのですが、今回おじゃましたのは、均一のお値段、すしネタのグレードは?
お皿に載ってるすしネタが一貫のところが半貫になってたりしてますねぇ・・・
カウンター席とテーブル席がコンベヤを挟んで設置されててお客さん同士が見えそうで見えないって・・・
欲しいすしネタが注文できるんです、注文したのが回ってきたので・・・
「お母さん、それはお母さんのじゃないよ」「えっ?何で?」
テーブルごとに色が決めてあって、その色と同じ台の上に載ったお寿司が注文したお寿司なんですね、もし、仮にわんちゃん一人でだったら、知らなかったし「えらい早うに回ってきたわね」とか思いながら・・・
途端に周りからブーイングの嵐・・・だったかも?
「アレ?お皿の色が違ってる?何で?」すぐに判明
サビ有りとサビ抜き、別に子供向けとかじゃなくってすしネタによってですねサビ抜きとかになってました。
「コンベヤ旋廻食事台」→「コンベヤ附調理食台」というそうですよ、すしネタが乗っかって回ってくるコンベヤのこと

お寿司屋さんでカウンターを挟んで板前さんとおしゃべりしながらいただくっていうのんね、結婚する前の遠い昔、父に連れて行ってもらって、ちょっぴりお酒も・・・
ちょっと大人になった気分に・・・という思い出があります