ジャガイモは、もちろん栽培していたが、何か印象が薄いというか弱い。
サツマイモや里芋にくらべ地味。
サラダを食べるようになってから、やっとジャガイモが思い浮かぶ。
「三度芋」とか「弘法芋」とか呼んで収穫し、ヘードラを担いで運搬していたが、
あのジャガイモを母は何の料理に使っていたのだろう?
「日本の伝統野菜」宮崎書店 板木弘明 2015年発行
じゃがいも
日本には、江戸時代にジャガタラ(今のインドネシアの首都ジャカルタ)からやって来たオランダ人によって伝わりました。
美しい花をつけるので、当初は見て楽しむための植物だったようです。
明治時代に、北海道の川田龍吉男爵という人がイギリスやアメリカから取り寄せたいもを作ったのがきっかけで、その後、北海道に栽培が広がりました。
日本ではじゃがいもの品種改良がさかんに行われています。
ポテトチップスなどの加工向け品種もたくさんあります。
「岡山の食風俗」 鶴藤鹿忠 岡山文庫 昭和52年発行
ジャガ薯
ジャガタライモともいう。
県内ではキンカ薯、弘法薯、二度薯、三度薯、ジャガ薯、馬鈴薯などという。
笠岡市吉田では主として弘法薯と呼んでいる。
春、秋の二季の他に初夏の候に一番多く収穫するが、種取り分といって秋にも収穫する。
主屋や納屋の土間隅などに、そのまま置いて保存していることが多い。
「鴨方町史民俗編」 鴨方町 昭和60年発行
ジャガイモ
キンカイモとかコウボウイモ・三度芋ともいう。
煮物にしたり、醤油飯とか五目飯に入れる。
「野菜まるごと辞典」 成美堂出版 2012年発行
ジャガイモ(馬鈴薯)
南米アンデスが原産。江戸時代初期オランダ人によって長崎に渡り、
「ジャガタライモ」と呼ばれました。
明治以降に栽培されるようになりました。
春先に出るのが新ジャガ。