ジョニー・ウィンター逝く

JOHNNY WINTER / CAPTURED LIVE!

７月１６日、１００万ドルのブルース・ギタリストこと、ジョニー・ウィンターが亡くなられたそうです。滞在中のスイス・チューリッヒのホテルで。享年７０歳。先ほどツイッターで知ったのですが、一瞬自分の目を疑いました。だって今年の４月に来日したばかりでしたからね。



６９年のデビュー以来、長きに渡って来日のかなわない大物アーティストだったジョニー・ウィンター。奇跡の初来日は２０１１年４月でした。もちろん私も観に行きました。あのZEPP東京での白熱のステージは既に伝説と化してますよね。「Hideaway」から始まり、「Good Morning Little School Girl」、「Got My Mojo Working」、「Johnny B. Goode」、「Bony Moronie」など、目の前であのジョニー・ウィンターがギターを弾きそして歌う、そのサウンドに体が震えました。極めつけはアンコールでスライドギターをびゅんびゅん唸らせた「Dust My Broom」と「Highway 61 Revisited」。感無量でしたね。あの時既に６７歳。観客達も数十年越しで生のジョニーに出会えた瞬間。それは熱狂的なヴァイヴに包まれた興奮の一夜でした。

そしてその翌年２０１２年にもJAPAN BLUES & SOUL CARNIVALのメイン・アクトとして来日。私も観に行きました。サニー・ランドレストとの共演によるツイン・スライドギターという嬉しいサプライズもありましたね。そして今年、３度目の来日がかないましたが、残念ながら私は観に行っていないんです…。

この調子で、毎年のように日本でライヴをやってくれるんじゃないかと、何となくそんな風に思っていました。もちろん、体調が悪いことは前々から言われていましたし、ステージに現れた年老いた容姿に随分心配になったりもしました。ですがギターを弾き始めればあれだけ熱いライヴを見せてくれるのです。まさか亡くなられるなんて…。

とても寂しいです。


それでも、その勇姿を日本のファンに何度も見せてくれて、夢を与えてくれてありがとうございました！

ジョニー・ウィンターさん、安らかに。