David Bowie / Blackstar
例の如く始まったグラミー賞ノミネート特集、第2回は『Best Rock Song』部門に注目。気になるノミネートは以下の5曲。(クリックするとYouTubeへ飛びます。)
David Bowie / Blackstar
Radiohead / Burn The Witch
Metallica / Hardwired
Twenty One Pilots / Heathens
Highly Suspect / My Name Is Human
こちらの部門はアーティストではなくソングライターに送られる賞なんですが、今年は5曲ともアーティストによる作曲の曲。本命は何と言ってもデヴィッド・ボウイでしょう。遺作となってしまったアルバム「Blackstar」からのタイトル曲「Blackstar」です。ダニー・マッキャスリン(sax)、ベン・モンダー(k)、マーク・ジュリアナ(ds)、ティム・ルフェーヴル(b)、ジェイソン・リンドナー(key)といったNYの新世代ジャズを牽引する精鋭達を起用した新たなボウイ世界。アルバムの冒頭を飾るこの曲は衝撃的な程格好良いですね。69歳の誕生日にリリースされたアルバム。そしてその翌々日に亡くなられたデヴィッド・ボウイ。新作のリリースが話題になっていた直後に彼の死がアナウンスされ、まさか?と驚いたことを昨日のことのように覚えています。慌ててこの新作を手に取り、9分超えの大作となるこの1曲目を聴いた瞬間からその世界にどっぷりとハマりました。おそろく、アルバムをレコーディングしているとき既に死を悟っていたのではないか?と思われるデヴィッド・ボウイの、これまで時代と共に歩んだ彼の変遷が辿り着いたある種、最後の境地。死を前にした生命力がジャズとロックの狭間で力強く脈打っています。
ちなみに今回、デヴィッド・ボウイは『Best Rock Song』部門の他、『Best Rock Performance』、『Best Alternative Music Album』、『Best Recording Package』、『Best Engineered Album, Non-Classical』の計5部門でノミネートされています。また72年リリースの名曲「Changes」が、今年、グラミーの殿堂入りを果たしました。
日本では今開催中の回顧展が話題になっているデヴィッド・ボウイ。2月にはダニー・マッキャスリンを中心にした「Blackstar」のバックを務めたジャズマン達の来日公演も予定されているなど、死してなお、その芸術性に花を咲かせるかのような影響力は、ロック界広しと言えど異質中の異質。グラミーでも唯一無比のその存在感を発揮してくれることでしょう。そう願っています。
さて、レディオヘッド、メタリカと言った強豪ひしめくこの部門、特にメタリカはスラッシュ然としててかなり格好良い! ですが対抗には敢えてトゥエンティ・ワン・パイロッツ の「Heathens」を。 実は私、2015年のフジロックで彼らのライヴを観て以来、かなりのファンでして、昨年は単独ライヴに足を運んだ程なのです。彼らも計5部門にノミネートされているので、今回の台風の目となる可能性もあったりで、大いに楽しみです!!
例の如く始まったグラミー賞ノミネート特集、第2回は『Best Rock Song』部門に注目。気になるノミネートは以下の5曲。(クリックするとYouTubeへ飛びます。)
David Bowie / Blackstar
Radiohead / Burn The Witch
Metallica / Hardwired
Twenty One Pilots / Heathens
Highly Suspect / My Name Is Human
こちらの部門はアーティストではなくソングライターに送られる賞なんですが、今年は5曲ともアーティストによる作曲の曲。本命は何と言ってもデヴィッド・ボウイでしょう。遺作となってしまったアルバム「Blackstar」からのタイトル曲「Blackstar」です。ダニー・マッキャスリン(sax)、ベン・モンダー(k)、マーク・ジュリアナ(ds)、ティム・ルフェーヴル(b)、ジェイソン・リンドナー(key)といったNYの新世代ジャズを牽引する精鋭達を起用した新たなボウイ世界。アルバムの冒頭を飾るこの曲は衝撃的な程格好良いですね。69歳の誕生日にリリースされたアルバム。そしてその翌々日に亡くなられたデヴィッド・ボウイ。新作のリリースが話題になっていた直後に彼の死がアナウンスされ、まさか?と驚いたことを昨日のことのように覚えています。慌ててこの新作を手に取り、9分超えの大作となるこの1曲目を聴いた瞬間からその世界にどっぷりとハマりました。おそろく、アルバムをレコーディングしているとき既に死を悟っていたのではないか?と思われるデヴィッド・ボウイの、これまで時代と共に歩んだ彼の変遷が辿り着いたある種、最後の境地。死を前にした生命力がジャズとロックの狭間で力強く脈打っています。
ちなみに今回、デヴィッド・ボウイは『Best Rock Song』部門の他、『Best Rock Performance』、『Best Alternative Music Album』、『Best Recording Package』、『Best Engineered Album, Non-Classical』の計5部門でノミネートされています。また72年リリースの名曲「Changes」が、今年、グラミーの殿堂入りを果たしました。
日本では今開催中の回顧展が話題になっているデヴィッド・ボウイ。2月にはダニー・マッキャスリンを中心にした「Blackstar」のバックを務めたジャズマン達の来日公演も予定されているなど、死してなお、その芸術性に花を咲かせるかのような影響力は、ロック界広しと言えど異質中の異質。グラミーでも唯一無比のその存在感を発揮してくれることでしょう。そう願っています。
さて、レディオヘッド、メタリカと言った強豪ひしめくこの部門、特にメタリカはスラッシュ然としててかなり格好良い! ですが対抗には敢えてトゥエンティ・ワン・パイロッツ の「Heathens」を。 実は私、2015年のフジロックで彼らのライヴを観て以来、かなりのファンでして、昨年は単独ライヴに足を運んだ程なのです。彼らも計5部門にノミネートされているので、今回の台風の目となる可能性もあったりで、大いに楽しみです!!