1月23日、スタックスなどメンフィス・ソウルで活躍した鍵盤奏者、マーヴェル・トーマスが亡くなられたそうです。享年75歳。父親にルーファス・トーマスを持ち、カーラ・トーマスの兄に当たる人です。60年末、エタ・ジャイムスの「TELL MAMA」、ウィルソン・ピケットの「HEY JUDE」でピアノ、オルガンを弾き、70年代以降はルーファス・トーマスやカーラ・トーマスはもちろん、デニス・ラサール、ソウル・チルドレン、ステイプル・シンガーズ、アルバート・キング、ウィリアム・ベル、サム&デイヴ、アーマ・トーマスなどなど、数々の作品に音色を残し、サザン・ソウルの屋台骨を支えた名プレイヤーでした。
また、アイザック・ヘイズの名盤「HOT BUTTERED SOUL」ではプロデューサーにも名を連ねています。
マーヴェル・トーマスさん、安らかに。
上の動画は、1993年のPorretta Soul Festival の映像。歌うは2014年に亡くなられたジェイムス・ゴヴァン。バックの中央でキーボードを弾き、Memphis All Star bandを率いているのがマーヴェル・トーマス。