10月5日、六本木ヒルズで開催中の「TOKYO SOUND EXPERIENCE」JAZZ ON THE HILL にて、オマール・ソーサ & ジリアン・カニサレスのライヴを観てまいりました。30分づつの2ステージ、堪能させて頂きました。
”鍵盤の魔術師”とも評されるアフロ・キューバン・ピアニスト、オマール・ソーサ。そしてハバナに生まれスイスをベースに活躍しているという新鋭女性ヴァイオリニストのジリアン・カニサレス。2人は今年コラボレーション作品をリリースしたばかり。オマール・ソーサの盟友パーカッション奏者グスターボ・バージェスを加えたトリオで登場。
まずスタイリッシュな衣装に身を包んだジリアン・カニサレスのモデル並みにすらっとした容姿に驚きましたね。アフロなのかカーリーなのかよく分からないフワッフワな髪型も格好良い!!オマール・ソーサの白い民族的な衣装との対比も面白い。彼女は身をくねらせ、スキャットしながらヴァイオリンを弾く。それはクラシカルでもあり、とてもジャジーでもあり、とてもエモーショナル。オマール・ソーサに向き合い、掛け合うように即興を重ねていく。オマール・ソーサは流石に魔術師の異名を取るだけあって、多彩なタッチでイメージ豊かな情景を描き出していく。そしてグスターボ・バージェスが様々なパーカッションを持ち替えながら、サウンドに抑揚を加えていく。
1stステージではコラボ作から「Duo de Aquas」や「Dos Bendiciones」などをやっていましたが、スタジオ録音とはまるで別物のようにイマジネイティヴな広がりを見せていく演奏に引き込まれましたね。ジリアン・カニサレスのスピリチュアルな歌声にも痺れました。3人の織りなす演奏は、リズムのニュアンスなど、とてもヴァリエーション豊かでしたが、どちらかと言えばメロウな印象。ですが、それが完全に覆されたのが2ndステージでした。
いきなりオマール・ソーサが激しい足踏みでリズムを取りながら登場。大地のリズムのような演出に客席から大きな手拍子が巻き起こるなか始まった2ndステージ。1stステージからギアを入れ替えたような灼熱のキューバン・グルーヴ。オマール・ソーサのピアノも華やかな音色で跳ねまくる、これぞキューバなタッチといった感じ。観客にサビを歌わせて、それをリズムにオマール・ソーサも前へ出てきてジリアン・カニサレスと一緒に踊ったり。
本編最後の曲ではグスターボ・バージェスがマラカスを振るんですけど。これがまた凄かったですね〜。マラカスであんなに多彩なリズムを生み出せるのか?っていう。中身の砂?をあんな風にコントロール出来るもんなんですね。振り方と言うか、テクニックと言うか、神業でしたね。ホント素晴らしかったです。もちろん、トリオとしての演奏も最高で、3人共まるで身体全体から音楽が溢れ出るかのようでした。そんな熱の入った演奏に会場も盛り上がる!
そしてアンコール。しっかり本編30分演ってのアンコールですからね。そんな本当のアンコールはキューバのリズムが強烈な、多分「El Churrero」という曲。観客達も立ち上がって踊り出す。最後はサビを大合唱。するとオマール・ソーサも前へ出てきて踊り出す。それに応えるように大きな手拍子。会場の盛り上がりも最高潮になった時、メンバー達は踊りながらステージを去っていきました。
いやはや、キューバの哀愁と、熱気溢れるグルーヴ。最高でした!!
2018 10.4 LIVE : OMAR SOSA & YILIAN CAÑIZARES 'AGUAS Trio' featuring GUSTAVO OVALLES
↑こちらは、この前日の10月4日に新宿 Brooklyn Parlorで行われたライヴの模様のようです。六本木ヒルズの2ndステージ本編最後にやったのは多分この曲。ジリアン・カニサレス、素敵ですよね? そしてグスターボ・バージェスのマラカス、凄いですよね〜。オマール・ソーサのピアノもキューバらしくて良いですね。3人ともテンション高くて素晴らしい。会場もとても良い雰囲気ですね。親密感があって。こっちも観たかったな~。
そしてこのトリオ、10月6日、7日はブルーノート東京でライヴがあるようです。
”鍵盤の魔術師”とも評されるアフロ・キューバン・ピアニスト、オマール・ソーサ。そしてハバナに生まれスイスをベースに活躍しているという新鋭女性ヴァイオリニストのジリアン・カニサレス。2人は今年コラボレーション作品をリリースしたばかり。オマール・ソーサの盟友パーカッション奏者グスターボ・バージェスを加えたトリオで登場。
まずスタイリッシュな衣装に身を包んだジリアン・カニサレスのモデル並みにすらっとした容姿に驚きましたね。アフロなのかカーリーなのかよく分からないフワッフワな髪型も格好良い!!オマール・ソーサの白い民族的な衣装との対比も面白い。彼女は身をくねらせ、スキャットしながらヴァイオリンを弾く。それはクラシカルでもあり、とてもジャジーでもあり、とてもエモーショナル。オマール・ソーサに向き合い、掛け合うように即興を重ねていく。オマール・ソーサは流石に魔術師の異名を取るだけあって、多彩なタッチでイメージ豊かな情景を描き出していく。そしてグスターボ・バージェスが様々なパーカッションを持ち替えながら、サウンドに抑揚を加えていく。
1stステージではコラボ作から「Duo de Aquas」や「Dos Bendiciones」などをやっていましたが、スタジオ録音とはまるで別物のようにイマジネイティヴな広がりを見せていく演奏に引き込まれましたね。ジリアン・カニサレスのスピリチュアルな歌声にも痺れました。3人の織りなす演奏は、リズムのニュアンスなど、とてもヴァリエーション豊かでしたが、どちらかと言えばメロウな印象。ですが、それが完全に覆されたのが2ndステージでした。
いきなりオマール・ソーサが激しい足踏みでリズムを取りながら登場。大地のリズムのような演出に客席から大きな手拍子が巻き起こるなか始まった2ndステージ。1stステージからギアを入れ替えたような灼熱のキューバン・グルーヴ。オマール・ソーサのピアノも華やかな音色で跳ねまくる、これぞキューバなタッチといった感じ。観客にサビを歌わせて、それをリズムにオマール・ソーサも前へ出てきてジリアン・カニサレスと一緒に踊ったり。
本編最後の曲ではグスターボ・バージェスがマラカスを振るんですけど。これがまた凄かったですね〜。マラカスであんなに多彩なリズムを生み出せるのか?っていう。中身の砂?をあんな風にコントロール出来るもんなんですね。振り方と言うか、テクニックと言うか、神業でしたね。ホント素晴らしかったです。もちろん、トリオとしての演奏も最高で、3人共まるで身体全体から音楽が溢れ出るかのようでした。そんな熱の入った演奏に会場も盛り上がる!
そしてアンコール。しっかり本編30分演ってのアンコールですからね。そんな本当のアンコールはキューバのリズムが強烈な、多分「El Churrero」という曲。観客達も立ち上がって踊り出す。最後はサビを大合唱。するとオマール・ソーサも前へ出てきて踊り出す。それに応えるように大きな手拍子。会場の盛り上がりも最高潮になった時、メンバー達は踊りながらステージを去っていきました。
いやはや、キューバの哀愁と、熱気溢れるグルーヴ。最高でした!!
2018 10.4 LIVE : OMAR SOSA & YILIAN CAÑIZARES 'AGUAS Trio' featuring GUSTAVO OVALLES
↑こちらは、この前日の10月4日に新宿 Brooklyn Parlorで行われたライヴの模様のようです。六本木ヒルズの2ndステージ本編最後にやったのは多分この曲。ジリアン・カニサレス、素敵ですよね? そしてグスターボ・バージェスのマラカス、凄いですよね〜。オマール・ソーサのピアノもキューバらしくて良いですね。3人ともテンション高くて素晴らしい。会場もとても良い雰囲気ですね。親密感があって。こっちも観たかったな~。
そしてこのトリオ、10月6日、7日はブルーノート東京でライヴがあるようです。