ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

WOWOWでサマーソニックを見た!

2018-10-10 18:20:43 | フェス、イベント
10月8日、WOWOWにて今年のサマーソニックの模様が放送されました。今年の放送は、メインステージであるマリンスタジアムはDAY1、DAY2、それぞれ2時間づつ。それに対して幕張メッセは、サマーソニック2日間にソニックマニアも併せて2時間という、かなり凝縮された放送でした。

まずはマリンスタジアム。こちらは1ステージを2時間づつですからたっぷりなんですけど、チャンス・ザ・ラッパーの放送は無し…。一番見たかったのに〜。これにはがっくりでしたね。まあ、私は現地で見れたからまだ良いですけど。

そしてヘッドライナーのノエル・ギャラガーとベックは流石のステージでしたね。彼らのステージ映像が流れた瞬間から、格の違いを見せつけられたよう。ノエル・ギャラガーの「Holy Mountain」は、まるでローリング・ストーンズの様で最高ですね。そしてお約束の「Don't Look Back In Anger」の大合唱。私もあの中に居たかったな〜。ってちなみにその頃私はビーチでカマシ・ワシントンを見てました。そして2日目のベック。なんか2年前のフジの時より若返ってません?動きにキレがありますよね。ファンキーな「Mixed Bizness」とかメッチャ格好良い。「Colors」とか新しい曲も凄く良い! ちなみに私、この頃はやっぱりビーチに居て、ジョージ・クリントンを見てました〜。

そうなんですよね〜、私、2日間ともメインはビーチだったんですよ。ですが今年はビーチの放送は無いみたいなんで、がっかりですけどね。


さて、幕張メッセです。こちらは2日分のマウンテン・ステージ、ソニック・ステージ、レインボーステージの3ステージを纏めて、しかもソニックマニアも突っ込んでの2時間ということで、かなり駆け足の放送でした。それでも当日見れなかったアーティストが結構見れたので良かったです。なかでもパラモアは良いですね。私はエモなパラモアよりポップなパラモアの方が好きなので。ヘイリー・ウィリアムスは凄いシンガーですね。生で観たかった〜。ポルトガル・ザ・マンとか、セイント・ヴィンセントも格好良かったですね。見れなかったと言えば、IAMDDBの放送が無かったのは残念でした。あと、ケレラはライヴもがっつり見たんですけど、あらためて映像で見ると、彼女の歌、トラック、ライティング、それら三位一体のまるでアートのような世界観が感じられて凄く良かったです。あとテーム・インパラも、レックス・オレンジ・カウンティも放送して欲しかったな〜。

そしてソニックマニア。ビーチの放送が無くても、ジョージ・クリントンはこちらで少し見れるかな?と期待していたのですが、ブレインフィーダー・ナイトは一切無視。そりゃあ無いですよ〜!!!私にとってはあれがソニマニのハイライトだったんですけどね〜。もちろんサンダーキャットもフライング・ロータスも放送無しでした。でもNINで一番好きな曲「Wish」が見れたのは嬉しかったです。あとマイブラね、テレビであれは凄いな!

って言いますか、メッセ2日間をソニマニも含めて2時間で、って言うのは流石に詰め込み過ぎですよね〜。もっとじっくり見させて欲しいな…。ちなみに邦楽勢が集まったレインボー・ステージの模様は10月13日(土)にMUSIC ON! TV で特集があるようです。







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BOKANTÉ @六本木ヒルズ

2018-10-10 00:04:22 | ワールド・ミュージック
10月1日から8日まで、J-WAVEの開局30周年を祝って六本木ヒルズにて開催された「J-WAVE 30th ANNIVERSARY FESTIVAL TOKYO SOUND EXPERIENCE」。六本木ヒルズアリーナと大屋根プラザの2カ所で、連日魅力的なフリーライヴが繰り広げられました。その最終日、10月8日には、大屋根プラザの「JAZZ ON THE HILL 」に、ボカンテが登場。この「JAZZ ON THE HILL はJ-WAVEと同じく30周年を迎えるブルーノート東京がコラボしたステージ。

この日、ボカンテは2ステージの出演だったんですけど、残念ながら私は所要があって、1stステージしか見れませんでした。ですが充分楽しませては頂きましたけどね。さて、このボカンテ、あのスナーキー・パピーのベーシストにして中心人物のマイケル・リーグによる別プロジェクトです。今回はブルーノート東京での公演のための来日で、そのメンバーは9人編成のようですが、この日は小さなステージでのフリーライヴということもあり、選抜6人で登場。

マイケル・リーグはベースではなく、11弦の民族楽器のようなギターを弾いていました。ベースを弾くのはルイス・ケイトー。この人は、ドラマーとしても一流なマルチミュージシャンで、ジョン・スコフィールド、マーカス・ミラー、ボビー・マクファーリン、ア・トライヴ・コールド・クエスト、タリブ・クウェリなどと仕事を来た人。もちろんスナーキー・パピーともセッションを重ねている。そんなルイス・ケイトーとリズム隊を組むのはスナーキーパピーのパーカッション奏者、小川慶太。ギタリストにスナーキー・パピーのクリス・マックイーン。そしてヴォーカリストには、スナーキー・パピーの「Family Dinner Vol.1」に参加し注目を集めたマリカ・ティロリエン。そして私のお目当て、と言っても良いラップ・スティールのルーズヴェルト・コリアーです。彼はセイクリッド・スティール出身で、2017年には、ビル・ウィザースのカヴァーライヴを演ったThe New Stew のメンバーとして来日もしています。

さて、そんな選抜ボカンテのステージ。最新作「WHAT HEAT」から「All The Way Home」、「Fanm」、「Chambre à Échos」を披露してくれました。「All The Way Home」も「Fanm」も、リズムやフィーリングなどどちらもアフリカ色が濃い印象。そこへルーズヴェルト・コリアーのブルージーなスティール・ギターが絡んでいく。ファンキーな「Fanm」はスティール・ギターのリフも含めて格好良かったですね〜。ワールド・ミュージック的な哀愁に、デルタ・ブルースっぽい魔力が滲むスローの「Chambre à Échos」も秀逸でした。私はルーズヴェルト・コリアーの目の前を陣取ってかぶりつきで見ていたんですけど、随所で見せるブルージーなフレーズに酔いしれました。カントリーな麗しさとは違う、ゴスペル・ルーツな黒いフィーリングが堪りませんでした。

ですが、このステージの主役はシンガーのマリカ・ティロリエンでしたね。クレオール~フランス語を駆使しするという彼女ですが、そのスピリチュアルな歌声が、彼らのサウンドをエモーショナルに彩っていました。特に「Chambre à Échos」の叙情的な歌唱には聴き惚れましたね。また雰囲気がチャーミングで、華やかでした。あと小川慶太さんを中心にしたリズムが良かったですね!この小川慶太さん、黒田卓也さんを中心にしたJ-Squadのメンバーでもあるんですよね。もっと聞きたかった〜!


あ〜、2ndも見たかったな〜。