BRANDON COLEMAN / RESISTANCE
カマシ・ワシントンの盟友ブランドン・コールマンによる、ブレインフィーダーからの最新ソロ作。思いのほかディスコ的でありながら、聴けば聴くほど黒い毒気が滲みてくる。特に低音ラインのうねりとか相当エグい! カマシはもちろん、ライアン・ポーター、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、パトリース・クインも参加。
Vicktor Taiwo / Joy Comes in Spirit
ナイジェリア出身のUKソウル、ヴィクター・タイウォ。雨後の筍のように出てくる新世代のオルタナティヴR&Bですが、この人は良い!先鋭の中にゴスペル的なスピリチュアルが溶け込んだ歌世界は、深遠なる万華鏡のよう。
THE INTERNET / HIVE MIND
通算4枚目となる、ジ・インターネットの新作。揺れるメロウネスに磨きをかけながらも、前作よりさらにバンド感が増していて良いですね〜。ライヴ感を感じさせる肉感的なグルーヴに、紅一点シド・ザ・キッドの歌声もいつになくセクシー。
KINTARO / COMMANDO EXISTENTIAL & UNIVERSAL EP
そして元ジ・インターネットの鍵盤奏者キンタローのデビューソロ作。こちらは日本企画の盤だそう。本名、ジャミール ・ブルーナー。サンダーキャット、ロナルド・ブルーナー・ジュニアを兄に持つブルーナー兄弟の末っ子。エレクトリックでズブズブな黒い先鋭サウンドに飲み込まれます。
Chris Dave And The Drumhedz / Chris Dave And The Drumhedz
ロバート・グラスパー、ディアンジェロのビートを支えてきた、現行最高法のドラマー、クリス・デイヴ。意外にもソロ作としてはこれが初作になるそう。まるで現行シーンの縮図のような豪華ゲストミュージシャンと共に、ジャズ、ヒップホップ、ファンクの狭間を変幻的なリズムで泳ぎ回る。
SEAN KHAN / PALMARES FANTASY
UKジャズの旗手ショーン・カーンが、ブラジルの鬼才レジェンド、エルメート・ パスコアールを招いて完成させた最新作。ショーン・カーンのサックスも快調なブラジリアンなソウル・ジャズ。スキャットを含むエルメート・ パスコアールの怪演も強烈。
EVERYTHING IS RECORDED BY RICHARD RUSSELL
XL Recordingsの総帥リチャード・ラッセルによるコラボ・プロジェク作品。デーモン・アルバーンはもちろん、サンファ、シド、イベイー、カマシ・ワシントン、さらにはマーク・ロンソンなどなど、レーベル周辺の多彩なアーティストが参加。リチャード・ラッセルが手掛けたボビー・ウーマックや、ギル・スコット・ヘロンの作品にも通じる異世界感に没頭させられます。
LEON BRIDGES / GOOD THING
新鮮なレトロ・ソウルでデビューし注目を浴びたリオン・ブリッジズですが、2作目でモダンに脱皮!! これが思いのほか格好良い! 艶やかな歌声がよりディープに響きます。
JOSE JAMES / LEAN ON ME
前作でダンサブルなエレクトリック・ソウルの新境地を見せたホセ・ジェイムズ。新作はビル・ウィザーズへのトリビュート作。前作からのR&B路線を引き継ぎつつ、ビターでブルージーな歌唱に聴き惚れます。