大分県立美術館で開催された
「OPAMのにんきもの」展へ行ってきました。
残念ながらこの日曜日で終わってしまいましたが、
私の行った土曜日は学芸員のギャラリートークがあり、作品の説明などしてくださいました。
OPAMのコレクションなので、
朝倉文夫、福田平八郎、宇治山哲平などお馴染みの顔ぶれでしたが、
教えていただいて初めて知ることもあり、
行ってよかったです。
これは、竹工芸で、
中臣一氏の「漣橋」(20.0×60.5×17.5)
別府市竹細工伝統産業会館蔵 作品です。
特別展示で「比君礼賛 おおいた竹ものがたり」
が同時開催されていて、
pick upアーチストとして中臣一氏の作品を見ることができ、ここだけは撮影も出来ました。
比君(しくん)礼賛といっても、なんのことやら意味もわからなかったのですが、
比君は竹の異称で、「なんぞ一日も此の君無かるべけんや」という中国の故事から、
竹が深く愛されたことに因る言葉だと知りました。
大分県は竹工芸で初めて人間国宝になった生野祥雲斎の出身地で、
OPAMの竹工芸作品は質・量ともに国内最大級のコレクションとして知られています。
そのため私たちも竹工芸を目にすることは多々あります。
これは中臣一氏の作品です。
少し意表をつかれましたか。
従来の竹工芸のイメージとは異なっているかと思います。
5ミリ程の竹が組み合わせられています。
「8祝ぐ.残影」という作品です。
(68.0×63.0×37.0)
既成概念からいくと、
変わった竹細工ということになるのでしょうか。
氏の作品は、海外で高い評価を受けているそうです。
私は竹の自然の色や肌や編み目が好きなので、
初めに見た「漣橋」の方が好みです。
🐅🐄🦌🐈🐇
このほかに「WHO ARE WE」
国立科学博物館収蔵庫コレクションも
別会場で見てきましたので、
それはまた明日にでもお伝えします。
こちらも面白かったです。