大分市美術館で開催中の

吉野山龍田川図屏風




桐鳳凰蒔絵硯箱


「永遠の日本美術」から、
撮影が可能でしたのでいくつか紹介します。
私が行った日(金曜日)も、
たくさんの方が来られていました。
二度目なので、好きな物をじっくりと見てきました。
まずは、

吉野山龍田川図屏風
狩野派 江戸時代前期(17世紀)
紙本着色屏風装
六曲一双
なんとも豪華な屏風でした。

吉野山の桜と龍田川の紅葉は、
古来より親しまれた伝統的な画題の一つで、

幕府の御用絵師狩野派の「瀟洒端麗」な画風です。
私などはため息と共に眺めるだけです。
もう一つ、これは、

随分狩野派とは趣が違いますが、
「松桜図屏風」 伝 俵屋宗達
江戸時代前期 六曲一双
夥しいまでの松の緑と、左上方の金地空間が、
他の屏風には見られない斬新で奇抜な構図です。

桐鳳凰蒔絵硯箱
木製漆塗
江戸時代初期

葵紋牡丹紋二葉葵唐草蒔絵茶碗台
江戸後期
天璋院篤姫の婚礼調度
最後にもう一つ、

歌川広重
名所江戸百景深川洲崎十万坪
荒涼とした雪景色と獲物を狙う鷲、
静と動の対比が見る者を魅了します。
一つ一つを調べながら書きましたが、
概要だけです。
会期は14日まで、まだ一週間あります。
お近くの方は是非、
素晴らしい日本美術を堪能できます。