思い出して、
とても古いスザニだけど、
久しぶりにオールドスザニを出して飾りました。
とても古いスザニだけど、
色も褪せているのだけど、
やっぱり素敵だと思います。
土台布はシルクで薄いのですが、
モチーフの花は、びっしりと密な刺繍で、
厚みがあります。
刺繍の仕方も針で刺す(ボスマステッチ)方法と、
鉤針みたいなもので引き上げるユルマ縫いがあるようですが、
このスザニは糸も太めで鉤針を使ったもののように思います。
いずれにせよ
一針一針の仕事であることには違いないです。
スザニは中央アジアの遊牧民の布です。
各家庭で作られ、壁掛けや、ベッドカバー、
座布団などに使われるそうです。
スザニというのはウズベク語で「刺繍」を意味し、
またその語源はペルシャ語で「針」を示す「スザン」に由来するとか、
なんだかより親近感が湧いてきます。
チクチクと針を動かして、長い時間をかけて作り出される布です。
その鮮やかな布が
遊牧民の生活を彩り豊かなものにしたのでしょうね。
私もスザニが大好きで、かなり夢中で集めた事があります。ウズベキスタンに行く旅行に参加申し込みしたことがありますが、治安情勢が悪い、ということで中止になってしまいました。
以前、東京の大倉美術館で、世界に15枚しかない
メダリオンのスザニを観に行った事があります。それはそれは素晴らしいスザニでした。
また、e-bayオークションで落札したスザニは、
畳み3畳位あり、全体の模様が好きで落札したのですが、なんとウズベキスタンから直接送られてきて、かび臭くて家族に嫌われて処分しました。
スザニには、いろいろな思い出があり、模様も刺繍の仕方(私はブハラコーティングステッチが好きです)色合いなど、やはり手刺繍の魅力と伝統的な模様の表す子孫繁栄、水の流れなどの意味合いが好き
です
おはようございます。
ebitenさんがスザニを好きなことは知っていましたが、思っていたのとレベルが違いました。
私はどれも知らないです。
持っているのも2枚だけですが、
もう一枚もオールドスザニです。
トルコからイーネオヤを取り寄せる際、見つけて買ったものです。
刺繍のやり方なども付け焼き刃で調べただけです。
ただ、私も人の手で作られたものが好きで、
民族に受け継がれてきた布に興味がわきます。